前回記事の続編です。
さて今度は別館のお風呂に入ります。
その1でも申し上げましたが、こちらのお宿は本館ではなく別館に本店機能が集まっており、スタッフ常駐のフロントも食堂も別館にあります。また私が宿泊した日もお客さんは別館利用者が多く、それに比べて本館は少ないようでした。お風呂の利用に関しても、その2で述べましたように、本館のお風呂は21:30で閉まってしまうため、それ以降の時間に入浴したい場合は別館のお風呂を使うことになります。スタッフさんは別館に常駐しているのですから、何かあったときに対応できるよう、夜間は本館ではなく別館のお風呂を使ってもらうわけですね。
別館のお風呂は2室あり、21:30までは両方とも予約不要の貸切制で、空いていればどちらでも自由に使えます(言い方を変えると、早い者勝ち)。一方、本館のお風呂が使えなくなる21:30以降は男女別となり、翌朝からは再び貸切制に戻ります。
●釜の湯(21:30~朝は男湯)
2室のうち、まずは「釜の湯」へ入ることに。こちらは21:30まで貸切制で、それ以降は男湯になります。
クラシックなスタイルの浴室には、ハートのような形状をしている浴槽がひとつ、窓と右側の壁際に据えられています。
ちょっと深めの造りで入り応えがあり、肩までしっかり湯に浸かれました。
湯船の反対側には・・・
洗い場が設けられています。なお洗い場のシャワーは3つです。
床に敷かれているのは畳なのですが、なぜ畳を用いているのでしょうか。元々施されていたタイル等の床材が剥がれ、その補修目的で上から被せたのでしょうか。
浴室の造りや雰囲気もさることながら、浴槽自体もかなりアンティークな感じで、補修箇所によって採用されている豆タイルが異なるため、色や模様がバラバラという実に不思議な模様ができあがっていました。統一感が全くないのですが、これはこれで面白いかもしれませんね。
●万寿の湯(21:30~朝は女湯)
つづいて「釜の湯」の向かいにある「万寿の湯」へ。
湯気で画像が曇っており、見難くて恐縮です。
こちらは釜の湯より一回り小さい空間で、窓の下に肝臓のような形状の浴槽がひとつ設けられています。
洗い場のシャワーは「釜の湯」と同じく3つ。こちらの床にも畳が敷かれていました。
子供と一緒に入ることを想定してか、このようなアヒルさんがいらっしゃったり・・・
幼児用の入浴グッズが用意されていました。小さなお子さんの家族連れには嬉しい配慮です。
その2で取り上げた本館のお風呂には1号泉のお湯が引かれていますが、「釜の湯」「万寿の湯」とも別館では2号泉が引かれているようです。本館の2号泉も別館の1号源泉も、無色透明でほぼ無味無臭。湯中には茶色の浮遊物が舞っていましたが、湯の花なのか異物なのかが不明。源泉によって異なるものの、台温泉のお湯は多少なりとも硫黄感を有するのが特徴ですが、こちらのお風呂で浸かったお湯からは、あまりそのような知覚的特徴が感じられず、想定と実感との差に少々戸惑ってしまいました。とはいえ、以前日帰り入浴した「中嶋旅館」の2号源泉もほぼ同様のお湯でしたから、各旅館へ引かれた後の2号泉はそのような特徴を表すのかもしれません。
リーズナブルに宿泊できる上、滞在中はいろんなお風呂をハシゴできますので、手軽に湯めぐりを楽しみたい方にはもってこいのお宿と言えそうです。
1号泉
含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 90.5℃ pH8.2 湧出量測定不能(掘削自噴) 溶存物質1.102g/kg 成分総計1.103g/kg
Na+:277.5mg(87.91mval%), Ca++:27.8mg(10.12mval%),
Cl-:156.5mg(29.11mval%), HS-:2.1mg, S2O3--:0.7mg, SO4--:441.4mg(60.66mval%), HCO3-:60.2mg(6.53mval%),
H2SiO3:99.2mg, H2S:0.4mg,
(平成24年11月30日)
2号泉
単純硫黄泉 86.5℃ pH8.5 溶存物質0.9438g/kg 成分総計0.9445g/kg
Na+:200.2mg(87.71mval%), Ca++:15.2mg(10.88mval%),
Cl-:103.7mg(27.27mval%), HS-:1.5mg, S2O3--:0.4mg, SO4--:308.7mg(59.98mval%), HCO3-:58.3mg(8.96mval%),
H2SiO3:87.8mg, H2S:0.2mg,
(平成24年11月30日)
岩手県花巻市台2-20
0198-27-2356
ホームページ
日帰り入浴15:00~19:00
500円(別館帳場にて受付)
