Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

レノン・バークリーのクラリネット独奏のための3つの小品を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2010-09-10 05:45:08 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1903年生まれのバークリーの作品である。
彼の略歴は以前とりあげたので省略する。
今回からはイギリス編に入っていく。
クラリネット独奏のための3つの小品は、1939年に作曲された。
しかし、出版は1983年で作曲からだいぶ時間が経っている。
シア・キングというクラリネット奏者に献呈されたようだ。
聴いたCDはシャーマー・アンサンブルの演奏によるものである。

第一曲モデラートは、「ルバートのテンポで」とある。
テンポを自由にとりながら、技巧的な部分をみせていく。
おどけたような感じで始まるクラリネットの曲だが、
クラリネットの楽器の良さを発揮させている感じがする。
第二曲レントは、低音と高音を交互に使いながら、
変化をつけながら、ゆるやかなテンポで進めていく。
第三曲アレグロは、短い軽快な感じの曲で、
高度な演奏技巧をみせながら、駆け抜けるようにして終わる。
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ジャン・シベリウスの交響詩「伝説(エン・サガ)」作品9を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2010-09-09 05:38:54 | ジャン・シベリウスの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1865年生まれのシベリウスの作品である。
彼の略歴はあまりにも有名な人物なので省略する。
長く続いてきた北欧編もこのシベリウスの作品で終わりにしたい。
交響詩「伝説(エン・サガ)」作品9は、
ロベルト・カヤヌスの依頼を受け、
1892年に作曲され、のち1902年には改訂されている。
聴いたCDはアンタル・ドラティ指揮、
ロンドン交響楽団の演奏によるもので、
高校時代レコードでよく聴いていた盤である。

曲の冒頭はさざ波を思わせるような弦楽器の音に、
木管楽器がリズミカルに絡み、幻想的な感じで始まる。
木管楽器によってまず一つ目の民謡風の主題が現れ、
これを弦楽器が受け継ぎ、繰り返すうちに盛り上がりをみせ、
ティンパニの叩く音に続き、弦楽器により民謡風の旋律が現れ、
弦楽器にもう一つの勇ましい感じの旋律が現れる。
その旋律は金管楽器も奏で、華やかに盛り上がりをみせていく。
再びティンパニの強く叩く音に続き、
今まで登場したそれぞれの主旋律が繰り返されていく。
やがて弦楽器のみが再びさざ波のように音を繰り返し、
ヴァイオリン・ソロが哀愁のこもった旋律を奏で、
オーボエやフルートなども入り室内楽風の音楽となり、
徐々にテンポを速め、金管楽器が加わり勇ましい感じの音楽となる。
そして、盛り上がりをみせたあと、オーボエやクラリネットなどが、
静かに伴奏する弦楽器の上で、最初の旋律を繰り返して演奏し、
幻想的な世界を醸し出し、最後は弦楽器のみが残り静かに終わる。

なお、今回までとりあげた北欧編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。
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クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼの交響曲第1番ト短調を聴きながら、片倉町から横浜まで

2010-09-08 06:26:26 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日は片倉町から横浜駅まで歩きました。
グーグルのルート検索で徒歩の場合で表示される道を
今回は迷うことなく歩くことができたが、結局50分近くかかった。
アップダウンを繰り返すルートなのでこれだけかかるのだろう。
途中聴いたのは、1774年生まれのヴァイゼの作品である。
デンマークの作曲家である彼の略歴は以前触れたので省略する。
交響曲第1番ト短調DF117は、1795年に作曲された。
聴いたCDはミカエル・シェンヴァント指揮、
王立デンマーク管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・コン・スピリートは、ソナタ形式によるもので、
モーツアルトのト短調交響曲を思わせるように、
第一主題は強烈な印象を与える哀愁ただよう旋律である。
第二主題はフルートとファゴットで奏される叙情的な旋律。
短い展開部で各主題が変形されていくが、その手法もなかなかだ。
再現部では第一主題、第二主題の順で登場し、
最後は颯爽とした感じで終わる。

