peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アルストロメリア/ユリズイセン(百合水仙)

2009年08月22日 | 植物図鑑

2009年7月9日(木) 一関市大東町摺沢

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アルストロメリア/ユリズイセン(百合水仙)/インカノユリ

ユリ科(アルストロメリア科)アルストロメリア(ユリズイセン)属

  南アメリカ原産の多年草で、根茎が発達して茎頂に多数花がつく。アルストロメリア(ユリズイセン)科 Alstroemeriaceaeとして独立させる場合もある。

アルストロメリア(ユリズイセン)Alstroemeria psittasina

チリ、ペルー原産の半耐寒~耐寒性多年草。現在の園芸種は主にチリ原産のハエマンタA.haemanthaとリグツA.ligtu、アウレア A.aureaの交雑からできたもので、ティアラA.cv.Tiaraなど多くの品種があるとのこと。また鉢物用として、ペレグリナI.pelegrinaなども利用されているという。

肉質で円筒状の塊茎または肥大地下茎があり、草丈は30~100cm。葉は互生し多くは葉柄部が捻じれて、裏面が上面になることが多い。茎の先に散形または短縮した総状花序をつくり、多数の花をつける。花径は5~7㎝ほど。オーキッドcv.Orchidやカナcv.Cana、カナリアcv.Canariaなど、白、黄、桃、オレンジ、紅紫色に条斑が入る品種が多いが、条斑のないスポットレスタイプも人気がある。花の寿命が長く、色彩がカラフルなので人気があり、家庭でも栽培されている。花もちがよいので切り花やコサージュに最適である。花期は5~6月と秋。英名:alstroemeria、lily of the Incas(インカのユリ)、ペルーのユリ。

日本名:ワルターフレーミング、プリンセスアイコ、バージニア、リンダ、浜千鳥、ミヤケストレイン「オレンジシェード」、プルケラ、など。

[栽培]生育適温は15~21℃と低く、夏の暑さには弱い。多くは耐寒性があり、戸外で栽培できる。排水よく冬暖かく夏涼しい場所がよい。過湿を嫌うので鉢土が乾くのを待って水やりする。花が終わると休眠に入るので、葉が枯れたら水やりを止め、雨の当たらない涼しい日陰で夏越しさせる。繁殖は分球あるいは種子で殖やす。植え付け:9月下旬~10月。


キバナコスモス(黄花コスモス)

2009年08月22日 | 植物図鑑

2009年8月8日(土) 一関市東山町長坂「唐梅館公園」

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キバナコスモス(黄花コスモス) キク科 コスモス属 Cosmos sulphureus

コスモスと同属の類似種で、メキシコ原産の一年草で、日本には大正初年に渡来したとのこと。種小名は「硫黄色」の意。草丈は100~120㎝ほどになり、コスモスより葉の切れ込みが粗い。花径は5~6㎝。花色は濃黄、黄橙、朱赤色などがある。コスモスはもともとは短日植物のため、日が短くなってから咲くが、キバナコスモスは暑さに強く長日条件でも開花するので初夏には開花が見られる。開花期:8~11月。品種には「サンライズcv.Sunrise」や「サニーレッドcv.Sunny Red」のような朱赤色の品種や八重咲き種、矮性種などもある。「サニーイエロー」や「サニーオレンジ」がよく栽培されている。

[栽培]発芽に20℃ぐらい必要なので、4月下旬に、日当たりと水はけのよい場所にタネ播きする。ポット播きなら、本葉が5~6枚になったら植え付ける。5月に種子を直播きすると、9月に花が咲く。また、一通り花が咲いた後切り戻すと二番花が楽しめる。