※残念ながら2018年10月末を以て閉鎖されました。
鹿児島県隼人の郊外、松永集落の端っこにちょこんと佇む小さな地元民向け共同浴場です。県道475号から田んぼ越しに、建物に描かれた温泉マークを確認することができますが、浴場の前にはただ田んぼが広がるばかりなので、はじめに県道からこの湯屋を見つけたときには、水田の上にポツンと建っているかのように錯覚してしまいました。このえも言われぬ長閑な佇まいが私の心をギュっとつかんで離さず、一目惚れしちゃったのであります。
建物の裏手に廻ると、源泉井と貯湯タンクがありました。その横に1台(軽なら2台)駐車できますが、それ以外に駐車スペースはありません。
基本的には地元民専用ですが、外来者も利用可能なので今回実際に入浴させていただくことにしました。男女別に分かれた入口ドアを開けると、すぐ両室の仕切りが一部切り取られた部分があり、そこに料金箱が置かれています。
脱衣室は余計な装飾や設備が一切ないシンプルな構造ですが、ジモ専にしては広めの空間が確保されており、窓から日の光も存分に降り注がれるので室内が隅々まで明るく、また床はフローリングでよくお手入れされているのでとっても快適でした。
浴室は浴槽・洗い場ともにモルタル造。日常使いのジモ専のお風呂はシンプルが一番ですね。周囲の田園集落の雰囲気にとってもマッチしています。やや深めの浴槽は6~7人サイズ。天井が高いためか、湯気が籠りにくく、不快な思いをせずに湯あみできたのが益々好印象でした。
湯口はふたつあり、浴槽側壁の中央に位置しているメインの湯口からはドボドボ音を立ててお湯が落とされ、ザブザブ惜しげもなく溢れ出ていきます。またオーバーフローの流路は赤茶色に染まっています。もうひとつの湯口は樋をかけられているもので、そのお湯は後述の通り洗い場用として加水されており、浴槽への供給というよりも洗い場で使われない分を逃がしてやるのが本来の目的かと思います。
面白いのが洗い場のカランでして、蛇口のような類ではなく、源泉が引かれた配管を分岐させてそれぞれにバルブを取り付け、それを利用者が各自開閉する方法がとられているのです。この源泉は加水されているようで、浴槽の湯口よりはかなりぬるくなっていました。
お湯は無色透明ですが僅かに白く靄がかかっているように見えます。弱金気味+弱炭酸味+弱ダシ味、弱金気臭+化石海水系の温泉にありがちな有機的な香ばしい匂いが感じられました。泡付きは見られず、やや熱めの湯加減で、少々キシキシする浴感が得られました。なにしろお湯の鮮度は抜群で、浴場の雰囲気もさることながら、このお湯の感触がたまらなく気に入り、お風呂から上がることに躊躇いをおぼえたため、何度も出たり入ったりを繰り返してしまいました。こんな素晴らしいお湯が近所にある土地を心の底から羨望してしまいます。
ナトリウム-炭酸水素塩温泉 48.5℃ pH7.5 59L/min(動力揚湯) 溶存物質1887mg/kg 成分総計1984mg/kg
Na:418.3mg(89.22mval%),
Cl:112.1mg(14.93mval%), HCO3:1091mg(84.50mval%)
鹿児島県霧島市隼人町松永川原田1133-2 地図
※残念ながら2018年10月末を以て閉鎖されました。
5月~10月→12:00~21:00
11月~4月→12:00~20:00
150円
備品類なし
私の好み:★★★
鹿児島県隼人の郊外、松永集落の端っこにちょこんと佇む小さな地元民向け共同浴場です。県道475号から田んぼ越しに、建物に描かれた温泉マークを確認することができますが、浴場の前にはただ田んぼが広がるばかりなので、はじめに県道からこの湯屋を見つけたときには、水田の上にポツンと建っているかのように錯覚してしまいました。このえも言われぬ長閑な佇まいが私の心をギュっとつかんで離さず、一目惚れしちゃったのであります。
建物の裏手に廻ると、源泉井と貯湯タンクがありました。その横に1台(軽なら2台)駐車できますが、それ以外に駐車スペースはありません。
基本的には地元民専用ですが、外来者も利用可能なので今回実際に入浴させていただくことにしました。男女別に分かれた入口ドアを開けると、すぐ両室の仕切りが一部切り取られた部分があり、そこに料金箱が置かれています。
脱衣室は余計な装飾や設備が一切ないシンプルな構造ですが、ジモ専にしては広めの空間が確保されており、窓から日の光も存分に降り注がれるので室内が隅々まで明るく、また床はフローリングでよくお手入れされているのでとっても快適でした。
浴室は浴槽・洗い場ともにモルタル造。日常使いのジモ専のお風呂はシンプルが一番ですね。周囲の田園集落の雰囲気にとってもマッチしています。やや深めの浴槽は6~7人サイズ。天井が高いためか、湯気が籠りにくく、不快な思いをせずに湯あみできたのが益々好印象でした。
湯口はふたつあり、浴槽側壁の中央に位置しているメインの湯口からはドボドボ音を立ててお湯が落とされ、ザブザブ惜しげもなく溢れ出ていきます。またオーバーフローの流路は赤茶色に染まっています。もうひとつの湯口は樋をかけられているもので、そのお湯は後述の通り洗い場用として加水されており、浴槽への供給というよりも洗い場で使われない分を逃がしてやるのが本来の目的かと思います。
面白いのが洗い場のカランでして、蛇口のような類ではなく、源泉が引かれた配管を分岐させてそれぞれにバルブを取り付け、それを利用者が各自開閉する方法がとられているのです。この源泉は加水されているようで、浴槽の湯口よりはかなりぬるくなっていました。
お湯は無色透明ですが僅かに白く靄がかかっているように見えます。弱金気味+弱炭酸味+弱ダシ味、弱金気臭+化石海水系の温泉にありがちな有機的な香ばしい匂いが感じられました。泡付きは見られず、やや熱めの湯加減で、少々キシキシする浴感が得られました。なにしろお湯の鮮度は抜群で、浴場の雰囲気もさることながら、このお湯の感触がたまらなく気に入り、お風呂から上がることに躊躇いをおぼえたため、何度も出たり入ったりを繰り返してしまいました。こんな素晴らしいお湯が近所にある土地を心の底から羨望してしまいます。
ナトリウム-炭酸水素塩温泉 48.5℃ pH7.5 59L/min(動力揚湯) 溶存物質1887mg/kg 成分総計1984mg/kg
Na:418.3mg(89.22mval%),
Cl:112.1mg(14.93mval%), HCO3:1091mg(84.50mval%)
鹿児島県霧島市隼人町松永川原田1133-2 地図
※残念ながら2018年10月末を以て閉鎖されました。
5月~10月→12:00~21:00
11月~4月→12:00~20:00
150円
備品類なし
私の好み:★★★