私の好み:★★+0.5
さて今度は別館のお風呂に入ります。
その1でも申し上げましたが、こちらのお宿は本館ではなく別館に本店機能が集まっており、スタッフ常駐のフロントも食堂も別館にあります。また私が宿泊した日もお客さんは別館利用者が多く、それに比べて本館は少ないようでした。お風呂の利用に関しても、その2で述べましたように、本館のお風呂は21:30で閉まってしまうため、それ以降の時間に入浴したい場合は別館のお風呂を使うことになります。スタッフさんは別館に常駐しているのですから、何かあったときに対応できるよう、夜間は本館ではなく別館のお風呂を使ってもらうわけですね。
別館のお風呂は2室あり、21:30までは両方とも予約不要の貸切制で、空いていればどちらでも自由に使えます(言い方を変えると、早い者勝ち)。一方、本館のお風呂が使えなくなる21:30以降は男女別となり、翌朝からは再び貸切制に戻ります。
●釜の湯(21:30~朝は男湯)
2室のうち、まずは「釜の湯」へ入ることに。こちらは21:30まで貸切制で、それ以降は男湯になります。
クラシックなスタイルの浴室には、ハートのような形状をしている浴槽がひとつ、窓と右側の壁際に据えられています。
ちょっと深めの造りで入り応えがあり、肩までしっかり湯に浸かれました。
湯船の反対側には・・・
洗い場が設けられています。なお洗い場のシャワーは3つです。
床に敷かれているのは畳なのですが、なぜ畳を用いているのでしょうか。元々施されていたタイル等の床材が剥がれ、その補修目的で上から被せたのでしょうか。
浴室の造りや雰囲気もさることながら、浴槽自体もかなりアンティークな感じで、補修箇所によって採用されている豆タイルが異なるため、色や模様がバラバラという実に不思議な模様ができあがっていました。統一感が全くないのですが、これはこれで面白いかもしれませんね。
●万寿の湯(21:30~朝は女湯)
つづいて「釜の湯」の向かいにある「万寿の湯」へ。
湯気で画像が曇っており、見難くて恐縮です。
こちらは釜の湯より一回り小さい空間で、窓の下に肝臓のような形状の浴槽がひとつ設けられています。
洗い場のシャワーは「釜の湯」と同じく3つ。こちらの床にも畳が敷かれていました。
子供と一緒に入ることを想定してか、このようなアヒルさんがいらっしゃったり・・・
幼児用の入浴グッズが用意されていました。小さなお子さんの家族連れには嬉しい配慮です。
その2で取り上げた本館のお風呂には1号泉のお湯が引かれていますが、「釜の湯」「万寿の湯」とも別館では2号泉が引かれているようです。本館の2号泉も別館の1号源泉も、無色透明でほぼ無味無臭。湯中には茶色の浮遊物が舞っていましたが、湯の花なのか異物なのかが不明。源泉によって異なるものの、台温泉のお湯は多少なりとも硫黄感を有するのが特徴ですが、こちらのお風呂で浸かったお湯からは、あまりそのような知覚的特徴が感じられず、想定と実感との差に少々戸惑ってしまいました。とはいえ、以前日帰り入浴した「中嶋旅館」の2号源泉もほぼ同様のお湯でしたから、各旅館へ引かれた後の2号泉はそのような特徴を表すのかもしれません。
リーズナブルに宿泊できる上、滞在中はいろんなお風呂をハシゴできますので、手軽に湯めぐりを楽しみたい方にはもってこいのお宿と言えそうです。
1号泉
含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 90.5℃ pH8.2 湧出量測定不能(掘削自噴) 溶存物質1.102g/kg 成分総計1.103g/kg
Na+:277.5mg(87.91mval%), Ca++:27.8mg(10.12mval%),
Cl-:156.5mg(29.11mval%), HS-:2.1mg, S2O3--:0.7mg, SO4--:441.4mg(60.66mval%), HCO3-:60.2mg(6.53mval%),
H2SiO3:99.2mg, H2S:0.4mg,
(平成24年11月30日)
2号泉
単純硫黄泉 86.5℃ pH8.5 溶存物質0.9438g/kg 成分総計0.9445g/kg
Na+:200.2mg(87.71mval%), Ca++:15.2mg(10.88mval%),
Cl-:103.7mg(27.27mval%), HS-:1.5mg, S2O3--:0.4mg, SO4--:308.7mg(59.98mval%), HCO3-:58.3mg(8.96mval%),
H2SiO3:87.8mg, H2S:0.2mg,
(平成24年11月30日)
岩手県花巻市台2-20
0198-27-2356
ホームページ
日帰り入浴15:00~19:00
500円(別館帳場にて受付)
私の好み:★★+0.5