2015年3月21日(土)、一関市東山町長坂字北山谷の妻の友人の家まで妻をマイカーで送って行きました。この日も朝から天気が良かったので、妻がお話をしている間約1時間ぐらい付近を散策しました。山谷川河川敷の道路側に群生したアズマイチゲ(東一華)が沢山花を咲かせていました。
(下)東山町総合体育館&唐梅館公園方面への近道である山谷川を横断するこの道が、増水した水が溢れていて通れませんでした。
アズマイチゲ(東一華)キンポウゲ科 アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone raddeana
庭でおなじみのアネモネはキンポウゲ科で、キクザキイチリンソウ(キクザキイチゲ)や、このアズマイチゲ(東一華)、ニリンソウ(二輪草)などとは、とりわけ近縁である。ところで、キクザキイチリンソウとアズマイチゲは、良く似ていて、私などには区別がしにくい。
アズマイチゲのほうが葉っぱの切れ込みが少ないとか、白い花しか咲かないとか、図鑑の説明はたいそう詳しいのだが、いざ野山へ出かけてみると、私はウーンと首をひねってしまう。
しかし、この手の花が早春、フウジュソウ(福寿草)などと一緒に咲いていたら、まずアズマイチゲ。キクザキイチリンソウの花が盛りを迎える頃、アズマイチゲはそろそろ咲き終わりで、気の早いものはコンペイ糖のような形の実をつけ始めている。[岩手日報社発行「岩手の野草百科」(澤口たまみ・著)より]