peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヒオウギ(檜扇/ヌバタマ(射千玉)/ヒオウギアヤメ

2009年08月08日 | Weblog
一関市大東町摺沢のヒオウギ(檜扇)
/ヌバタマ(射千玉)/ヒオウギアヤメ 2009年8月6日





2009年8月6日(木)、一関市大東町摺沢字雲南田の県道19号(一関大東)
線沿いにつくられた花壇でヒオウギ(檜扇)が花を咲かせていました。





ヒオウギ(檜扇)
アヤメ科 ヒオウギ(ベラムカンダ)属
Belamcanda chinensis
山地や海岸の日当たりのよい草地に生える耐寒性多年草。切花用に栽培
もされている。高さは60~100㎝。葉は長さ30~50㎝、幅2~4㎝の剣状。

和名は、幅の広い剣状の葉が密に互生してつき、扇形に並び、その形が
平安貴族が使ったヒオウギ(檜扇)に似ていることによる。

8~9月、花茎の上部で分枝し、枝先に濃いオレンジ色の6弁花を開く。花
は直径4~6㎝で、内側に濃い紅色の斑点が多数ある。種子は黒くて光沢が
あり、ヌバタマ(射千玉)と呼ばれる。
>「ヒオウギアヤメ」という別名があるが、アヤメ科アヤメ属のヒオウギアヤ
メ(檜扇菖蒲)Iris setosaとまぎらわしい。この植物は、亜高山~高山
の湿地に群生する多年草で、葉がヒオウギに似ていて、花はアヤメに似て
いることによる。

矮性で葉幅が広く、茎葉が反転し、花つきが密で花色に富む変種にダルマ
ヒオウギ var.cruenta f.vulgaris
がある。黄色花の「黄竜 cv.Kouryuu
が知られる。また、アイリスとの交配種でカラフルなキャンディリリーミックス
などがある。
[栽培]日当たりと風通しのよい戸外に置く。過湿を嫌うので鉢土の表面
が乾いたらたっぷり水やりする。繁殖は株分けか種子。
 分布:日本、台湾、中国、インド北部。

ネグンドカエデ「フラミンゴ」

2009年08月08日 | Weblog
一関市大東町摺沢のネグンドカエデ「フラミンゴ」
 2009年8月6日





 2009年8月6日(木)、県道19号(一関大東)線の一関市大東町摺沢字
雲南田地区沿いにある民家の庭に植えられているネグンドカエデ「フラミンゴ」
が美しい葉を風になびかせていました。




ネグンドカエデ「フラミンゴ」
カエデ科 カエデ(アセル)属
Acer negundo cv.Flamingo 別名:トネリコバノカエデ
北米東部原産の落葉高木で、高さは20mにもなるとのこと。日本には
1882年頃渡来し、北海道などに多く植えられたという。葉は長さ13~
24㎝の奇数羽状複葉。小葉は1~2対、まれに3~4対あり、長さ5~10㎝
の長楕円状卵形。

4月頃、葉より早く黄緑色の花が垂れ下がって咲く。雌雄別株。雄花序
は散房状、雌花序は総状。花弁はなく、萼片が4~5個ある。雄花の花糸
は細長い。翼果は長さ2.5~3.5㎝であまり開かず、翼は内側に曲がる。
用途:庭木、公園樹。