2012年1月28日(土)、胆沢郡金ケ崎町立図書館(金ケ崎町西根西地蔵野5番地)行きました。数本植えられているナナカマド(七竈)の中の一本だけ、赤く熟した果実を沢山つけていました。
http://www.library-kanegasaki.jp/ [金ケ崎町立図書館]
ナナカマド(七竈) バラ科 ナナカマド属 Sorbus commixta
別名:ヤマナンテン(山南天)。落葉高木。秋には葉が燃えるように赤に色づく、美しい紅葉の代表的な木。赤色の実も鮮やかである。山地に自生し、高さは5~10mになる。幹は暗褐色か灰色。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は長さ3~7cmで先が細長く尖り、縁には鋸歯がある。
花期は5~7月、枝先に複散房花序を出し、直径6~8mmの小花を多数つける。花色は白、花柱は3~4本。実は直径5~6mmの球形。樹質が堅くて燃えにくく、七回竈(かまど)に入れても燃え残るといわれて名がついた。轆轤(ろくろ)材や彫刻用材として利用される。自生地は北海道から九州、アジア東北部。
同属の類似種に、タカネ(高嶺)ナナカマド、ウラジロ(裏白)ナナカマド、ナンキン(南京)ナナカマドなどがある。
[講談社発行「野の花・街の花」(監修・長岡 求)より]