昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1891年生まれのブリスの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
色彩交響曲作品24(F.106)は、1921年から1922年の間に作曲された。
作曲者の出世作となるこの各品は、各楽章が紫、赤、青、緑という
色の特徴を管弦楽で表現しようとした意欲的な作品である。
聴いたCDはデーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮、
イギリス・ノーザン・フィルハーモニアの演奏による。
第一楽章パープル(アンダンテ・マエストーソ)は、
ゆったりとしたテンポで演奏が始まり、優雅な感じである。
この色は高貴さとか壮麗さや死を象徴するようで、
確かにそのようなイメージは伝わってくる。
イギリスらしい旋律に溢れ、弦楽器が奏でる旋律は美しい。
中間部管楽器同士が絡み合っていくところ牧歌風でいい。
悠然とした感じで、最後は静かに消え入るように終わる。
第二楽章レッド(アレグロ・ヴィヴァーチェ)は、
軽快なテンポで始まるスケルツォの楽章である。
この色には葡萄酒・酒宴や勇気もしくは魔術を象徴するようだ。
荒々しさは酒宴や勇気を表現しているような感じである。
この楽章にもイギリスらしさがみられ、金管楽器の低音の響きが心地よい。
最後の金管楽器によって華々しく終わるところもなかなかいい。
第三楽章ブルー(おだやかに、流れるように)は、
ゆったりとした弦楽器の伴奏の上にフルート・ソロが美しい旋律を奏で、
そこにオーボエなど管楽器も加わり、さわやかな感じである。
この色は深い水、空、忠義などやメランコリーなどを象徴するようで、
フルートやハープがゆったりと流れる川と青い空を感じさせ、
オーボエが牧歌風に奏し、イギリスの田園風景を想起させる。
弦楽器がテンポをあげ、ホルンなどが加わり、いったん盛り上がるが、
それは強い風が吹くきまぐれなイギリスの天気の様子を描写している感じでもある。
そのあとはおだやかなテンポで、牧歌風の美しい音楽が流れていく。
そのあと少しテンポをあげ、金管楽器がコラール風に旋律を奏でていく。
軽快なリズムだけが残り、オーボエやフルートなど木管楽器がからみ、
最後は弦楽器だけが残って静かに終わる。
第四楽章グリーン(モデラート)は、弦楽器の合奏中心に始まる。
この楽章は弦楽器と木管楽器による二重フーガで作られているようだ。
この色は青春や希望、勝利・春・幸福などを象徴する。
ゆったりとしたテンポで始まるこの曲には、若々しさが感じられる。
やがて木管楽器だけによる部分となり、ここからフーガが始まる。
軽快なテンポで展開しながら、金管楽器も加わっていき、
フランスのプーランクやミヨーを思わせるような明るい音楽になっていく。
ティンパニが加わり、荒々しいリズムが刻まれ、
金管楽器が加わり、盛り上がりをみせていき、
最後の終わり方はフィナーレらしく、堂々と終わる。
途中聴いたのは1891年生まれのブリスの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
色彩交響曲作品24(F.106)は、1921年から1922年の間に作曲された。
作曲者の出世作となるこの各品は、各楽章が紫、赤、青、緑という
色の特徴を管弦楽で表現しようとした意欲的な作品である。
聴いたCDはデーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮、
イギリス・ノーザン・フィルハーモニアの演奏による。
第一楽章パープル(アンダンテ・マエストーソ)は、
ゆったりとしたテンポで演奏が始まり、優雅な感じである。
この色は高貴さとか壮麗さや死を象徴するようで、
確かにそのようなイメージは伝わってくる。
イギリスらしい旋律に溢れ、弦楽器が奏でる旋律は美しい。
中間部管楽器同士が絡み合っていくところ牧歌風でいい。
悠然とした感じで、最後は静かに消え入るように終わる。
第二楽章レッド(アレグロ・ヴィヴァーチェ)は、
軽快なテンポで始まるスケルツォの楽章である。
この色には葡萄酒・酒宴や勇気もしくは魔術を象徴するようだ。
荒々しさは酒宴や勇気を表現しているような感じである。
この楽章にもイギリスらしさがみられ、金管楽器の低音の響きが心地よい。
最後の金管楽器によって華々しく終わるところもなかなかいい。
第三楽章ブルー(おだやかに、流れるように)は、
ゆったりとした弦楽器の伴奏の上にフルート・ソロが美しい旋律を奏で、
そこにオーボエなど管楽器も加わり、さわやかな感じである。
この色は深い水、空、忠義などやメランコリーなどを象徴するようで、
フルートやハープがゆったりと流れる川と青い空を感じさせ、
オーボエが牧歌風に奏し、イギリスの田園風景を想起させる。
弦楽器がテンポをあげ、ホルンなどが加わり、いったん盛り上がるが、
それは強い風が吹くきまぐれなイギリスの天気の様子を描写している感じでもある。
そのあとはおだやかなテンポで、牧歌風の美しい音楽が流れていく。
そのあと少しテンポをあげ、金管楽器がコラール風に旋律を奏でていく。
軽快なリズムだけが残り、オーボエやフルートなど木管楽器がからみ、
最後は弦楽器だけが残って静かに終わる。
第四楽章グリーン(モデラート)は、弦楽器の合奏中心に始まる。
この楽章は弦楽器と木管楽器による二重フーガで作られているようだ。
この色は青春や希望、勝利・春・幸福などを象徴する。
ゆったりとしたテンポで始まるこの曲には、若々しさが感じられる。
やがて木管楽器だけによる部分となり、ここからフーガが始まる。
軽快なテンポで展開しながら、金管楽器も加わっていき、
フランスのプーランクやミヨーを思わせるような明るい音楽になっていく。
ティンパニが加わり、荒々しいリズムが刻まれ、
金管楽器が加わり、盛り上がりをみせていき、
最後の終わり方はフィナーレらしく、堂々と終わる。