peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のアズマイチゲ(東一華) 2015年3月21日(土)

2015年03月21日 | 植物図鑑

2015年3月21日(土)、一関市東山町長坂字北山谷の妻の友人の家まで妻をマイカーで送って行きました。この日も朝から天気が良かったので、妻がお話をしている間約1時間ぐらい付近を散策しました。山谷川河川敷の道路側に群生したアズマイチゲ(東一華)が沢山花を咲かせていました。

(下)東山町総合体育館&唐梅館公園方面への近道である山谷川を横断するこの道が、増水した水が溢れていて通れませんでした。

 アズマイチゲ(東一華)キンポウゲ科 アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone raddeana

庭でおなじみのアネモネはキンポウゲ科で、キクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ)や、このアズマイチゲ(東一華)、ニリンソウ(二輪草)などとは、とりわけ近縁である。ところで、キクザキイチリンソウとアズマイチゲは、良く似ていて、私などには区別がしにくい。

アズマイチゲのほうが葉っぱの切れ込みが少ないとか、白い花しか咲かないとか、図鑑の説明はたいそう詳しいのだが、いざ野山へ出かけてみると、私はウーンと首をひねってしまう。

しかし、この手の花が早春、フウジュソウ(福寿草)などと一緒に咲いていたら、まずアズマイチゲ。キクザキイチリンソウの花が盛りを迎える頃、アズマイチゲはそろそろ咲き終わりで、気の早いものはコンペイ糖のような形の実をつけ始めている。[岩手日報社発行「岩手の野草百科」(澤口たまみ・著)より]

 

 


オーキッドクラブ岩手の洋ラン デンドロビューム・クリソトキサム  2015年3月20日(金)

2015年03月21日 | 洋ラン

 

2015年3月20日(金)、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンター・パル(2階)コスモホールでこの日から開催中のオーキッドクラブ岩手(高木伸一会長・会員15人)の第5回洋らん展[3/20(金)~3/22(日)]を見に行ってきました。120品種140鉢ほどが展示されていたとのことでした。これらの中に「会長賞」受賞の素晴らしいデンドロビューム・クリソトキサム(クリソトクスム)という名の洋ランがありました。

 洋ラン デンドロビューム・クリソトキサム(クリソトクスム)ラン科 デンドロビューム属 Dendrobium(Den.)chrysotoxum

インド、中国南部からタイに広く分布。茎は紡錘形で先が太く、多肉、長さ約30㎝、径15㎜。葉は長さ10~15㎝、幅25㎜で卵形~披針形、先が尖る。花茎は上部の節より生じ長さ15~20㎝でアーチ状または下垂し、12~20花をつける。花は径4~5㎝、黄金色ないし黄橙色で強い芳香がある。開花期は春から初夏。変種スアビッシムムvar.suvissimumは唇弁喉部に褐紫色の2つの目をもつ。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

 

 


オーキッドクラブ岩手の洋ラン アーポフィラム・ギガンチューム  2015年3月20日(金)

2015年03月21日 | 洋ラン

2015年3月20日(金)、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンター・パル(2階)コスモホールでこの日から開催中のオーキッドクラブ岩手(高木伸一会長・会員15人)の第5回洋らん展[3/20(金)~3/22(日)]を見に行ってきました。120品種140鉢ほどが展示されていたとのことでした。これらの中に紅紫色の小さな花を円筒状に沢山付けたアーポフィラム(アルポフィルム)・ギガンチューム(ギガンテウム)という名の洋ランがありました。

 

 ラン科 アーポフィラム(アルポフィルム)属 Arpophyllum :約5種が メキシコから中央アメリカを経てベネズエラとコロンビアまで分布し、着生または岩生する。匍匐茎は分枝し、短く、茎は肥厚した棒状、直立し、葉鞘で包まれ1葉を頂生する。葉は線形、肉厚い革質。花茎は茎の頂部より生じ、直立、上半部に多数の小花を密に円筒状につけ、「ローソクラン」(英名:Candle orchid)の愛称で呼ばれる。花は小さく、紫紅色、萼片は基部が合生し先は開張する。側萼片は合した基部が袋状となる。花弁は萼片より小さい。唇弁は倒立して上部に位置し、倒卵形で凹形、基部は袋状となる。蕊柱は直立する。属名はギリシア語のharpe(鎌)とphyllum(葉)の2語からなり、葉の形による。

アーポフィラム(アルポフィルム)・ギガンチューム(ギガンテウム)Arpophyllum giganteumメキシコから南へ、コスタ・リカ、コロンビアまでとジャマイカに分布する。茎は3~5㎝間隔に生じ、細い円筒形、長さ20~30㎝、直立。葉は線形、長さ30~50㎝、革質。花茎は直立し、長さ30~40㎝、上半部に密に多花をつける。花序は長さ15~20㎝。花は唇弁を上部に倒立してつき、平開し、径約8㎜、桃紫色で唇弁は濃紫紅色。萼片は楕円形、長さ6㎜。花弁は倒披針形、萼片と同長。唇弁は蕊柱中部まで合生し、倒卵形、凹形、長さ7㎜、基部は袋状となる。開花期は春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]