古典落語の「寝床」といえば、誰からも相手にされないのに自分ばっかり得意になっている裸の王様と化した旦那の噺です。温泉ブログ界の「寝床」を自認している拙ブログでは、どうせ誰も見ちゃいねぇんだから好き勝手なことを書いてやれと、今年も性懲り無く、ボリュームの割りに中身がちっとも無い、おみやげ屋で売っているウニの瓶詰めみたいな、陳腐で大してうまくもない温泉レポートを、無責任にだらしなく書き綴ってしまいました。その数約250。昨年とほぼ同じペースであり、レポートに上げていない入浴や温泉以外の記事も含めれば、その数は300をゆうに超えます。
今年の湯めぐりは、一言で表現すれば「濃厚」。有名な温泉地から山奥の野湯、そして海外の秘湯など、実に多種多様な温泉を巡ってまいりました。そして記念すべき2000湯という節目も迎えました。そこで本年最後の記事では、今年私が巡った温泉の中から十傑を選び、順不同で振り返ってまいります。
(なお、今年記事にした箇所のうち、昨年に入湯したものは、昨年の十傑で既に取り上げております)
【 国 内 】
●八甲田温泉 ぬぐだまりの里
(8月12日掲載)
八甲田の温泉旅館でかつては「遊仙」と称していたお宿。2012年に現在の名前で復活し、今年6月10日には新浴場棟「龍神の湯」もオープン。この「龍神の湯」には圧倒されました。この度浴槽へ張られるようになったミルク湯はもちろんのこと、今どき、あれだけ立派な木材を使っている湯屋って他にあるでしょうか。巨木ならではの重厚感の内湯、そして八甲田の大自然が広がる広大な露天と、感動しっぱなしです。
(8月13日掲載)
その際に再訪した「ラムネの湯」の半露天にも感動。
ぬるめのお湯と激しい泡付き、そして山から吹くさわやかな風…。その全てが最高でした。
●秋田焼山 湯の沢の野湯(硫黄取りの湯)
(11月27日掲載)
紅葉狩りを兼ねた登山の途中に楽しんだ八幡平の野湯。天候は怪しかったのですが、文字通り流れそのものがイオウの温泉となっている沢は、湯量豊富で湯加減も最高、まさに夢の様なひとときで、一時間以上浸かり続けてしまいました。
●岩手県 新草の湯
(12月29日掲載)
クマとの遭遇や、遭難の恐怖に怯えながら、いつものように無謀にも単独行で探索しに行った野湯。山の中を歩いているときはちょっとビビっていましたが、でもその先で湧いていたお湯はとっても素晴らしく、勇気を振り絞ってやってきた甲斐がありました。
●山梨県 ホテル昭和
(来年記事にします)
山梨県の泡付き温泉ツートップといえば、山口温泉と韮崎旭温泉ですが、まさか車やトラックがジャンジャン通りすぎる甲州街道沿いの古いビジネスホテルに、それらと比肩するほどのパワフル泡付き温泉が存在していたとは! いままでここを見逃していた自分を猛省です。私としては前2者とともに甲州泡付き御三家と呼びたいほど。日帰り入浴不可で宿泊のみですが、シングル5000円程度の安さですから、お財布に優しくて安心です。温泉とコストパフォーマンスの良さが、各地の営業マンや工事関係者に口コミで広がっているのか、古いビジホなのに空きがなかなか無かったりします。
●朝一番の長湯温泉・長生湯
(11月13日掲載)
石灰のコッテリ析出で有名な大分県の長湯温泉を湯めぐりした際、たまたま朝一番に訪問できた「長生湯」で、湯面を覆い尽くすカルシウムの膜に遭遇。手を入れると、固まった蝋のようにパリパリと音を立てて割れていき、早朝のお風呂で独り大興奮してしまいました。
今年は九州へあまり行けなかったので、来年は九州を積極的に巡るつもりです。
【 海 外 】
●タイ北部 ポーン・ブア・バーン温泉
(5月5日掲載)
