peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手蘭友会の洋ラン シンビジューム・交配種 2015年3月6日(金)

2015年03月18日 | 洋ラン

 

 

 

2015年3月6日(金)、奥州市水沢区横町の水沢メイプル4階催事場で開催中[3/6(金)~3/8(日)]の岩手蘭友会(及川正道会長、会員19人)主催「第28回いわて洋ラン展」(入場無料)を見に行ってきました。妻には「いつも同じようなものを撮ってて楽しいの?」と言われたりしますが、今回は初めて見るようなものが沢山ありました。 

(下)「シンビジューム・交配種」と書かれた名札をつけた洋ランが展示されていました。手持ちの図鑑で調べた限りですが、コール・リアルに良く似ていると思います。

 

 

洋ラン シンビジューム コール・リアル ラン科 シンビジューム属 Cymbidium(Cym.)Calle Real 

Dorama×Sussex Dawn。1970年登録。立葉性の中型種。萼片と花弁は白地に淡いピンクを帯び、縁にやや濃い鮮桃色の縁どりが入る。唇弁に濃紅紫色の斑点とぼかし斑が入り、花数20輪前後つける。径約9㎝。開花期は冬から春。[個体]’ピンク・サフュージョン’ 'Pink Suffusion' [山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

 


一関市街地のフキノトウ(蕗の薹) 2015年3月17日(火)

2015年03月18日 | 植物図鑑

2015年3月17日(火)、初夏の陽気になったこの日、一関市中里にあるコメリ一関店に行きました。妻が買い物をしている間、30分ほどJR東北本線の線路脇を散策しました。フキノトウ(蕗の薹)が出ているのではないかと思っていたら、沢山出ていました。また、コバルトブルーの花を沢山咲かせているオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)もありました。

 フキ(蕗) キク科 フキ属 Petasites japonicus

山野に生える多年草。淡緑色の苞に包まれた蕾(つぼみ)がフキノトウ(蕗の薹)で、ほろ苦い早春の味として人気がある。葉や葉柄も食べられる。葉は幅15~30㎝のほぼ円形。花期は3~5月。雌雄別株。雄株の頭花は黄色っぽく、雌株の頭花は白っぽい。北海道や東北地方に分布するアキタブキ(秋田蕗)var.giganteusは葉が直径1.5mと大きく、葉柄は長さ2mにもなる。市販のフキはほとんどがアキタブキの栽培品。分布:本州~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

フキ(キク科):雪解けとともに、あちらこちらで顔を覗かせるフキノトウは、食卓に春の香りを運んでくれる。岩手では、フキノトウよりも「バッケ」の名でおなじみだ。このフキノトウ、言うまでもなくフキ(蕗)の花である。運よく摘まれずに残ったものは、その後グングンと茎を伸ばし、下の写真のような状態となる。

 

筆者にとっても耳の痛い話だが、年ごろを過ぎても結婚しない女性のことを「トウが立つ」と言うのは、このような様子を指しているのだろう。しかしフキの方は、ちゃんと種子を実らせているのだから、立派なものである。

大きなフキの葉は、急な雨降りのときに傘がわりにしたり、お面を作ったりして遊ぶ。山間の湧き水を、フキの葉をクルリと丸めたコップで味わうのも、また格別である。[岩手の野草百科(澤口たまみ・著)」より]

 

 


一関市街地のオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2015年3月17日(火)

2015年03月18日 | 植物図鑑

2015年3月17日(火)、初夏の陽気になったこの日、一関市中里にあるコメリ一関店に行きました。妻が買い物をしている間、30分ほどJR東北本線の線路脇を散策しました。フキノトウ(蕗の薹)が出ているのではないかと思っていたら、沢山出ていました。また、コバルトブルーの花を沢山咲かせているオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)もありました。

 オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 ベロニカ(クワガタソウ)属 Veronica persica

ユーラシア、アフリカ原産の2年草。日本には明治時代に入り、今では全国に広がっている。茎は根もとから枝分かれして、横に大きく広がる。葉はほとんどが互生し、長さ7~18㎜の卵状広楕円形で、縁には鈍い鋸歯がある。3~5月、上部の葉のつけ根に直径8㎜ほどのルリ色の花をつける。花は日が当たっているときだけ開く。果実はイヌノフグリより平たい。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科):春の訪れを待ちかねて、まだ枯れ色をした野原へと足を運ぶ。すると、陽だまりでいち早くこの花が咲いているのに出会う。青空をそのまま映し取ったような鮮やかなコバルトブルーが、長い冬を耐えてきた目と、心にしみる。オオイヌノフグリは、北国に春を告げる花だ。

その美しさに、思わず摘んでしまいそうになるが、オオイヌノフグリは触れるといとも簡単に、花ごとハラハラと散る。野原や道ばたなど、今では至る所に見られるオオイヌノフグリだが、もともとは明治時代にヨーロッパから渡って来た帰化植物。そう思って見ると、今度はこの花のブルーが、金髪美人の色にも似つかわしく感じられる。[岩手日報社発行「岩手の野草百科(澤口たまみ・著)より]

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%8E%E3%83%95%E3%82%B0%E3%83%AA [オオイヌノフグリ:Wikipedia]

http://homepage2.nifty.com/m_shi/quiz/a028.html [科学的逍遥:クイズ・オオイヌノフグリ の名の由来は?(回答)]

 http://www.hana300.com/ooinun.html [オオイヌノフグリ(おおいぬのふぐり):季節の花300]