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温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

タイ チェンマイ県ファーン郡 ファーン温泉 前編

2014年05月12日 | タイ
 
チェンマイから北上を続けてきた今回のタイ北部温泉めぐりですが、徐々にミャンマー国境へと近づいてまいりました。今回の記事ではミャンマーまで僅か数キロのところにあり、タイ屈指の地熱地帯でもあるファーン温泉を取り上げます。
ファーンの近郊から国道107号線のバイパスに入り、しばらく道なりに走っていますと、やがて沿道にファーン温泉を示す標識が現れますので、これに従い国境に聳える山に向かってどんどん進んでゆくと…


 
107号線から約7kmほどで、目の前に料金所が立ちはだかりました。ここから先はドイファーホムポック国立公園(Doi Pha Hom Pok National Park)のエリア内となりますので、入園料が必要になるわけですね。ご多分に漏れずこの公園でもタイ人料金と外国人料金が異なっており、外国人は100バーツなので、乗用車通行料の30バーツと合わせた130バーツちょうどを係員のおじさんに手渡した所、なぜか60バーツのお釣りが返されました。はじめは意味がわからなかったのですが、お釣りとともに手渡されたチケットの券面を見たところ、そこにはタイ人料金(40バーツ)がプリントされていました。なるほど、私が支払った130バーツから、タイ人料金40バーツと乗用車通行料30バーツを差し引いた60バーツが却ってきたわけか。ネットにアップされている他の方のタイ旅行記を拝読しておりますと、本来外国人料金が徴収されるべきところを、私と同じようにタイ人料金で入園できてしまったという経験を多くの方がなさっているようでして、係員によってはかなりいい加減であることが窺えます。ま、その適当で緩いのが東南アジアの良いところでもあるんですけどね。


 
料金所のおじさんはいい加減でしたが、広い園内はしっかりと整備されており、駐車場からこのモニュメント的なゲートを潜って、ステージ状の高台から前方を見晴らすと…


 
 
大皿のように中心部がちょっぴり低く窪んでいる広場が視界いっぱいに展開されました。実はこの広場の全体が温泉の源泉地帯なのであります。広場のあちこちでフツフツと音を立てながら高温の温泉が湧出しており、それらがいくつもの細い湯の沢を形成して、やがて合流して一本の川へと収束してゆきます。火山国の日本でこのような広場状になっている源泉地帯ですと、大抵は「地獄」と称されるようなガレ場であるケースが多いのですが、こちらの場合は緑豊かな湿地のような様相であり、まさか微細な沢を流れているのが熱湯だとは信じられませんが、実際に湧出ポイントに温度計を差し込んでみたところ、どこでも80℃以上、場所によっては90℃以上のほとんど沸騰に近い熱湯が湧き上がっていました。また温泉には少量の硫黄が含まれているらしく、湯気からはほのかに硫黄の香りが漂っており、お湯の流路上の石や泥は硫黄によって白く染まっていました。


非火山地域のタイ北部でなぜ高温のお湯が湧出するのか、面倒臭いことを後回しにする私の性格ゆえ拙ブログでは説明を避けておりましたが、ここで簡単に触れておきましょう。地球には主だった造山帯が2つあることは何となくご存知かと思います。造山運動という言葉や概念は、現在の学界ではあまり使わなくなった古い概念・用語なんだそうですが、ここでは敢えてその古い概念を用いて説明しますと、地球には環太平洋造山帯とアルプス・ヒマラヤ造山帯という2つの大きな造山活動があり、日本を含む環太平洋造山帯は火山活動が活発であるのに対し、アルプス・ヒマラヤ造山帯は褶曲(一定方向からの力が働いでグニャっと盛り上がること)による造山が見られ、インドプレートがユーラシアプレートに潜りこんでいるタイ北部やミャンマーなどではこの造山運動による褶曲を受けており、褶曲に伴う断裂運動が起こって、地形や地質に大きな影響を及ぼしています。つい先日(2014年5月6日)にはチェンライ県で観測史上最大級とされるマグニチュード6.0の地震が発生し、建物が崩壊したり国道の路盤が崩落したりと、大きな被害がもたさらされました。
こうした造山運動に伴って、ファーンの地下深いところでは高温の花崗岩が貫入しているのですが、空から降ってきた雨水が地表から徐々に地下深くへと浸透してこの高温の花崗岩の層へ接近すると、花崗岩の熱によって温められて温泉となり、垂直方向に伸びている断層を通ってお湯が噴き上がってくるというわけです。つまり縦方向に走っている断層が地下の熱水を運ぶパイプ役となっているわけでして、日本の火山帯のガレ場みたいに地表面そのものが熱いわけではないんですね。それゆえ源泉の広場は青々としていたわけです。また断層ということは帯水しやすい破砕帯を伴っているのでしょうから、お湯の通り道であるとともに貯湯槽のような役割も果たしているのでしょうね。なお、これと似たような原理で高温の温泉が湧出している箇所は日本でも見られ、具体的には兵庫県の湯村温泉や愛媛県の道後温泉などが挙げられます。いずれも地下の花崗岩で熱せられた水が断層を伝って地表へ湧出する非火山性の温泉であります。

