昨日は小雨降る中、横浜駅から和田駅まで歩いた。
ハチャトゥリアンの組曲「ガイーヌ」を聴きながら、
歩いたのだが、和田町の商店街には8時半過ぎについたが、
多くの店はお休みのため、全体的にひっそりしていた。
1903年生まれのハチャトゥリアン(ハチャトリアン)は、
昨日とりあげた人物ミャスコフスキーに学んでいる。
グルジアの都市トビリシに生まれたアルメニア人である。
作品にはこの地域の民族音楽の影響を強く出ている。
昨日聴いたCDはASV盤のもので、チェクナヴォリアンが
アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したものである。
この盤での組曲「ガイーヌ(ガヤネー)」の曲目構成は、
「剣の舞」、「若い娘たちの踊り」、「山岳民族の踊り」、
「子守歌」、「レズギンカ」の5曲から成っている。
「剣の舞」は強烈な打楽器がきざむ強烈なリズムが、
なんといっても印象的な有名な曲である。
大げさといえばその通りだが、それがいい。
金管楽器がうなり、ストレス発散に十分な曲だ。
「若い娘たちの踊り」は短い曲であるが、
歯切れのいい、軽快で明るい曲である。
「子守歌」は個人的にはこの組曲の中で好きな曲で、
フルートで奏される主題がせつなく甘くいい。
この旋律は弦楽器にも引き継がれ、
フルートと絡み合いながら、夢見るような感じで終わる。
「山岳民族(クルド民族)の踊り」は、
冒頭から始まる打楽器が叩くリズムと、
金管楽器の悪魔のような演奏が印象的だ。
弦楽器が民族音楽的な旋律を奏しているのが特徴的で、
クルド族の戦闘的な勇ましい感じが描かれている。
「レズギンカ」は、小太鼓が軽快なリズムをたたき、
木管楽器が主題を奏し、金管楽器が鳴り響く。
気分爽快な曲で、最後盛り上がりをみせて終わる。
組曲「ガイーヌ」で私が持っているCDでは、
シルヴェストリがウィーン・フィルを指揮したものがあり、
「若い娘たちの踊り」、「子守歌」、
「剣の舞」の3曲が入っており、これはこれでいい演奏だ。
また、ハチャトゥリアン自身が指揮をしている演奏では、
ウィーン・フィルを指揮したスタジオ録音盤のものと、
ソビエト国立交響楽団を指揮したライブ盤がある。
前者は、「剣の舞」、「アイシャの目覚めと踊り」、
「レズギンカ」、「ガヤーネのアダージョ」、「ゴパック」が、
後者は、「アイシャの目覚めと踊り」、「ロシア人の踊り」、
「クルド族の踊り」、「レズギンカ」、「剣の舞」が
それぞれ5曲ずつ選ばれている。
2つとも「剣の舞」、「レズギンカ」はともかく、
「アイシャの目覚めと踊り」が入っている。
ハチャトゥリアン自身はこの曲が好きだったのか、
もちろんこの曲もメロディックで、いい曲である。
両者を比べると断然後者のライブ盤の方が、
ハチャメチャかもしれないけれど、演奏はいい。
チェクナヴォリアンが指揮する盤は、そのライブ盤に似て、
打楽器が軽い音がする小太鼓のように叩き、
さながらこの地域の民族音楽を聴いているようでいい。
「レズギンカ」では特にその感じがでていていい。
一方、組曲「仮面舞踏会」はその民族色がないが、
ロマンティックな曲で魅力ある曲である。
組曲「スパルタクス」については、ここでは一つだけ、
2曲目「情景とクロタルを持った踊り 」の踊りの部分が
「剣の舞」と非常に感じが似ているのでおもしろい。
リズムと展開がどこかで聴いた感じだなあと思ってしまう。
それにしても、「ガイーヌ」の物語の舞台は、
コルホーズ(集団農場)であるようだ。