東南アジアらしい長閑な田園風景が広がる、プラーオ地方の田舎に湧く温泉。
地元の方から愛される素朴な露天の共同浴場です。タマゴ感を伴う透明のお湯は完全掛け流し。お湯や風情など、この温泉を構成する要素の何かが特段秀でているわけでもないのですが、各ファクターの平均点が高く、結果として総体的に気に入りました。
●台湾 紅香温泉
(9月5日および6日掲載)
私の湯めぐりにおける2000湯目を達成したのが、台湾・南投県の秘境に湧く「紅香温泉」でした。山奥に暮らす原住民の所謂「ジモ専」ですが、外来者も無料で利用できるのがうれしいところ。トタン葺きのプリミティブな湯屋には露天風呂が併設されています。
特に印象的だったのは、この温泉へ向かう途中の悪路です。現在進行形で土砂崩れが起きている危ない道を、砂埃まみれになりながらバイクで進みました。危険な現場を過ぎても、路面が非常にバンピーであるため、迂闊にスピードを出すと転倒しかねません。登山してアクセスする野湯より、心身ともに疲れたかも。でも、その苦労を乗り越えたからこそ、2000湯目の達成感もひとしおでした。この時に同行してくださったWさんとSさんに改めて感謝申し上げます。
●台北郊外 磺渓温泉
(9月14日掲載)
イオウで青白く濁った滝壺がまるごと野湯の入浴ゾーン。台湾の自然の奥深さ、そして郊外に魅力的な自然を有する台北という街の面白さを、再認識させてくれた美しい野湯でした。温度的に夏向きです。
●トルコ・カイセリ県 バイラムハジュ温泉
(来年記事にします)
世界遺産カッパドキアの中心ギョレメからレンタルバイクで約40分走った田舎の集落のはずれにある温泉浴場。湖を見下ろす素晴らしい眺望の露天温泉プールの他、大きな内湯もあり、宿泊もできるんだとか。お湯はしっかり掛け流し。ちょうど雨上がりの夕暮れ時に訪れたのですが、湖面が雲間から差し込む夕陽に照らされてキラキラ輝き、影って暗くなった周囲の山々とのコントラストが実に神秘的。そんな絶景を眺めながら、優雅に温泉プールで湯浴み。
●トルコ・キュタフヤ県 ウルジャ温泉の男性用小露天風呂
(来年記事にします)
この画像をご覧になっただけで、ディープな温泉ファンなら心惹かれるはず。粗末なトタン屋根がかかったプリミティブな露天風呂には、湧出したての熱い温泉が惜しげも無く注がれていました。この風呂に私のような外国人が入ったことは、いまだかつてあったでしょうか。四角い湯船の周りにスノコが敷かれている様子は、まるで東北か九州の共同浴場のようです。
付近にはこんな立派な石灰棚もあるんですよ。下から見上げていると、今にもモンスターに呑み込まれそうだ…。いずれ拙ブログで取り上げます。
以上、私の「濃厚」な湯めぐりを振り返ってまいりました。
ふわぁぁぁ、お腹いっぱいだぁ。睡魔に襲われそう…。
しかしながら、濃厚な食事をした後は、胃もたれに襲われて、しばらくはアッサリ軽い食事に逃げたくなるもの。実際にこの秋あたりから、温泉のハシゴが体調的に辛くなりはじめ、冬に入ってからは、忙しさのため温泉に入ることすらできていません。また、湯めぐりのペースにブログの記事作成が追いついていけず、現状では半年もの塩漬けを経てようやく掲載しているような有り様ですので、そろそろ記事の鮮度を上げていきたいとも考えています。
こうした諸々の理由により、いままでのように怒涛のような温泉めぐりは来年から抑制し、湯めぐりのペースを落としてゆくつもりです。これに伴い、ブログの更新ペースや内容は、現在公開待ちのネタが尽きる春以降にトーンダウンするかもしれません。