第二楽章メヌエットは、優雅で堂々とした感じの主題である。
時々第一楽章の影を感じさせるような旋律が出てくる。
中間部のトリオはフルートやホルンなど管楽器が活躍し、
のどかで牧歌風の旋律が奏でられてゆく。
再びメヌエットの主題が登場し、颯爽とした感じで終わる。
第三楽章アンダンテは、叙情的でメランコリックな主題が弦楽器に現れる。
一方で対照的な旋律がフルートやファゴットなどにより現れる。
これは、室内楽風で穏やかな明るい旋律である。
この二つの旋律が交互に現れ、最後は静かに終わる。
この楽章はヴァイゼらしい部分が現れている。
第四楽章ヴィヴァーチェは、ソナタ形式で書かれているようだ。
モーツアルトを思わせるように、軽快だが叙情的な第一主題が現れ、
対照的な明るい感じの第二主題も現れる。
短い展開部では各主題が変形され、再現部を経て、
最後は駆け抜けるように、颯爽とした感じで終わる。
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アリウス・サッリネンの室内楽1作品38を聴きながら、片倉町から和田町まで歩く

2010-09-07 05:41:33 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日は片倉町から和田町まで歩きました。
炭やで飲んで帰ろうと思い、立ち寄ったのだが、
そこで出会った人とニルス・ゲーゼの話で盛り上がった。
ゲーゼという作曲家を知っている人自体少ないと思うが、
そんな話題がここでできるとは思わなかった。
こんな話で盛り上がることができる体験は楽しいものだ。
途中聴いたのは1935年生まれのサッリネンの作品。
フィンランドの作曲家である彼の略歴については以前触れたので省略する。
室内楽1作品38は1975年に作曲された。
聴いたCDはオッコ・カム指揮、
フィンランディア・シンフォニエッタの演奏によるもの。
単一楽章によるこの作品は、弦楽器による合奏で展開される。
弦楽器がそれぞれの旋律を繰り返しながら、ミニマリズム的に、
そしてポリフォニックな音楽を作り出していく。
やがて、ユニゾンによる主題的な旋律が現れ、
それを中心に再び、弦楽器同士が絡みあっていく。
絡み合う旋律によって盛り上がりをみせたあと、静まり、
チェロが優しく繰り返す音型の上で、
ヴァイオリンが穏やかな旋律を奏で、
最後は繰り返すリズムを奏でるチェロだけが残り静かに終わる。
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ニルス・ゲーゼの交響曲第2番ホ長調作品10を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2010-09-06 05:45:35 | 古典~現代音楽デンマーク編
我が家のテレビがついに壊れ、スイッチをつけても音声しか出なくなった。
ついに地デジ対策かと思いながら、昨日はテレビを買いに行く。
その帰りに鶴ヶ峰駅で下車して、二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1817年生まれのゲーゼの作品である。
デンマークの作曲家である彼の略歴は以前触れたので省略する。
交響曲第2番ホ長調作品10は、1843年に作曲された。
聴いたCDはネーメ・ヤルヴィ指揮、
ストックホルム・シンフォニエッタの演奏によるもの。
第一楽章アンダンティーノ・クワジ・アレグレットは、
冒頭の序奏のホルンの吹奏がのどかでいいが、
それが終わり主部に入って弦楽器により奏される第一主題は、
軽快で明るく舞踏的でメンデルスゾーン風である。
これに対象的な少し暗く感傷的な感じの第二主題も現れる。
これらの主題が展開部で変形されながら扱われる。
再現部は各主題とともに序奏のホルンの吹奏も現れ、
最後は華やかに、そして堂々とした感じで終わる。
第二主題の方に北欧的な部分を感じさせる。

第二楽章アンダンテ・コン・モートは、
ホルンと弦楽器により叙情的な主題が奏され、
これが変奏曲風に扱われて展開されていく。
シューマンを思わせるような部分もあり、
中間部は金管楽器が活躍し堂々とした感じである。
再び主題が登場し、メランコリックな感じで最後静かに終わる。
第三楽章スケルツォ:モルト・アレグロは、
舞踏風の明るく軽快で流れるような旋律が最初現れ、
この感じはいかにもメンデルスゾーン風である。
対照的な牧歌風で木管楽器中心に活躍する旋律と交互に現れ、
最後は最初の主題が現れ、颯爽とした感じで終わる。
第四楽章フィナーレ:アレグロ・エネルジーコは、序奏で、
弦楽器と金管楽器により、前楽章の主題も現れる。
主部では堂々とし勇ましい感じの主題が登場し、
その主題が繰り返し登場し、変形されながら展開される。
最後は金管楽器とティンパニが活躍し、
華やかに、そして堂々とした感じで終わる。
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