では地下の花崗岩をアツアツにする熱源は何なのか…。まず考えられるのが花崗岩に含まれる放射性元素の崩壊熱であり、三朝温泉など日本の中国山地に見られる温泉群は崩壊熱を熱源とする温泉の典型例ですが、実際にタイ北部の花崗岩からは西日本で採取された花崗岩の3倍もの崩壊熱が測定されたそうでして、この熱がタイの温泉の主な熱源のひとつであることに違いないようです。またそればかりでなく、熱いマントル物質が上昇することによって花崗岩も数百度にまで熱せられ、この熱によって温泉が生み出されるという説もあり、論文によっては後者を強くプッシュしているものも見受けられます。タイの温泉はこの両者が熱源となっているようです。

なお温泉水中に含まれているトリチウム量の分析結果によれば、地中に滲み込んだ天水が熱せられて温泉となって再び地表に戻ってくる期間は、サンカムペーンで30年前後、ファーンに至ってはわずか2~5年なんだそうです。語弊を承知で申し上げれば、アルカリ性単純泉は、火山活動を受けず、また厚い堆積層が無い地域において、地下水が花崗岩など特定の性質を有した岩盤中を短時間で移動することによって生成される傾向にあるんだそうですから、まさのその条件にピッタリ当てはまるタイの各温泉が、みんな悉く成分の薄いアルカリ性単純泉(かそれに近い泉質)であるのは、理にかなっていると言えそうです。




 
ファーンはタイで初めての地熱発電設備が建設・稼働したところでもあり、現在でも公園の一角ではこのように地熱発電用の設備が見られます。たまたま入手した資料によれば、20年前の時点で最大300kWのバイナリーサイクル発電が行われていたようですが、現在はどんな状況になっているのでしょうか。高温の温泉熱が得られるとはいえ、せいぜい150℃ほどですから、一般的な地熱発電ではなく、低沸点媒体を使うバイナリーサイクルが採用されたのでしょうね。発電量もささやかなものかと思われます。



この源泉の広場では、一定時間ごと(約30分毎)に間欠泉が天高く噴き上がります。地熱発電の設備に近い位置で噴き上がっていたので、この間欠泉はおそらく人為的に管理されているのでしょうね。


 
広場の中央付近には沸騰泉が溜まっている小さな池があり、温泉タマゴが作れるようになっているので、私も売店でタマゴを購入して作ってみることにしました。温度を測ったら79.3℃もありましたよ。


 
売店で売っているタマゴのビニル袋には、ぶら下げられるように紐が付いているので便利です。売店のお姉さん曰く10分でOKとのことでしたので、きっかり10分でお湯から上げたところ、上画像のように程よく茹だった温泉卵ができあがり。タマゴの袋に入っていた塩をふりかけて食べたら、半熟でとっても美味かった!



源泉地帯の下流側には濁って淀んだ池があり、その畔には貸切個室風呂の小屋が並んでいましたが、今回の湯めぐりではあちこちで個室風呂に入っていているので、ここはパスして他のお風呂を探すことに。


 
個室風呂の池から更に下流側へ歩くと、今度はちょっとした岩壁が現れ、その下には人工的に岩を配置してつくられたプールらしきものが目に入ってきました。単なるプールなのか、はたまた露天風呂なのかはわかりませんが、訪問時にはすっかり空っぽでしたので、確かめようもなく、ただボンヤリと眺めるだけ…。



さて、ようやくお目当ての露天風呂ゾーンに辿り着きましたよ。
前置きが長くなってしまったので、どんなお風呂なのかは、次回記事でご紹介します。

後編に続く
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タイ チェンマイ県チャイプラーカーン郡 熱水塘温泉

