2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午前中に見学した本館(管理棟)の「展示室」には、様々なシクラメンなどが展示されていましたが、それらの中に’ホワイト・ウイズ・レッド・アイ’cv.White with Red Eyeと思われるシクラメンがありました。鉢には「ビクトリア」と書かれていましたが、ビクトリアではないと思います。
シクラメン ”ホワイト・ウイズ・レッド・アイ” サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen cv.White with Red Eye
シクラメンの園芸品種。野生の「ペルシクム」C.persicumをそのまま大きくたような花をつけていました。花は純白色に底が紅色の中輪で多花性、冬から早春にかけて開花する。ペルシクムは現在の園芸品種の基になった野生種で、冬から春に咲き、芳香がある。花柄は受精後も株元に巻き込まない。
http://d.hatena.ne.jp/tama_fk/20050419 [tamaのひとりごと~洋書&和書 多読日記~]
http://www.kakiengei.jp/hinshu/d/?hin=20090903620100208 [シクラメン ひらり ホワイトウィズアイ(花と緑の専門紙「花卉園芸新聞」WEBサイト)]
http://gazo.cocolog-nifty.com/my_tiny_flower_garden/2006/12/post_922e.html [シクラメンが咲きました:My Tiny Flower Garden]
http://item.rakuten.co.jp/hana-maru/sik5_pas_whitewitheye/ [楽天市場:シクラメン5号鉢:白系パステル「ホワイトウィズアイ」]
サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen:地中海沿岸から中近東にかけて、約19種が分布する塊茎をもつ多年草。
シクラメン サクラソウ科 シクラメン属 Cyclamen persicum
葉は根出し、長柄をもつ心臓形または円形をなす。葉の表面は斑状、葉縁には歯牙がある。花は長い花柄の頂部に単生し、受精すると花柄が螺旋状に巻く。萼片は5、花冠は5裂、雄しべは花冠基部に合着し短い。雌しべは1で細い。果実は蒴果で、成熟すると先端から裂開する。
園芸品種は、エーゲ海沿岸に分布する本種を起源としている。新品種の育成は1731年にイギリスに導入され、大輪系の’ギガンテウム’cv.Giganteum(1830年)と’サーモン・クイーン’cv.Salmon Queen(1894年)が発表されてから急速に活発になり、1900年代初めには様々な花形をした品種が発表され、今日の品種の基礎が築かれた。現在では、ほとんどの品種がF1化されている。また種子繁殖が行われているために、一部の品種では形質の変異が問題となり、組織培養苗で扱われている。
園芸品種には、中輪から大輪の普通種と小輪のミニ種とがあり、育成者の命名により、タス系、パステル系、作曲家シリーズ、ピッコロ系など多くの系統がある。
栽培:一般の栽培では、10月から2、3月に播種し、鉢替えを繰り返して秋から冬に咲かせる。夏の高温には弱いため、高冷地で避暑する(山あげ栽培)場合もある。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]