peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

サルビア・スプレンデンス(赤花)

2009年08月09日 | Weblog
一関市東山町のサルビア・スプレンデンス 2009年8月8日




2009年8月8日(土)、一関市東山町長坂字西本町にある唐梅館総合公園
につくられている大花壇に群植されたサルビア・スプレンデンス(赤花)
が花を咲かせていました。







サルビア・スプレンデンスシソ科 サルビア(アキギリ)属
Salvia splendens 別名:スカーレット・セージ scarletsage。
単に「サルビア」といえばスプレンデンスを指すほど良く知られている。
ブラジル原産の一、二年草で、草丈は30~100㎝ほどになる。直立性で、
基部は木質化する。葉は長さ7㎝、一花穂の長さは20㎝ほどで、2~6の
小花をつける。小花の柄は外花筒弁12㎜、内花筒弁22㎜、上唇13㎜。
花色は、燃えるような赤い花のほかにピンクや白、濃紫など豊富。
この種から現在の園芸品種の多くがつくられている。
主な園芸品種は、
白色のアルバ cv.Alba、濃いバイオレットから紫色のアトロパープレア
cv.Atropurpurea
、濃い赤色のアトロサングイネアcv.Atrosanguinea
赤と白の2色のビカラー cv.Bicolor、矮性でコンパクトな多花性早生系
統で白、ピンク、ローズ、パープルなどの花色がある種子系のドレス
パレードcv.Dressparade
、草丈が大きく、大輪花のグランディフローラ
cv.Grandiflora
、早生極矮性で密生し、スカーレット色で種子系の
スカーレット・ピグミー cv.Scarlet Pygmy、四季咲き性のセンパフロー
レンスcv.Semperflorens
、矮性で密生し、多花性で、開花期間が長く
種子系のセント・ジョンズ・ファイアーcv.Saint John's Fire、また、
ドレスパラード・若姿cv.dressparade Wakasugataスカーレット
・シグナル cv.Scarlet Signal
シズラー・ラベンダー cv.Sizzler
Lavender
フェニックス・パープル cv.Phoenix Purpleなど。
[栽培]日光を好むので、日当たりと風通しのよい戸外に置き、鉢土の表面
が乾いたらたっぷり水やりする。咲き終わったら花穂(かすい)を切り取
ると、腋芽が伸びて次々と咲く。繁殖は種子。最低気温零下1.1~4.4℃。
[花期]5~10月。

ヤマウコギ(山五加)/オニウコギ

2009年08月09日 | Weblog
一関市大東町摺沢のヤマウコギ(山五加)
/オニウコギ 2009年8月6日








2009年8月6日(木)、一関市大東町摺沢字雲南田の県道19号線沿いの
歩道を歩きました。10時頃でしたが、気温表示板は27℃を示していまし
た。ヤブのような緑地に生えているヤマウコギ(山五加)と思われる植物が、
色づきはじめた実をびっしりとつけていました。





ヤマウコギ(山五加)ウコギ科 ウコギ属
Acanthopanax spinosus 別名:オニウコギ、ウコギ
山野の林縁に生え、やや湿った場所に多い落葉低木。高さは2~4mに
なり、枝には太くて鋭い刺がある。葉は掌状複葉で、長い葉柄がある。
小葉はふつう5枚あり、長さ3~7㎝の倒卵状長楕円形で、縁には浅い鋸
歯があり、両面とも無毛。葉裏の葉脈の腋に薄い膜があるのが特徴。
頂小葉は長さ3~7㎝で最も大きい。

5~6月、球形の散形花序に黄緑色で直径4㎜の5弁花を多数つけ、葉に
隠れるように咲かせる。花火のような花序で、花序は柄を入れても葉
柄より短い。雌花は柱頭が2裂する。雄花は5本の
雄しべが突き出る。
果実は直径5~6㎜のほぼ球形で、8~10月に黒く熟す。新芽は山菜と
して利用され、かつては救荒植物として屋敷の周りなどに植えられて
いた。
 分布:本州(岩手県以南)、四国(高知県)、九州。