Mars&Jupiter

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アリウス・サッリネンの室内楽1作品38を聴きながら、片倉町から和田町まで歩く

2010-09-07 05:41:33 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は片倉町から和田町まで歩きました。
炭やで飲んで帰ろうと思い、立ち寄ったのだが、
そこで出会った人とニルス・ゲーゼの話で盛り上がった。
ゲーゼという作曲家を知っている人自体少ないと思うが、
そんな話題がここでできるとは思わなかった。
こんな話で盛り上がることができる体験は楽しいものだ。
途中聴いたのは1935年生まれのサッリネンの作品。
フィンランドの作曲家である彼の略歴については以前触れたので省略する。
室内楽1作品38は1975年に作曲された。
聴いたCDはオッコ・カム指揮、
フィンランディア・シンフォニエッタの演奏によるもの。
単一楽章によるこの作品は、弦楽器による合奏で展開される。
弦楽器がそれぞれの旋律を繰り返しながら、ミニマリズム的に、
そしてポリフォニックな音楽を作り出していく。
やがて、ユニゾンによる主題的な旋律が現れ、
それを中心に再び、弦楽器同士が絡みあっていく。
絡み合う旋律によって盛り上がりをみせたあと、静まり、
チェロが優しく繰り返す音型の上で、
ヴァイオリンが穏やかな旋律を奏で、
最後は繰り返すリズムを奏でるチェロだけが残り静かに終わる。
コメント
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