ウォーキングはお休みしました。
昨日血圧を測ると上が130代だったので、
ウォーキングの効果はあると思うので、
もちろん、これからも続けていこうと思う。
今日紹介する曲は1845年生まれのフォーレの作品である。
彼の近代フランス音楽の中での位置づけというと難しい。
時代の時流に乗る一方で、それに完全に乗るわけではなく、
だからといって、保守的な手法にこだわるわけでもなく、
彼独自の世界をつくり出しており、その点ユニークである。
彼の作品の中心は、室内楽曲やピアノ曲であろうし、
素晴らしい作品には「レクイエム」があるが、
ここでは組曲「ペレアスとメリザンド」をとりあげよう。
この作品は、メーテルランクの同名の戯曲を英語に訳し、
ロンドンで上演する時にあわせて作曲されたものである。
あらすじは、架空の国アルモンドの王の孫ゴローが、
狩に出て道に迷ったところで、メリザンドに出会う。
メリザンドを城に連れて帰ったゴローは彼女を妻にする。
しかし、メリザンドはゴローの異父弟ペレアスと出会い、
今度はペレアスと愛し合うようになるが、
その現場を見たゴローはペレアスを刺し、
メリザンドはそのあとを追って自害するというものである。
第一曲の「前奏曲」は第一幕の情景を暗示し、
ゴローとメリザンドが出会う森の様子を描いている。
幻想的な感じで、ゆっくりと奏される主題が印象的だ。
後半で何度か鳴るホルンが狩の角笛を表現している。
第二曲の「糸を紡ぐ女」は、第3幕第一場「城の中の一室」で、
メリザンドが糸を紡ぐ情景が描写されている。
糸車の動きを模倣するヴァイオリンの音にあわせ、
管楽器が優雅なしかし明暗のついた旋律を吹いていく。
第三曲の「シチリア舞曲(シシリエンヌ)」は、
フルートの曲として単独で演奏される有名な曲である。
もともとはモリエールの「町人貴族」の付随音楽として
作曲されたようで、他の曲とは雰囲気の違う感じだ。
最初に登場するフルートによる旋律も印象的だが、
中間部の牧歌的な旋律もなかなかよく、
チェロがその旋律をサポートするように弾く部分がいい。
第四曲の「メリザンドの死」は沈鬱な感じで始まる。
ペレアスとメリザンドが愛し合うところにゴローが現れ、
ペレアスを殺してしまうという悲劇的な場面が描かれる。
葬送行進曲風な音楽が展開され、クライマックスに達し、
メリザンドの死を祈るかのように、静かに曲が終わる。
管弦楽曲としてはこの組曲はこの四曲で演奏されるが、
「メリザンドの歌」が、「糸を紡ぐ女」の次に入る。
気になるのは、その「メリザンドの歌」というのは、
どんな曲なのかなあということである。
なんて言ってるとまたCDを買いたくなってしまいそう。
だから、ここはがまん、がまん。
昨日血圧を測ると上が130代だったので、
ウォーキングの効果はあると思うので、
もちろん、これからも続けていこうと思う。
今日紹介する曲は1845年生まれのフォーレの作品である。
彼の近代フランス音楽の中での位置づけというと難しい。
時代の時流に乗る一方で、それに完全に乗るわけではなく、
だからといって、保守的な手法にこだわるわけでもなく、
彼独自の世界をつくり出しており、その点ユニークである。
彼の作品の中心は、室内楽曲やピアノ曲であろうし、
素晴らしい作品には「レクイエム」があるが、
ここでは組曲「ペレアスとメリザンド」をとりあげよう。
この作品は、メーテルランクの同名の戯曲を英語に訳し、
ロンドンで上演する時にあわせて作曲されたものである。
あらすじは、架空の国アルモンドの王の孫ゴローが、
狩に出て道に迷ったところで、メリザンドに出会う。
メリザンドを城に連れて帰ったゴローは彼女を妻にする。
しかし、メリザンドはゴローの異父弟ペレアスと出会い、
今度はペレアスと愛し合うようになるが、
その現場を見たゴローはペレアスを刺し、
メリザンドはそのあとを追って自害するというものである。
第一曲の「前奏曲」は第一幕の情景を暗示し、
ゴローとメリザンドが出会う森の様子を描いている。
幻想的な感じで、ゆっくりと奏される主題が印象的だ。
後半で何度か鳴るホルンが狩の角笛を表現している。
第二曲の「糸を紡ぐ女」は、第3幕第一場「城の中の一室」で、
メリザンドが糸を紡ぐ情景が描写されている。
糸車の動きを模倣するヴァイオリンの音にあわせ、
管楽器が優雅なしかし明暗のついた旋律を吹いていく。
第三曲の「シチリア舞曲(シシリエンヌ)」は、
フルートの曲として単独で演奏される有名な曲である。
もともとはモリエールの「町人貴族」の付随音楽として
作曲されたようで、他の曲とは雰囲気の違う感じだ。
最初に登場するフルートによる旋律も印象的だが、
中間部の牧歌的な旋律もなかなかよく、
チェロがその旋律をサポートするように弾く部分がいい。
第四曲の「メリザンドの死」は沈鬱な感じで始まる。
ペレアスとメリザンドが愛し合うところにゴローが現れ、
ペレアスを殺してしまうという悲劇的な場面が描かれる。
葬送行進曲風な音楽が展開され、クライマックスに達し、
メリザンドの死を祈るかのように、静かに曲が終わる。
管弦楽曲としてはこの組曲はこの四曲で演奏されるが、
「メリザンドの歌」が、「糸を紡ぐ女」の次に入る。
気になるのは、その「メリザンドの歌」というのは、
どんな曲なのかなあということである。
なんて言ってるとまたCDを買いたくなってしまいそう。
だから、ここはがまん、がまん。