2009年7月21日 一関市青葉2丁目
ヤブカンゾウ(藪萱草) ユリ科 ワスレグサ(ヘメロカリス)属
Hemerocallis fulva var.kwanso
野原や土堤、林の縁、道ばたなどに生える多年草。有史以前に中国から渡来したといわれている。ノカンゾウ(野萱草)H.longitubaより全体に大きく、高さ50~100㎝ほどになる。葉は長さ40~60㎝、幅幅2~4㎝の広線形で、ノカンゾウよりも幅が広い。オニカンゾウの名もある。若芽や蕾はおいしい山菜のひとつである。
7~8月、葉の間から80~100㎝の花茎を出し、上部に直径8~10㎝ほどの橙赤色の花を数個つける。花は雄しべの全部または一部が花弁状になって八重咲きになるのが特徴。完全に花弁状になっていない雄しべもある。3倍体なので、結実しないとのこと。
分布:北海道、本州、四国、九州。