温泉とは全く無関係な小さい出来事ですが、私にとっては大きな話題をひとつ。民放局の夕方に放送されていた「ヤン坊マー坊天気予報」が今年3月末に半世紀以上にわたる放送の歴史に幕を下ろしました。私の暮らす関東では十数年前に既に打ち切られていますが、ヤンマーの主要顧客層である第一次産業従事者が多い地方では、その後も放送が続けられていました。小さな頃からテレビに齧りついて育ったテレビっ子の私は、「♪大きなものから小さなものまで…」というあのメロディーを耳にすると、昭和のノスタルジーが掻き立てられるので、温泉巡りの際に各地方へ出かけた際には、夕方になると民放局にチャンネルを合わせ、ニュースの後半に内包されていた「ヤン坊マー坊天気予報」を見て、翌日の気象とともに地名などを見聞きしながら、あのメロディーを口ずさんで、幼いころを懐かしんでいました。このひと時が地方へ出かけるささやかな楽しみでしたが、もうあのノスタルジックな時間には出会えません。地方へ出かける楽しみがひとつ減ってしまいました。実は、温泉めぐりをトーンダウンさせる理由のひとつが、この「ヤン坊マー坊天気予報」の終了だったりします。私にとっては「いいとも!」の終了よりもはるかにショッキングな、昭和のテレビの終焉でした。
全くもって収拾のつかないダメ記事になってしまい、大変失礼しました。
それでは良いお年をお迎えください。
今年の湯めぐりは、一言で表現すれば「濃厚」。有名な温泉地から山奥の野湯、そして海外の秘湯など、実に多種多様な温泉を巡ってまいりました。そして記念すべき2000湯という節目も迎えました。そこで本年最後の記事では、今年私が巡った温泉の中から十傑を選び、順不同で振り返ってまいります。
(なお、今年記事にした箇所のうち、昨年に入湯したものは、昨年の十傑で既に取り上げております)
【 国 内 】
●八甲田温泉 ぬぐだまりの里
(8月12日掲載)
八甲田の温泉旅館でかつては「遊仙」と称していたお宿。2012年に現在の名前で復活し、今年6月10日には新浴場棟「龍神の湯」もオープン。この「龍神の湯」には圧倒されました。この度浴槽へ張られるようになったミルク湯はもちろんのこと、今どき、あれだけ立派な木材を使っている湯屋って他にあるでしょうか。巨木ならではの重厚感の内湯、そして八甲田の大自然が広がる広大な露天と、感動しっぱなしです。
(8月13日掲載)
その際に再訪した「ラムネの湯」の半露天にも感動。
ぬるめのお湯と激しい泡付き、そして山から吹くさわやかな風…。その全てが最高でした。
●秋田焼山 湯の沢の野湯(硫黄取りの湯)
(11月27日掲載)
紅葉狩りを兼ねた登山の途中に楽しんだ八幡平の野湯。天候は怪しかったのですが、文字通り流れそのものがイオウの温泉となっている沢は、湯量豊富で湯加減も最高、まさに夢の様なひとときで、一時間以上浸かり続けてしまいました。
●岩手県 新草の湯
(12月29日掲載)
クマとの遭遇や、遭難の恐怖に怯えながら、いつものように無謀にも単独行で探索しに行った野湯。山の中を歩いているときはちょっとビビっていましたが、でもその先で湧いていたお湯はとっても素晴らしく、勇気を振り絞ってやってきた甲斐がありました。
●山梨県 ホテル昭和
(来年記事にします)
山梨県の泡付き温泉ツートップといえば、山口温泉と韮崎旭温泉ですが、まさか車やトラックがジャンジャン通りすぎる甲州街道沿いの古いビジネスホテルに、それらと比肩するほどのパワフル泡付き温泉が存在していたとは! いままでここを見逃していた自分を猛省です。私としては前2者とともに甲州泡付き御三家と呼びたいほど。日帰り入浴不可で宿泊のみですが、シングル5000円程度の安さですから、お財布に優しくて安心です。温泉とコストパフォーマンスの良さが、各地の営業マンや工事関係者に口コミで広がっているのか、古いビジホなのに空きがなかなか無かったりします。
