Mars&Jupiter

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コンスタント・ランバートの「哀愁のブルース」と「哀歌」を聴く

2010-09-17 06:15:38 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は夕方歩こうとしたところ大雨となったため、
ウォーキングはお休みすることにしました。
今回とりあげるのは1905年生まれのランバートの作品。
ロンドンで生まれた彼は、10歳の頃から作曲を始め、
王立音楽大学に入学し、ヴォーン・ウィリアムズに師事したようである。
ディアギレフの委嘱で「ロミオとジュリエット」の音楽を作曲し、
ジャズに影響を受けた作品も書いており、指揮者としても活動したようだ。
聴いたCDはアンソニー・ゴールドストーンのピアノ演奏によるもの。

「哀愁のブルース」は、1927年に作曲された小品である。
1927年から1931年の間は彼がジャズに影響を受けた時期で、
その時期に作曲されたこの曲も聴けば、いかにもブルースであり、
そのブルース風の音楽とクラシックの叙情的な音楽が交互に現れる。
フローレンス・ミルズというジャズ・シンガーから影響を受けたようだ。
「哀歌」は、ハリエット・コーエンというイギリスのピアニストのために
1938年に作曲された小品であるようだ。
レント・モルトで始まるこの曲は深い悲しみに満ちている。
繰り返される右手のオスティナート風の音型に、低音の旋律が絡み、
そのあととても重々しい音楽になり、最後低音が響く中、静かに終わる。
コメント
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