2014年05月10日 | タイ
引き続き今回もタイの田舎に湧き出る温泉を訪れた際のレポートを取り上げてまいりますが、でもその前に、訳あって中国の近現代史について軽く触れてきましょう。1945年に日本が第二次大戦で敗北して中国大陸から撤退すると、今度は中国の国内で国民党と共産党が対立し、1949年まで国共内戦が繰り広げられるわけですが、結果的には毛沢東率いる共産党が中国大陸を制圧して、蒋介石の国民党は台湾へ逃れます。でも中国の雲南や四川あたりにいた国民党の人間たちは、遠く離れた台湾まで逃れることができずにタイやビルマ(ミャンマー)・ラオスなどへ散らばっていくこととなり、そこで大陸奪還を目指すべく反抗拠点を築くのですが、やがて現地の政府(特に共産国家となったビルマ)からも追い払われてしまい、更にタイなどへ逃げてゆきます。こうして現在タイの北部には国民党の落人の集落が点在するようになり、なかでもミャンマー国境付近のメーサローンは観光名所になっていますが、それ以外にも落人集落があり、今回取り上げるチャイプラーカーン郡の熱水塘村もそうした集落の一つです。名前が示すように、この村には温泉が湧いているんですね。温泉があって、しかも国民党の落人が暮らしているのですから、二重の意味で実に興味深く、今回の旅行では是非とも行ってみたい場所のひとつでした。しかしながら、こちらはメーサローンと違って観光地ではないので、ガイドブックに紹介されているはずは無く、ネットで検索してもどこにあるのかよくわかりません。事前に得られた数少ない情報によれば、国道107号を北上してチャイプラーカーン郡に入ると、やがて検問所が現れ、そこの丁字路を左に入って道なりに進めば辿り着ける、とのことでしたが、左に入って道なりに走っても、行けども行けどもそれらしき集落が見当たりません。



道に迷ったかと不安をおぼえてはじめたころ、検問所の丁字路からちょうど11kmの十字路に漢字の広告看板を発見! 走ってきた道に誤りは無かったんだ。ここまで来れば何とかなるだろう、そう思って安心し、看板が指し示す方向へと更に進みます。


 
やがて熱水塘村の中華風ゲートが現れました。屋根に吊り下がっている魔除けの赤い提灯がいかにも中華ですね。その下方には村名が記された碑が立てられており、タイ語や漢字表記の他、アルファベットで"Ban Mai Nong Bua"と書かれています。ということは、タイ語ではマイノーンブア村と称するんですね。ちなみに熱水塘とは、つまり熱い水の溜池という意味です(「塘」の字は一般的に「堤塘」というように堤防や築堤の意味で用いますが、堤で囲った池という意味もありますので、この場合は後者が相応しいでしょう)。



ゲートの下には村内の見取図が掲示されているのですが、こちらはタイ語オンリーなので何が説明されているかチンプンカンプン。しかも現在地がどこだかわかりません。実は「熱水塘村の温泉は水害に呑み込まれて消えた」という情報も得ていたので、温泉らしきものが描かれていないこの図を見た時には、せっかく村を探し当てたのに空振りで終わるのか、という不安を覚えたのですが、後日改めてこのマップをよく見たら、図の左端の中段にちゃんと後述する個室風呂が写真入りで載っていたことに気づきました。タイ語だから全然わかんなかったよぉ…。


 
ゲートを潜って道なりに進むと村の中心部となりました。タイの田舎だというのに、集落の建物は悉く漢字だらけで、ここは本当にタイなのか、実は台湾の山間部にワープしちゃったんじゃないかと疑わしくなるほどです。


 
一見するとごく普通の民家に見えるこの建物にも赤提灯がぶら下がっており、袖看板には「熱水塘青年会」と記されていました。そんな組織があるんですね。
さてこの集落の中心部をグルグルと回って温泉を探したのですが、それらしきものはちっとも見当たりません。しかも温泉の存在を示す案内看板すらありません。ネットで調べた情報によれば、お寺の傍に温泉があるとのことなのですが、少なくとも集落の中心部にはお寺もありません。そこで村の高台に登って、村全体を俯瞰したところ、メインストリートから左斜めにそれる道の先に、赤い屋根を戴く寺院らしき建物を発見。たまたまその高台付近の住民に中国語で「温泉在哪裡?」と訊いたら、やはりその人も私が見つけた赤い屋根の方を指さすではありませんか。ふと私の口から出た中国語がこの地で通じたことに驚きつつ、高台から下りてその赤い屋根へと向かいました。


 

赤い屋根を戴くこのお寺の名前は「観音寺」です。といっても決して香川県ではありませんよ。その名の通りご本尊は観世音菩薩なのでしょうね。本堂の右側には地母を祀る堂もありますから、中国人らしくここでは道教も信仰されているようです。


 
お寺の門前には巨大なガジュマルが茂っているのですが、ガジュマルの左側の斜面下を見ますと、そこには何やら怪しげな個室が並んでいるではありませんか。


 
ガジュマルの下が駐車場になっているので、そこに車を止め、大樹と反対側にある小屋で暇そうにしていたおじさんに「這裡有没有温泉?」と訊いたところ、おじさんは首を縦に振ってくれました。やったぁ! 遂に温泉を見つけたぞ! ここが熱水塘温泉(Mai Nong Bua Hot Spring)なのであります。