●朝一番の長湯温泉・長生湯
(11月13日掲載)
石灰のコッテリ析出で有名な大分県の長湯温泉を湯めぐりした際、たまたま朝一番に訪問できた「長生湯」で、湯面を覆い尽くすカルシウムの膜に遭遇。手を入れると、固まった蝋のようにパリパリと音を立てて割れていき、早朝のお風呂で独り大興奮してしまいました。
今年は九州へあまり行けなかったので、来年は九州を積極的に巡るつもりです。
【 海 外 】
●タイ北部 ポーン・ブア・バーン温泉
(5月5日掲載)
東南アジアらしい長閑な田園風景が広がる、プラーオ地方の田舎に湧く温泉。
地元の方から愛される素朴な露天の共同浴場です。タマゴ感を伴う透明のお湯は完全掛け流し。お湯や風情など、この温泉を構成する要素の何かが特段秀でているわけでもないのですが、各ファクターの平均点が高く、結果として総体的に気に入りました。
十傑には及ばないものの、番外としてメートー温泉も非常に興味深く(4月24日掲載)、在タイの日本人の皆さんと、山間部に住む少数民族とが、手作りの露天風呂を通じて文化交流するという、実に素敵な温泉でした。この温泉は牛も大好きなんですね。えっ!? 不衛生じゃないかって? オイラはそんなもん気にしねぇよ(笑)。
タイ北部の温泉めぐりで、最高のランドスケープを楽しめたのは、パーイのリゾートコテージ「プリプタ・リゾート」でした(5月2日および3日掲載)。はっきり申し上げてコストパフォーマンス的にはいまいちですけど、当地で景色重視&プライベートな温泉露天風呂を希望なさる場合はおすすめ。
●台湾 紅香温泉
(9月5日および6日掲載)
私の湯めぐりにおける2000湯目を達成したのが、台湾・南投県の秘境に湧く「紅香温泉」でした。山奥に暮らす原住民の所謂「ジモ専」ですが、外来者も無料で利用できるのがうれしいところ。トタン葺きのプリミティブな湯屋には露天風呂が併設されています。
特に印象的だったのは、この温泉へ向かう途中の悪路です。現在進行形で土砂崩れが起きている危ない道を、砂埃まみれになりながらバイクで進みました。危険な現場を過ぎても、路面が非常にバンピーであるため、迂闊にスピードを出すと転倒しかねません。登山してアクセスする野湯より、心身ともに疲れたかも。でも、その苦労を乗り越えたからこそ、2000湯目の達成感もひとしおでした。この時に同行してくださったWさんとSさんに改めて感謝申し上げます。
●台北郊外 磺渓温泉
(9月14日掲載)
イオウで青白く濁った滝壺がまるごと野湯の入浴ゾーン。台湾の自然の奥深さ、そして郊外に魅力的な自然を有する台北という街の面白さを、再認識させてくれた美しい野湯でした。温度的に夏向きです。
●トルコ・カイセリ県 バイラムハジュ温泉
(来年記事にします)
世界遺産カッパドキアの中心ギョレメからレンタルバイクで約40分走った田舎の集落のはずれにある温泉浴場。湖を見下ろす素晴らしい眺望の露天温泉プールの他、大きな内湯もあり、宿泊もできるんだとか。お湯はしっかり掛け流し。ちょうど雨上がりの夕暮れ時に訪れたのですが、湖面が雲間から差し込む夕陽に照らされてキラキラ輝き、影って暗くなった周囲の山々とのコントラストが実に神秘的。そんな絶景を眺めながら、優雅に温泉プールで湯浴み。
●トルコ・キュタフヤ県 ウルジャ温泉の男性用小露天風呂
(来年記事にします)
