![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a7/798ad6d91887e29c4d60fe5bbf8bf3a1.jpg)
(2022年7月・8月訪問)
梅雨がまだ明けていないというのに、東京をはじめ全国的に真夏のような暑さが続く今日この頃。
仕事が忙しくて遠くへ出かけられないので、せめて昨年出かけた高原の画像でも見て、その時の気分を思い出しながら、束の間の現実逃避を試みたいと思います。
具体的な場所の説明は敢えて避けますが、上画像の場所は既にある程度の知名度を有しているらしく、昨年私が二度訪ねた際は、いずれも先客と後客がいらっしゃったほどです。
付近の源泉施設から温泉が排出されており、沢水と一緒にヒューム管に流れ込んで、うまい具合に露天風呂となっているのです。あたりには硫黄の香りが立ち込めており、オーバーフローで周囲の地面や石ころは白く染まっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/fe/e1edf385f37141e9435b9d727dcb52b7.jpg)
排出口の温度は52.6℃ですので、このままでは熱くて入れません。
そこで、直下の管から吐出している沢水を混ぜて湯加減を調整するわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/0b/1ccbda7007bf511450a046aeba078490.jpg)
訪問時のヒューム管湯船は40.3℃という絶妙な湯加減でしたが、おそらく先客が調整してくれたのではないかと思われます。うまく調整しないと沢水の量が多くなってかなりぬるくなってしまう一方、沢水を湯船の外へ逃がし続けると、当然熱くて入浴できなくなっちゃいます。
人によっては、わざわざパイプに接続できる太いホースを持参し、沢水を入れたり逃がしたりを繰り返しながら、湯加減をしているそうです。ヒューム管を据え付けてお湯や水の管を敷設した方はもちろん、ホースを持参して湯加減を調整してくれる先人がいらっしゃるからこそ、横着者の私は手ぶらで楽しめるわけで、このような先人に感謝です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/03/1718a2ae47b25c5f90a7b776ab3c7bf8.jpg)
場合によってはこのようにお湯が灰色に濁ったりします。
底に硫黄の湯泥が溜まっているため、利用者が多いとこのように濁るのでしょう。
硫黄臭漂うこの温泉は、苦みを伴う硫黄味が強く、本格的な硫黄泉です。
都会の猛暑とは無縁の、高原の爽やかな風を受けながら、開放的なロケーションで湯あみする硫黄泉は最高です。
ただ、環境が環境だけに、ブヨやアブに刺される可能性がありますので、その点はご注意を。
24時間利用可能
無料
マナーを守って湯浴みを楽しみましょう。
ゴミを散らかしたり、場所を荒らしたりなど、決してなさらないように。
私の好み:★★★
.