 
私が「多少銭?」と尋ねると、おじさんは「一百塊」と返してきます。こんな感じで会話がやりとりされたのですが、ここだけ聞いたら、タイではなく中華圏ですよね。年齢からしておじさんは中国から逃げてきた1世ではなく、その子の世代、つまり2世かと思われますが、いまでも子孫に対してはちゃんと母語を教えているんですから、語学を通じて奮励自強を促し、もしかしたら今でも密かに中国奪還を狙っているかもしれませんね(まさか…)。奪還は冗談にせよ、実際にこの村では今でも台湾の国民党から諸々の支援を受けているらしく、その証拠に村内の数ヶ所で「民国○○年 中華民国・・・」と彫られた碑や銘板を見かけました。

話を温泉に戻しますと、一百塊、つまり100バーツというちょっと高めの料金に、私は喉の奥に小骨が突き刺さったような不快感を覚えたのですが、でもやっと見つけた温泉に入れるのだからその位は気持ちよく払ってしまえ、という気持ちが背中を押したので、気づけば私の100バーツはおじさんに手渡されており、紙幣をポケットに突っ込んだおじさんは机の引き出しから鍵を取り出して「三號」と言って、案の定、ガジュマルの下に並んでいた個室へ行くよう指示しました。個室へ向かう通路には「吉祥」「六美」と大きく朱色の文字が浮かび上がっている門が立てられていました。吉祥はともかく、「六美」って6つの個室を指しているのかな?


 
「三號」つまり3号室には「菊花」という名前が付けられており、他の個室にも「牡丹」「百合」「玉蘭(ハクモクレン)」「荷花(ハスの花)」「桃花」というように、仏様が好みそうな花の名前が付けられております。小屋の周りにはイオウの匂いが漂っており、鼻をクンクン鳴らせてその匂いを嗅ぎながら南京錠を開けて中に入りますと、室内には浴槽がひとつ据えられ、壁はコンクリ打ちっぱなしで、床は木目の防水床材、水回りはライムグリーンに塗装されており、浴槽内はタイル貼りで、シャワーブースとの仕切りにはガラスブロックが用いられています。まだ竣工して間もないのか、どこもかしこも新品らしい輝きを放っていました。


  
個室内には無駄に広いシャワーブース(ぬるい水しか出ません)があったり、壁には扇風機が備え付けられていたりと、備品関係はそれなりに充実していました。また壁に沿って長い腰掛けも設けられているため、一息休憩したいときも、荷物をたんまり置きたいときでも、その腰掛けを使えば大丈夫。


 
入室時の浴槽は空っぽですので(つまり使用の度にお湯を張り直す)、まずはお湯のコックを開けて湯船にお湯を溜めます。吐出されるお湯の量は結構多いので、ものの数分で丁度良い嵩まで溜まりました。湯船にお湯を張るとこんな感じです。なんと乳白色に濁ったミルキーなお湯に入れるんですよ。その濁り方も比較的強く、槽内のステップが辛うじて見える程に濁っています。なお湯加減は日本人にはちょっと物足りないものでして、吐出口で38.8℃でしたから、湯船では37℃前後だったかと思いますが、常夏の地ですから、あまり熱い風呂は体に毒なわけで、寧ろこのくらいぬるい方が体への負担が少なくゆっくり入れますよ。ちなみに水素イオン濃度はpH7.7でした(つまり中性ですね)。



入浴してみました。湯船は1~2人サイズで、小屋の大きさの割に湯船は小ぶりです。でも深さは確保されており、肩までしっかり浸かることができました。お湯の見た目は灰白色のコロイド濁りで、透明度は30~40cmといったところ、湯の花らしきものは確認できませんでした。湯面からはタマゴ臭と砂消しゴム臭を足して2で割ったような硫化水素臭が漂い、湯口のお湯を口に含んでみると、タマゴ味と弱い苦味、そして石灰っぽい味が感じられました。もしかしたらカルシウムが多いのかもしれず、それゆえか、湯船に浸かって腕を撫でると、かなりギシギシと引っかかる感触が得られました。イオウの湯の香が温泉風情を高揚させてくれるとともに、37℃という不感温度帯に近い湯加減が私から時間感覚を奪い、気づけばかなり長湯してしまいました。なかなか良いお湯です。


 
6つの個室風呂の他、上画像のように大人数用の浴室も2室あり(男女別なのかも)、バルブを開けたらちゃんとお湯も出できました。でもこのプールのような大きい浴槽にお湯を溜めるには、一体どのくらいの時間を要することやら…。



奥には小川が左右に流れており、その対岸にも温泉関係の構造物がありましたので、川に架かる有蓋橋を渡ってみました。


 

