Mars&Jupiter

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サー・チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードの歌曲集「海の歌」作品91を聴き、三枚町から西谷まで

2010-09-16 06:14:38 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは1852年生まれのスタンフォードの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
歌曲集「海の歌~」作品91は1904年に作曲されたようだ。
バリトンと合唱と管弦楽のために作曲された作品である。
歌詞はイギリスの詩人ヘンリー・ニューボルトによるものである。
聴いたCDはジェラルド・フィンリーのバリトン、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団および合唱団の演奏、
リチャード・ヒコックス指揮によるものである。
第一曲「ドレイク提督の太鼓」(テンポ・ディ・マルチャ・モデラート)は、
テンポ・ディ・マルチャとあるように行進曲の速さで、軽快なテンポで始まる。
フィンリーの歌は表情豊かでいいし、それを支える管弦楽の伴奏もいい。
途中から合唱が入り、盛り上がりをみせ、最後は合唱と管弦楽が残って終わる。

第ニ曲「港を離れて」(アンダンテ・エスプレッシーヴォ)は、
おだやかなテンポでバリトンが歌い、合唱がそっと加わる。
管弦楽の伴奏はブラームスを思わせるように牧歌的で美しい。
第三曲「デヴォン、ああデヴォン、雨よ風よ」(アレグロ・モルト)は、
不安を感じさせるような弦の急がせるようなリズムに乗って、
バリトンが軽快に歌い、合唱もそれに加わり、盛り上がって終わる。
第四曲「家路」(アンダンテ・トランクィロ-ピュ・レント)は、
ホルンの吹奏にオーボエなど木管楽器が応え、牧歌的な雰囲気の中、
バリトンがゆったりと歌い始め、合唱も加わっていく。
最後は弦楽器とホルン・木管楽器が残りのどかな感じで終わる。
第五曲「オールド・スーパーブ号」(アレグロ・モルト-プレスト)は、
バリトンが軽快なテンポで歌い始め、楽しい感じの曲である。
合唱が加わり、最後は管弦楽によって盛り上がりをみせ、堂々と終わる。
コメント
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