Mars&Jupiter

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コンピュータとの格闘、バルビエリの「ドン・キホーテ」、そしてセルバンテス

2007-10-09 06:48:08 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は、ウォーキングを休みました。
朝方から雨が激しく、午前中は歩けなかった。
午後はプリンタ・スキャナーの調子が悪いの解消しようと、
自宅のパソコンを再インストールする作業を始めたら、
これが大変長い時間を要し、一日がかりとなってしまい、
ウォーキングどころではなくなってしまった。
(ちょっとしたいいわけみたいだが)

今回は1823年スペイン生まれのバルビエリをとりあげる。
ほとんど知られていない作曲家である。
セルバンテスが没して130年以上過ぎた1861年
英文の解説によると、セルバンテスの命日4月23日に因み、
ドン・キホーテを扱った舞台作品が披露されることになった。
命日がシェークスピアの没した年月日と同じという話がよくある。
しかし、当時使用しているイギリスとスペインの暦が違うので、
亡くなったのは、実際には違う(5月3日)ということらしい。
この時上演された新しい舞台作品の脚本家は、
ベントゥーラ・デ・ラ・ヴェガだったが、
この時に舞台上の曲を任されたのが、バルビエリだったようだ。

第1曲オビリェホは管弦楽の伴奏にテノールの独唱がつく。
物悲しい短い曲で、それは歌詞の内容と一致している。
歌詞には「誰が私の幸せを壊すのか?」とあるし、
「私の悲しみを深くするのは誰だ?」というし、
それから「私の忍耐強さを試す奴は誰だ?」といい、
それぞれに「軽蔑」、「嫉妬」、「欠落」という言葉が入る。
悲しみの中にあって、それを癒すものはないなんていう。
短い曲ではあるが、歌詞の内容もあわせ寂しい曲である。

第2曲の舞曲は、文字通りの踊りの曲で、華やかな曲。
中間部ゆったりしたところがあったかと思うと、
激しい曲になったり、優雅な曲になったり、
しかし、スペイン民謡らしいところもある。
最後は華々しい終わり方である。
第3曲の終曲は堂々とした曲で、
合唱がそれをさらに支える感じで、颯爽と終わる。
何か物足りなさは感じるのだが、これもありかな。
コメント
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