この画像をご覧になっただけで、ディープな温泉ファンなら心惹かれるはず。粗末なトタン屋根がかかったプリミティブな露天風呂には、湧出したての熱い温泉が惜しげも無く注がれていました。この風呂に私のような外国人が入ったことは、いまだかつてあったでしょうか。四角い湯船の周りにスノコが敷かれている様子は、まるで東北か九州の共同浴場のようです。
付近にはこんな立派な石灰棚もあるんですよ。下から見上げていると、今にもモンスターに呑み込まれそうだ…。いずれ拙ブログで取り上げます。
十傑に及ばないものの、印象的だった温泉を番外として2つほどピックアップ。まず一つ目は、マルマラ地方のバルケシル県にあるヒサララン温泉。地熱資源が豊富な地域なのですが、まだ全く観光地化されておらず、ひなびた民宿が2軒あるばかり。少なくとも外国人が目にするようなガイドブックには載っていません。宿のある小さな集落から丘を上ってゆくと、地面のあちこちから熱湯が噴き出ており、しかも立派な石灰棚まで出来上がっていました。
番外の2つ目は、同じくバルケシル県にあるウルジャ温泉。先程十傑に選んだウルジャ温泉はキュタフヤ県ですが、同じ温泉名ながら、こちらはバルケシル県です。観光という概念と無縁な埃っぽい集落の外れの川沿いに、1軒の温泉ホテルがあり、男女別の共同浴場も併設されています。内部はトルコの温泉浴場の標準的な造りなのですが、壁に施されているタイルが実に美しい。そして大きな浴槽に湛えられた温泉がとてもクリアで澄み切っていました。お湯の滑らかなフィーリングも良好。
以上、私の「濃厚」な湯めぐりを振り返ってまいりました。
ふわぁぁぁ、お腹いっぱいだぁ。睡魔に襲われそう…。
しかしながら、濃厚な食事をした後は、胃もたれに襲われて、しばらくはアッサリ軽い食事に逃げたくなるもの。実際にこの秋あたりから、温泉のハシゴが体調的に辛くなりはじめ、冬に入ってからは、忙しさのため温泉に入ることすらできていません。また、湯めぐりのペースにブログの記事作成が追いついていけず、現状では半年もの塩漬けを経てようやく掲載しているような有り様ですので、そろそろ記事の鮮度を上げていきたいとも考えています。
こうした諸々の理由により、いままでのように怒涛のような温泉めぐりは来年から抑制し、湯めぐりのペースを落としてゆくつもりです。これに伴い、ブログの更新ペースや内容は、現在公開待ちのネタが尽きる春以降にトーンダウンするかもしれません。
温泉とは全く無関係な小さい出来事ですが、私にとっては大きな話題をひとつ。民放局の夕方に放送されていた「ヤン坊マー坊天気予報」が今年3月末に半世紀以上にわたる放送の歴史に幕を下ろしました。私の暮らす関東では十数年前に既に打ち切られていますが、ヤンマーの主要顧客層である第一次産業従事者が多い地方では、その後も放送が続けられていました。小さな頃からテレビに齧りついて育ったテレビっ子の私は、「♪大きなものから小さなものまで…」というあのメロディーを耳にすると、昭和のノスタルジーが掻き立てられるので、温泉巡りの際に各地方へ出かけた際には、夕方になると民放局にチャンネルを合わせ、ニュースの後半に内包されていた「ヤン坊マー坊天気予報」を見て、翌日の気象とともに地名などを見聞きしながら、あのメロディーを口ずさんで、幼いころを懐かしんでいました。このひと時が地方へ出かけるささやかな楽しみでしたが、もうあのノスタルジックな時間には出会えません。地方へ出かける楽しみがひとつ減ってしまいました。実は、温泉めぐりをトーンダウンさせる理由のひとつが、この「ヤン坊マー坊天気予報」の終了だったりします。私にとっては「いいとも!」の終了よりもはるかにショッキングな、昭和のテレビの終焉でした。
全くもって収拾のつかないダメ記事になってしまい、大変失礼しました。
それでは良いお年をお迎えください。