橋を渡ってすぐのところには、上画像のような飾り気のない建物があり、天井下の壁面には換気用と思しき穴がたくさんあいていたり、男女別と想像される2つの扉がシンメトリに取り付けられていたりと、いかにも浴場チックな構造をしているのですが、青いペンキが塗られた2つの鉄扉はガッチリ施錠されており、中を見学することができません。でも扉の上部は格子になっていたので、その間にカメラを突っ込んでシャッターを押したところ、いかにも浴室っぽい館内の様子が撮影できました。あくまで私の想像ですが、個室で100バーツはいくらなんでも現地住民にとっては高すぎますので、あの個室はあくまで外来者用であり、この建物は地元の人が温泉を利用するための公衆浴場なのではないでしょうか。


 
有蓋橋の右側にはミルクのように乳白色のお湯が、コンクリの擁壁に守られながら湛えられていました。底からはプクプクと泡が上がっていますし、他から流入している様子も見られないので、ここが温泉の源泉なのでしょう。まさに村名の通りの熱水の塘です。
タイの温泉は無色透明のお湯が多いので、湯めぐりでアクセントを加えたくなったらここを訪れるのも良いかと思います。温泉のついでに中国近現代史の片鱗にも触れられるんですから、1回で2度面白い体験もできますしね。


GPS:19.714818N, 99.089156E,


営業時間不明
個室100バーツ(1人)

私の好み:★★+0.5
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タイ チェンマイ県チェンダオ郡 ポーンアーン温泉

2014年05月09日 | タイ
 
チェンダオ界隈に点在する温泉のうち、前々回取り上げた「チェンダオ温泉(土管温泉)」とともに観光客に有名でアクセスしやすいのが、今回取り上げる「ポーンアーン温泉(Pong Arng Hot Spring)」であります。当然ながら私も入浴してまいりました。チェンダオから1178号線に入ってムアンガイの田舎町を抜け、道なりにどんどん北上してゆくと、やがて路肩に上画像のように温泉名が記された看板が現れるので、ここで左折します。


 
左折後の道もちゃんと舗装されていますし、急なカーブや坂道は無く、路肩には現地までの距離も表示されていましたので、安心してドライブできました。


 
ポーンアーン温泉は国立公園内にあるため、エントランスゲートで入場料を支払います。


 
エントランスゲートのすぐ目の前に駐車場が広がり、ビジターセンターもその傍らに構えています。園内は綺麗に整備されており、レンジャーも常駐しているんだとか。
駐車場に立てられている構内案内図で温泉がどこにあるかを確認しますと、マップの左上に当たる箇所に源泉があるようですから、早速源泉へ行ってみましょう。

 

(上画像クリックで拡大)
歩道の途中には温泉の生成や歴史などに関する説明プレートがあり、ありがたいことに日本語表記もありました。が、その文面がかなりメチャクチャでして、安物の翻訳ソフトで訳したものを、一切校正せずにそのまま印刷しちゃったような感じです。もし興味がある方は、上画像をクリックして実際の文面をご覧になってください。なんとなく意味はわかりますが、わずか数行の文を読むだけでも疲れます。


 
駐車場から歩いて1~2分でポーンアーン温泉の源泉に到着です。大きな源泉の沼が2つあり、底からプクプクと絶え間なく気泡が上がっています。湯沼の底はお世辞にも綺麗とは言えませんが、沼から離れて全体を捉えてみると、緑豊かでなかなか麗しい景色です。


 
2つある源泉の沼のうち、プレートに1番と記されている方の沼の畔で計測器を突っ込んだところ、49.2℃およびpH7.7という数値が得られました。畔でこの温度ですし、プレートには58℃と記されていますから、アブクが盛んに上がっている中心部ではもっと熱いのでしょうね。


 
その隣にある2番の源泉沼では49.1℃およびpH7.5でした。プレートには51℃と記されており、1番の沼より若干低いようですが、私が測ったかぎりでは、1番の沼とほぼ同様の湧出状況のようです。


 
2つの源泉の沼で湧出した温泉は、すぐに合流して一筋の湯の川を形成するのですが、この川に沿って歩道を更に奥へ進むと、間もなく露天入浴ゾーンとなりました。2つの露天風呂のほか、歩道上には荷物用の棚が用意されており、また傍には別料金で利用できる個室風呂(4室)も設けられていました(この時は扉にカギがかかっていたため、内部見学できませんでした)。


 
このようにシャワールーム(兼更衣室)も完備。


 
露天風呂の傍には入浴に関する諸注意が掲示されており、曰く、大きな音を立てるべからず、靴を脱ぐべし、入浴ゾーンにはいかなる飲料や食べ物を持ち込むべからず、石鹸やシャンプーを持ち込むべからず、とのこと。また別のプレートには入浴方法が説明されており、入浴前にはシャワーを浴びるべし、あなたの健康のため15分以上の入浴は避けるべし、とのことです。常夏のタイではどの温泉でも入浴時間を短くして逆上せないよう勧めていますが、ここで15分を上限の目安にしているんですね。とはいえ時間に関してはご自身の体と相談して入れば良いわけで、別に15分を厳守する必要はありません。


