どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

おてがみちょうだい

2016年01月31日 | 絵本(日本)
   

       おてがみちょうだい/作:新沢 としひこ 絵:保手浜 孝/童心社/2011年初版

 

 ある日ウサギのピッチは 郵便屋さんのヤギのコージーおじさんについていきます。
 リスのコニーへは、お友達のレミーから
 タヌキのポーリーには、おばあちゃんから
 クマのジョージには、ふくろうのポッポさんからの手紙でした。

 手紙が欲しいなら、まず自分でかいてみるっていうのはどうだい?とコージーおじさんが言うので、ピッチはみんなに「あした遊びに来て」って手紙を書きます。その手紙を大急ぎで届けに行くコージーおじさん。
 次の日、コニー、ポーリー、ジョージがやってきて、楽しい時間を過ごします。

 次の日には、「きのうは楽しかった」よという3通のお手紙が届きます。


 年賀状などは別にして、手紙をかくことがほとんどなくなってきましたが、思わず誰かに書いてみたいと思わせます。

 悪筆なのでと弁解がましい理由をつけていますが、いくら悪筆であっても肉筆のもつあたたかさは、別ですね。

 郵便箱に思いもかけない人からの手紙が届いた時のドキドキ感。

 お礼の手紙であっても、絵手紙なんかだと嬉しさが増します。