2009年7月9日(木) 一関市大東町摺沢
アルストロメリア/ユリズイセン(百合水仙)/インカノユリ
ユリ科(アルストロメリア科)アルストロメリア(ユリズイセン)属
南アメリカ原産の多年草で、根茎が発達して茎頂に多数花がつく。アルストロメリア(ユリズイセン)科 Alstroemeriaceaeとして独立させる場合もある。
アルストロメリア(ユリズイセン)Alstroemeria psittasina
チリ、ペルー原産の半耐寒~耐寒性多年草。現在の園芸種は主にチリ原産のハエマンタA.haemanthaとリグツA.ligtu、アウレア A.aureaの交雑からできたもので、ティアラA.cv.Tiaraなど多くの品種があるとのこと。また鉢物用として、ペレグリナI.pelegrinaなども利用されているという。
肉質で円筒状の塊茎または肥大地下茎があり、草丈は30~100cm。葉は互生し多くは葉柄部が捻じれて、裏面が上面になることが多い。茎の先に散形または短縮した総状花序をつくり、多数の花をつける。花径は5~7㎝ほど。オーキッドcv.Orchidやカナcv.Cana、カナリアcv.Canariaなど、白、黄、桃、オレンジ、紅紫色に条斑が入る品種が多いが、条斑のないスポットレスタイプも人気がある。花の寿命が長く、色彩がカラフルなので人気があり、家庭でも栽培されている。花もちがよいので切り花やコサージュに最適である。花期は5~6月と秋。英名:alstroemeria、lily of the Incas(インカのユリ)、ペルーのユリ。
日本名:ワルターフレーミング、プリンセスアイコ、バージニア、リンダ、浜千鳥、ミヤケストレイン「オレンジシェード」、プルケラ、など。
[栽培]生育適温は15~21℃と低く、夏の暑さには弱い。多くは耐寒性があり、戸外で栽培できる。排水よく冬暖かく夏涼しい場所がよい。過湿を嫌うので鉢土が乾くのを待って水やりする。花が終わると休眠に入るので、葉が枯れたら水やりを止め、雨の当たらない涼しい日陰で夏越しさせる。繁殖は分球あるいは種子で殖やす。植え付け:9月下旬~10月。