Mars&Jupiter

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ヨーナス・コッコネンの「弦楽合奏のための音楽」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2010-09-03 05:19:48 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1921年生まれのコッコネンの作品である。
フィンランドの作曲家である彼の略歴は以前触れたので省略する。
弦楽合奏のための音楽は、1957年に作曲された。
聴いたCDはパーヴォ・ポホヨラ指揮、
エスボー市室内管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章モデラートは、ソナタ形式によっている。
瞑想的でシリアスな感じの弦の旋律で始まる。
その主題はそれぞれの弦によって繰り返される。
やがて6つの音型によるもう一つの主題が示され、
これが繰り返され、やがて変形されて展開されていく
緊張感のある音楽は、やがて盛り上がりをみせて、
クライマックスを築いて静まり、ゆったりとしたテンポとなり、
二つの主題が現れて最後は静かに終わる。

第二楽章スケルツォ:アレグロ・モデラートは、
軽快で流れるような旋律が奏されて始まる。
中間部のトリオは、ゆったりとし、対照的である。
やがて、最初の主題が少しずつ断片的に出てくる。
そしてテンポを速めながら、最初のスケルツォの主題が、
徐々に勢いをつけ、主題がユニゾンで奏され最後終わる。
第三楽章アダージョ・レリジオーソは、ゆったりと始まる。
叙情的な主題が、ヴァイオリンによって示され、
徐々に音楽は情熱的に盛り上がっていき、
感動的なクライマックスを築き、最後は静かに終わる。
第四楽章アレグロは、軽快な感じの旋律が奏されて始まる。
一気に駆け抜けていくように躍動感ある音楽である。
最後は行き詰るように緊張感をみせて、突然終わる。
コメント
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