た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

涯(はて)

2020年04月01日 | 写真とことば

人類が道を切り開いてきた、と思うのは奢りである。

おそらく、人より先に道があった。

獣が成したか、

自然の起伏か。

限られた道が、

限られた行き先とともに。

 

人類は新たな道を造ることに熱中した。

まるで整形手術を施すように、

それで見栄えをよくしたかのように。

やがて人は去り

道が残った。

 

道を踏み外す、という言葉の真意を

今一度深く考えるべき時が来た。

 

 

 

 

※写真は修那羅石仏群入口

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 通路の開拓とパンデミック | トップ | 妄想 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

写真とことば」カテゴリの最新記事