Mars&Jupiter

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モーランの「仮面劇のための序曲」を聴きながら、横浜から和田町まで歩く

2007-10-26 09:18:07 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日も、横浜駅から和田町駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1894年生まれのモーランの曲。
彼は、アイルランド系の聖職者の息子として生まれ、
ノースフォークで育ち、RCM(王立音楽大学)で学んだようで、
第一次世界大戦前まではスタンフォードのもとで学び、
大戦後はジョン・アイルランドとともに
1915年から最初の民謡の収集を始めたようである。
そういう意味では、ヴォーン・ウィリアムズや、
パーシー・グラインジャーと同じように、
イギリス民謡の収集を行った作曲家世代に属するようである。

「仮面劇のための序曲」は1943年から44年にかけ作曲された。
第2次世界大戦中にウォルター・レッグによる協会に委嘱されたようで、
活気あふれるシンコペーションのリズムがみられ、
金管楽器が活躍し、華やかで勇ましい感じの曲でありながら、
モーランらしくしっかりイギリス民謡風の旋律も入っている。
モーランのような民謡などを使って曲を作るのは、
その当時にとっては時代遅れだったかもしれない。
無視されることがあったかもしれないが、
現在徐々に再評価されているのではないだろうか。
コメント
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