Mars&Jupiter

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クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼの交響曲第1番ト短調を聴きながら、片倉町から横浜まで

2010-09-08 06:26:26 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日は片倉町から横浜駅まで歩きました。
グーグルのルート検索で徒歩の場合で表示される道を
今回は迷うことなく歩くことができたが、結局50分近くかかった。
アップダウンを繰り返すルートなのでこれだけかかるのだろう。
途中聴いたのは、1774年生まれのヴァイゼの作品である。
デンマークの作曲家である彼の略歴は以前触れたので省略する。
交響曲第1番ト短調DF117は、1795年に作曲された。
聴いたCDはミカエル・シェンヴァント指揮、
王立デンマーク管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・コン・スピリートは、ソナタ形式によるもので、
モーツアルトのト短調交響曲を思わせるように、
第一主題は強烈な印象を与える哀愁ただよう旋律である。
第二主題はフルートとファゴットで奏される叙情的な旋律。
短い展開部で各主題が変形されていくが、その手法もなかなかだ。
再現部では第一主題、第二主題の順で登場し、
最後は颯爽とした感じで終わる。

第二楽章メヌエットは、優雅で堂々とした感じの主題である。
時々第一楽章の影を感じさせるような旋律が出てくる。
中間部のトリオはフルートやホルンなど管楽器が活躍し、
のどかで牧歌風の旋律が奏でられてゆく。
再びメヌエットの主題が登場し、颯爽とした感じで終わる。
第三楽章アンダンテは、叙情的でメランコリックな主題が弦楽器に現れる。
一方で対照的な旋律がフルートやファゴットなどにより現れる。
これは、室内楽風で穏やかな明るい旋律である。
この二つの旋律が交互に現れ、最後は静かに終わる。
この楽章はヴァイゼらしい部分が現れている。
第四楽章ヴィヴァーチェは、ソナタ形式で書かれているようだ。
モーツアルトを思わせるように、軽快だが叙情的な第一主題が現れ、
対照的な明るい感じの第二主題も現れる。
短い展開部では各主題が変形され、再現部を経て、
最後は駆け抜けるように、颯爽とした感じで終わる。
コメント
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