 
画像左(上)は足湯、画像右(下)は露天風呂の湯口です。露天入浴槽の上流側にはこのように足湯もあるのですが、ちゃんと足湯と入浴槽とは温泉の供給ルートが別系統になっており、足湯のお湯が入浴槽へ混入するようなことはありません。


 
露天風呂は2つに分かれており、1番とナンバリングされているお風呂は上流側がやや深い造りになっていて肩までしっかりお湯に浸かれる上、39.5℃という湯加減ですので、気持ち良くじっくり長湯することができました。


 
そのお隣の2番露天風呂は、槽内にステップが広くせり出ており、子供でも湯浴みできそうな構造です。そんな造りに合わせているのか、湯加減も38.8℃と若干ぬるめでした。なお1番2番ともに専用の温泉投入口があり、いずれも湯の川へ排湯されていまして、循環等といった小細工とは無縁の湯使いです。ただ、槽内のコンクリはとてもヌルヌルしており、非常に滑りやすく、実際に私も何度かコケそうになってしまいました。



私は両方に入浴したのですが、1番の方が気に入ったので、1番で記念撮影を実行しました。お湯は無色透明で、源泉の沼ではほんのりタマゴ的な味と匂いが感じられましたが、露天風呂ではそのような特徴は確認できず(つまりほぼ無味無臭)、浴感にもこれといった特徴はありませんでした。でも言い方を変えれば、おおまかに表現すればアッサリしているお湯であり、癖もないので、イオウ臭が苦手な方でもここなら湯浴みできそうですね。
静かで開放的なロケーションの中、南国の色濃い緑を目にしながらの入浴は実に清々しく、特にこの時は終始独占できたので、誰の目を気にすることもなく、存分にポーンアーン温泉の魅力を堪能することができました。

ちなみに2つの源泉の沼で自噴したお湯が合流する地点(露天風呂より上流側)にも、いかにも入浴できそうな箇所があり、そこでは43~4℃という日本人向きの湯温になっていましたので、私はつい衝動的にそこでも入ってしまったのですが、やがて公園スタッフのおじさんがやってきて「メーダイ(ダメだよ)」と注意されてしまいました。良い子の皆さんは私の真似をせず、決められた場所で入浴を楽しみましょうね。


GPS:19.596717N, 98.944308E,


入園時間調査し忘れ
外国人料金100バーツ、乗用車通行料30バーツ
露天風呂は追加料金無しで利用可能

私の好み:★★
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タイ チェンマイ県チェンダオ郡 ピン川の川原で野湯

2014年05月08日 | タイ
 
今回のタイ温泉めぐりでは、まだ人の手が及んでいない野湯らしい野湯に入っていません。と言っても、現地の自然環境や地理状況に詳しくない限り、その手の温泉に巡りあうことは至難の業ですから、タイ北部ビギナーの私がおいそれと見つけられるはずもありません。またもし事前に情報を入手できていても、野湯はえてして現地までアクセスするのが非常に困難です。そんな状況下、事前に温泉に関してリサーチをしていましたら、私でも容易に辿り着けそうな野湯を一つ見つけましたので、どんなところか行ってみることにしました。
場所はチェンダオ郊外を流れるピン川の川原。チェンダオを南北に貫く国道を北上し、軍の駐屯地を通りすぎて川を渡ると、東の方角へ向かう別の国道が分岐する丁字路が目の前に現れるのですが、その丁字路の手前には上画像のように川の方へ路地がそれており、事前に仕入れた情報によれば、この路地を入っていけば良いはずです。


 
国道から100メートル程度で川原に到着しました。路地の先はちょっとした広場のようになっており、その一部にはホースや屋根の骨組みのような構造物も見られます。でも辺りを見回しても温泉らしきものは見当たりませんし、湯気が立ち上っているような状況でもありません。


 
更に20メートルほど下流へ歩くと、川岸に頭をちょこんと覗かせた土管を発見しました。情報によれば、ここにはかつて土管風呂があったらしいのですが、川の増水によって土砂に埋もれてしまったようです。これじゃとても入浴なんてできませんが、でもこの近辺を調べれば、現在でも温泉が湧いているかもしれません。



現在でもこの地に温泉の湯脈が存在している証に、川の対岸ではボーリング工事の真っ最中でした。けだし温泉を掘っているのでしょうね。ということは近い将来、ここに温泉リゾートが開発されるのかもしれません。



土管風呂の残骸の周辺をよく観察していると、川面のところどころで気泡が弾けているではありませんか。川底からプクプク泡が上がってるぞ!


