芸術は綺麗にすることではない。
だが綺麗なものは美しい。そこから芸術の浸食が始まる。
芸術は好きになることではない。
だが好きなものは愛らしい。そこから芸術の腐食が始まる。
芸術は心地よいことではない。
だが心地よいものは所有したい。そこから芸術の堕落が始まる。
芸術は高価なものではない。
だが高価なものは妬まれる。そこから芸術の世俗化が始まる。
確かに
綺麗で、好きで、心地よくて、高価なものにも
芸術は存在する。
しかし決して!
綺麗で、好きで、心地よくて、高価だから
芸術であるわけではないのだ───────。
ああ、まただ。
この辺りから
芸術の際限なき押し問答が始まる。
※写真は、ええと、どこだっけ?
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