2007年6月24日
2007年6/24(日)、平泉メビウスの会(代表世話人・阿部慶元)の「第41回自然観察会」が、一関市厳美町祭畤(まつるべ)地区と真湯地区で行われたのですが、午後からは、有志だけで上の地図にある磐井川に沿った「森林浴コース」を歩きました。
代表世話人の阿部さんの説明を聞きながら、ゆっくり歩いたので、500mほど進んだところで帰る時間になってしまいましたが、「サイハイラン(采配蘭)」を見つけることができました。
ここは「自然観察教育林」に指定されており、ブナなどの巨木も沢山生えています。厳しい寒さで「凍裂」した大木やその凍裂を修復して生きている大木などを見ながら、「森林浴」を楽しんできました。
朽ちかけているカツラ(桂)の大木やヒコバエが生えてきた桂の木もありました。
凍裂した大木と凍裂を修復した大木
サイハイラン(采配蘭)ラン科 サイハイラン属
cremastra appendiculata
丘陵から山地の木陰に生える多年草。地中にラッキョウ大の偽球茎がある。
葉は根もとに1個だけつき、長さ15~35cm、幅3~5cm狭長楕円形で先は尖る。
花が終わると葉は枯れ、新しい葉が冬を越して翌年まで残る。
花期は5~6月。30~40cmの花茎を出し、淡紫褐色の花を10~20個前後密に
つけ、一方にかたよって下向きに咲く。花は長さ3~4cm。
和名の「サイハイ(采配)」は、昔戦場で大将が指揮をとるときに使った
もので、細長い花を多数つけた花穂を采配に見立てたものだという。
分布:北海道、本州、四国、九州