peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ツンベルギア/ヤハズカズラ(矢筈葛)

2009年08月13日 | Weblog
一関市山目のツンベルギア/ヤハズカズラ(矢筈葛)
 2009年7月31日





2009年7月31日(金)、一関市山目字館にある民家のラティスに絡まった
ツンベルギア/ヤハズカズラ(矢筈葛)が花を咲かせていました。




ツンベルギア/ヤハズカズラ(矢筈葛)
キツネノマゴ科 ヤハズカズラ(ツンベルギア)属
アフリカ中部から南部、マダガスカル、熱帯から亜熱帯アジアに100種
以上分布する直立性、または蔓性の多年草、または低木。
 ツンベルギア Thunbergia spp.葉腋に単生花、または茎頂
に総状花序をつけ、花は基部に2枚の大きな苞がある。花色は白、黄、
橙黄、赤、青、紫色。果実は果で、先が嘴(くちばし)状に尖る。

夏花壇の一年草として栽培されるツンベルギア・アラタ
/ヤハズカズラ(矢筈葛)Thunbergia alata
は、
熱帯アフリカ原産の蔓性多年草で、日本には明治12年に渡来したとの
ことで、熱帯各地で野生化しているという。葉の形からヤハズカズラ
(矢筈葛)
の名がある。
別名:ヤバネカズラ。英名はBlack-eyed susan vine。花径は約4㎝。
つる長は1~1.5m。 花が白いアルバ cv.Alba
芯まで黄色いルテア cv.Lutea、葉に斑が入る品種などがある。
[花期]7~10月。

[栽培]行燈(あんどん)仕立てや吊り鉢仕立てで出回ることが多いが、
暖地では庭植えにしてフェンスなどに這わせることもできる。鉢植え
でも花つきがよい植物である。夏は日当たりと風通しのよい戸外に置き、
過湿を嫌うので鉢土の表面がよく乾いてから水やりする。冬は日当たり
のよい窓辺に置き、水やりを控えて5℃以上に保つ。

日本では温室で花径10㎝の空色の大輪花を咲かせる
ベンガルヤハズカズラ T.grandifloraもよく栽培されている。

オミナエシ(女郎花)

2009年08月13日 | Weblog
一関市大東町摺沢のオミナエシ(女郎花) 2009年8月6日



2009年8月6日(木)、一関市大東町摺沢の県道19号(一関大東)線沿い
にある民家の庭に植えられているオミナエシ(女郎花)が花を咲か
せていました。この県道はJR大船渡線と並行していて、場所は丁度摺沢駅
裏の辺りで、千厩警察署摺沢駐在所の近くです。







オミナエシ(女郎花)オミナエシ科 オミナエシ属
Patrinia scabiosaefolia 別名:アワバナ(粟花)。
山地や丘陵の日当たりのよい草原に生える耐寒性多年草で、高さは60
~100㎝ほどになる。地下茎は横に這い、その先端に新苗をつくって殖
えるが、こぼれダネでも殖える。葉は対生し、羽状に深く切れ込んでい
る。葉や茎に毛は少ない。
秋の七草」の一つとしてよく知られているが、最近は自生のものを目
にすることは難しくなっている。

8~10月、茎の上部で枝分かれし、枝先に黄色の小さな花が多数集まっ
て頂部が平らな散房花序を作る。花冠は直径3~4㎜で、5裂している。
る。同じ仲間のオトコエシ(男郎花)は茎や葉に毛が多く、草丈は1m前後に
なる。オミナエシに対してこの名がついたもので、花は白色。果実は長
楕円形で、オトコエシのような翼状の小苞はない。

和名は、全体の優しい姿から女郎花(おみなえし)と名づけられたとの
ことだが、粟粒のような花を飯に見立てたオミナメシが転じて
オミナエシになったという説もある。
また、お盆に茎で箸(はし)を作り仏前に供える風習からボンバナ(盆花)
とも呼ばれる。
 分布:日本(北海道~九州)、朝鮮半島、中国。
[管理]丈夫で栽培は容易。日当たりと水はけのよい場所に植えるが、草丈
が高くなるので花壇の後方に群植するとよい。鉢植えは茎が伸び始めたら
摘芯して腋芽を伸ばし、丈を低く抑える。