 
川原一帯が源泉地帯になっているらしく、川底のみならず上画像のように岸際でもお湯が湧出しており、短いながらもお湯の流れを作っていました。またはっきりと湧出が確認できるポイントは、うっすらと白くなっていました。



川から湧くお湯だから大して熱くないだろうと、舐めてかかったのですが、これが大間違い。ビーチサンダルで川の中を歩いて探索していたところ、時々足裏に、火傷しそうなほど篦棒に熱い刺激が走ったのです。そこでデータを計測したところ、66.5℃およびpH7.0という数値が得られました。結構熱いでしょ。なおお湯から特に匂いは感じられず、見た目も無色透明でした。



ただ見ているだけではつまらないので、当地を訪れた記念に川の中に入ってみました。たしかに湧いている温泉は熱いのですが、ひとつひとつの湧出ポイントから出てくるお湯の量は少なく、川全体を温めるまでには及びません。それでいて湧出ポイントの真上だけは激熱なので、そこに入るわけにもいきません。スコップがあれば川底を掘ることもできますが、旅の身の上、そんなものを持っているはずもありません。おまけに乾季の真っ最中ですから川の水位もめちゃくちゃ低い。川の中を歩きながら、温度や深さで最も妥協できたのが、上写真の場所でした。あまりに浅くて足湯ならぬ尻湯になってしまいましたが、それでもこの箇所に川は40℃前後の丁度良い湯加減になっており、我が大殿筋はちゃんと温泉の熱をしっかり感じ取ることができました。


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タイ チェンマイ県チェンダオ郡 チェンダオ温泉(土管温泉)

2014年05月07日 | タイ
 
今回のタイ旅行で是非行ってみたかったのがチェンダオ山の麓にあるチェンダオの土管温泉です。結論から申し上げますと、予想を裏切らない野趣あふれる温泉で、存分のその魅力を堪能できたのですが、いざ帰国して、今こうして自分のブログに記事をアップするに当たり、困った問題に直面してしまいました。あれ? この温泉の正しい名称って何なんだろう? 名前がわからないとタイトルを入力できないぞ…。私はこの温泉の形態から「土管温泉」という抽象的な名称で記憶していたのですが、正式な固有名詞がそんないい加減なはずも無く、ネットで調べてみても「バーンヤーンポーン温泉」(Ban Yang Pong Hot Spring)と称しているサイトもあれば、「バーンヤーンプートッ温泉」というように最後を促音便らしき小さな「ッ」で締めているサイトもあり、タイ語を全く解さない私にとってはどれが正しいのがちっともわかりません。従いまして今回の記事では、「チェンダオ温泉(土管温泉)」とやや曖昧で広汎な形で表記させていただきます。

チェンダオの107号線バイパスにある五叉路から、チェンダオ山を右前方に眺めつつ、南西方向へ伸びる道を進んでゆきます。五叉路には上画像のように「Hot Spring 3.5km」と記された看板が立っているので、それに従って行けば問題なし。



道のどん詰まりにはチェンダオ野生動物研究所(Doi Chiang Dao Wildlife Research Station)のゲートがあるのですが、このすぐ左手手前が今回の目的地である土管温泉です。ワイルドな温泉はえてして発見しにくいものですが、ここはかなりイージーに見つけられ、しかも周辺には駐車できる空き地もあるので、アクセス面では結構恵まれているかと思います。


 
道路のすぐ脇には川が流れており、川の畔にはこんな感じで土管の湯船がいくつも並んでいます。そもそも当地では自噴の温泉が未使用のまま垂れ流されていたんだそうですが、チェンダオにお住まいの邦人の方がこの温泉の存在を知り、関係者から許可を得た上で、自費を擲ってヒューム管や配管を運び込んで即席の露天風呂を作ったのが、この土管風呂のはじまりなんだとか。こんな場所に自力でお風呂を拵えてしまうなんて、さすが温泉をこよなく愛する日本人らしい望郷の念のなせるわざですが、以前は土管が一つしかなかったものの、その後は現地滞在の邦人のみならず地元の人や外国人観光客も利用するようになり、利用者の増加に伴って少しずつ土管の数が増え、現在では7つにまで増殖してしまったそうです。私が訪れた時にも地元の方がちょうど入浴なさっていました。そして清流の対岸では水牛の親子が羨ましそうにこちらを眺めながら、下流の方へのんびりと歩いていきました。


 
源泉はちょっと高くなっている道路の路傍にいくつか点在しており、それらの源泉からお湯を集めてパイプで低い位置に据えられた土管風呂へと流し込んでいます。土管は川岸の斜面に沿って並んでおり、どの源泉からお湯が供給されているか、あるいは源泉からどのくらい隔たっているか、等の理由によって温度が異なっていました。見るからに手造り感が溢れていますね。


