peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

フロックス・パニクラタ/クサキョウチクトウ(草夾竹桃)

2009年08月20日 | 植物図鑑

2009年8月6日(木) 一関市大東町摺沢、東山町長坂

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フロックス「エリザベス」Phlox paniculata cv.Elizabeth

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フロックス・パニクラタ/クサキョウチクトウ(草夾竹桃)/オイランソウ(花魁草)

ハナシノブ科 クサキョウチクトウ(フロックス)属 Phlox paniculata

フロックス属は、アラスカから北アメリカにかけて広く分布しており、67種ほどの宿根草が知られている。フロックス・パニクラタは、アメリカ合衆国東部(ニューヨーク)原産の半耐寒性宿根草で茎は直立し、叢生する。別名に「宿根フロックス」「オイランソウ(花魁草)」があるが、「オイランソウ」は、花の香りが花魁の白粉(おしろい)に似ていることに由来する。

草丈は60~120㎝、葉は対生、輪生、楕円状披針形、先は尖る。7~9月、 直立した茎の先にピラミッド状の花序をつけ多数の花を長期間つける。花冠は2~3㎝ほどの筒状で5裂する。花色はピンク、紅、紅紫、白など変異がおおく多彩。

園芸品種に「ブライト・アイズcv.Bright Eyes」「エリザベスcv.Elizabeth」「スター混合cv.Star Mix」などがあり、欧米では300品種を数えるとのこと。

似た種類で栽培されるものに、同属でやや小型の宿根草の「マキュラータP.maculata」、花形に変化の多い一年草の「キキョウナデシコP.drummondii」がある。

[栽培]タネを春か秋に播くか、3月に苗を植え付ける。高温多湿に弱く、病害虫の被害も多くなるので、日当たりと風通しのよい戸外に置き、鉢土の表面が乾き始めたら水やりする。花がらは丹念に摘む。繁殖は株分け、挿芽、実生。P1580708

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