ソ連という時代を感じさせる懐かしさである。
ハチャトゥリアンの組曲「ガイーヌ」を聴きながら、
歩いたのだが、和田町の商店街には8時半過ぎについたが、
多くの店はお休みのため、全体的にひっそりしていた。
1903年生まれのハチャトゥリアン(ハチャトリアン)は、
昨日とりあげた人物ミャスコフスキーに学んでいる。
グルジアの都市トビリシに生まれたアルメニア人である。
作品にはこの地域の民族音楽の影響を強く出ている。
昨日聴いたCDはASV盤のもので、チェクナヴォリアンが
アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したものである。
この盤での組曲「ガイーヌ(ガヤネー)」の曲目構成は、
「剣の舞」、「若い娘たちの踊り」、「山岳民族の踊り」、
「子守歌」、「レズギンカ」の5曲から成っている。
「剣の舞」は強烈な打楽器がきざむ強烈なリズムが、
なんといっても印象的な有名な曲である。
大げさといえばその通りだが、それがいい。
金管楽器がうなり、ストレス発散に十分な曲だ。
「若い娘たちの踊り」は短い曲であるが、
歯切れのいい、軽快で明るい曲である。
「子守歌」は個人的にはこの組曲の中で好きな曲で、
フルートで奏される主題がせつなく甘くいい。
この旋律は弦楽器にも引き継がれ、
フルートと絡み合いながら、夢見るような感じで終わる。
「山岳民族(クルド民族)の踊り」は、
冒頭から始まる打楽器が叩くリズムと、
金管楽器の悪魔のような演奏が印象的だ。
弦楽器が民族音楽的な旋律を奏しているのが特徴的で、
クルド族の戦闘的な勇ましい感じが描かれている。
「レズギンカ」は、小太鼓が軽快なリズムをたたき、
木管楽器が主題を奏し、金管楽器が鳴り響く。
気分爽快な曲で、最後盛り上がりをみせて終わる。
組曲「ガイーヌ」で私が持っているCDでは、
シルヴェストリがウィーン・フィルを指揮したものがあり、
「若い娘たちの踊り」、「子守歌」、
「剣の舞」の3曲が入っており、これはこれでいい演奏だ。
また、ハチャトゥリアン自身が指揮をしている演奏では、
ウィーン・フィルを指揮したスタジオ録音盤のものと、
ソビエト国立交響楽団を指揮したライブ盤がある。
前者は、「剣の舞」、「アイシャの目覚めと踊り」、
「レズギンカ」、「ガヤーネのアダージョ」、「ゴパック」が、
後者は、「アイシャの目覚めと踊り」、「ロシア人の踊り」、
「クルド族の踊り」、「レズギンカ」、「剣の舞」が
それぞれ5曲ずつ選ばれている。
2つとも「剣の舞」、「レズギンカ」はともかく、
「アイシャの目覚めと踊り」が入っている。
ハチャトゥリアン自身はこの曲が好きだったのか、
もちろんこの曲もメロディックで、いい曲である。
両者を比べると断然後者のライブ盤の方が、
ハチャメチャかもしれないけれど、演奏はいい。
チェクナヴォリアンが指揮する盤は、そのライブ盤に似て、
打楽器が軽い音がする小太鼓のように叩き、
さながらこの地域の民族音楽を聴いているようでいい。
「レズギンカ」では特にその感じがでていていい。
一方、組曲「仮面舞踏会」はその民族色がないが、
ロマンティックな曲で魅力ある曲である。
組曲「スパルタクス」については、ここでは一つだけ、
2曲目「情景とクロタルを持った踊り 」の踊りの部分が
「剣の舞」と非常に感じが似ているのでおもしろい。
リズムと展開がどこかで聴いた感じだなあと思ってしまう。
それにしても、「ガイーヌ」の物語の舞台は、
コルホーズ(集団農場)であるようだ。
ソ連という時代を感じさせる懐かしさである。