 
上画像は研究所のゲート傍で湧出する源泉のひとつです。当記事では仮に源泉Aとしましょう。最上流ではチョロチョロと心細い湧出量にすぎないのですが、その数メートル下方には丸いコンクリートの構造物があり、この2つのポイントから湧出した温泉は、一筋の細い流れを作って川の方へと下り、パイプに落とし込まれて土管風呂へと引湯されていました。なおコンクリの構造物はおそらく源泉を保護しているものと思われます。ここの温泉は硫黄を含んでおり、流路下の泥や小石を白く染めています。できるだけ湧出点に近い所でデータを計測したところ、48.8℃およびpH8.9という数値が得られました。


 

これも源泉のひとつでして、ここでは源泉Bと称することにしますが、こちらには人為的な措置は施されておらず、自然体のまま湧出していました(いや、周囲の石は人為的に「護岸」しているのかも)。47.8℃およびpH8.9という数値は、上述の源泉とあまり変わりませんが、画像ではわかりにくいのですが、意外にも湧出量が多くて安定しており、ここから伸びるパイプは4つの土管へお湯を供給していました。


 
源泉Bで湧出したお湯は一本のパイプに集められ、まずは二手に分岐し、片方は最も東側に据えられた土管風呂へ直接落とし込まれます。7つあるうちでこの土管が最も熱く、43~4℃はありました。分岐した他方も別の土管風呂へと向かっているのですが、そこから更に下流側へ2つも土管が連続しており、当然の理として下流へ行けば行くほどお湯が鈍ってぬるくなっていました。画像に写っている海パンのおじさんはここから近いチェンダオの街に住んでおり、この温泉にもよく足を運んでいるんだそうですが、熱いお風呂が好きなんだそうでして、頻りに一番熱い土管に入って気持ちよさそうな顔をしていました。日本人がつくった温泉露天風呂を通じて、入浴文化は順調に現地の方々にも浸透しているようですね。


 
画像左(上)で手前2つは、源泉Bから流れてきたお湯の最下流にあたり、お湯もぬるくて鈍り気味でした。一方その奥に見える土管はおそらく源泉Aから大きな岩の下を潜って引湯されているようでしたが、引湯距離にお湯が負けてしまうのか、ここもややぬるめでした。こんな感じで、土管によって湯加減が異なりますから、自分の好みに合う土管を選べるんですね。一般的にタイの方や外国人旅行者ですとぬるいお湯を好むのでしょうし、コテコテの日本人である私は当然ながら熱くて鮮度感の高いお湯の方が良い・・・


 
というわけで、7つの土管のうち、源泉Bのお湯がダイレクトに流れこんで熱さと鮮度感が最も高かった土管に入ってみました。渓流のせせらぎを耳にしながら山の緑に抱かれて浸かるワイルドな露天風呂はとても気持ち良く、この地に多くに人が癒しを求めに来るのも頷けます。あまりの爽快さゆえ、気づけばこの温泉に2時間近くも居続けてしまいました。

お湯は芳醇なタマゴ味とタマゴ臭を有し、ほろ苦みや微かな塩味も感じられました。見た目は基本的に無色透明なのですが、上述のように土管によってコンディションが異なり、源泉からの距離に反比例して透明度は落ちてゆきます。また、湯船の中で舞う湯の華の量にもかなりのバラつきが見られ、白やグレーの羽根状の湯の華が大量に舞っているところもあれば、ほとんど見られないところもありました。湯の華に関しては源泉に近い土管ほど多いようでしたが、これは下流側の土管は上流側のお湯の上澄みを受けているため、重い湯の華は下流の土管まで流れていかないのでしょう。ここのお湯で特筆すべきは印象的な浴感でして、ウナギ湯と称したくなるほどヌルっとしたトロミを伴うツルツルスベスベ感が強く、まるでローションの中に浸かっているような感覚を覚えました。強いアルカリに傾いているのかと思いきや、私が計測したところpH8.9でしたので、確かにアルカリ性ではありますが、大して強いわけでもありません。ということは重曹かメタケイ酸などといった物質が多く含まれている(且つCa等の土類が少ない)のでしょうか。詳細に分析したら面白い数値が出てきそうです。
 

 
ちなみに、土管風呂のすぐ隣には「ほたるのゆ」という有料の露天風呂施設があり、こちらは予約制なんだそうですが、お湯自体は土管風呂と同じ源泉を引いているらしく、しかも源泉から隔たっているために、湯船ではかなりぬるくなっているんだとか。でも私がちょっと覗いたときでも利用客はいましたから、ちゃんと需要はあるようです。土管風呂のワイルドな佇まいが苦手な方にはこちらの方が良いのかもしれませんね。


GPS:19.362707N, 98.922569E,


24時間利用可
無料
備品類無し
(渓流沿いという立地ですから虫に襲われやすく、私もブヨに何箇所か刺されてしまいました。虫には注意!)

私の好み:★★★
コメント (4)
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