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6/5(月)、一関市東山町長坂の「唐梅館址」(標高253m)に登りました。この案内板が、下の画像の「現在地」の所に建てられています。館址には、すぐ近くの「サクラの広場」付近まで車道が通じていますので、足が弱い人でも容易に登ることができます。(私は麓から歩いて登りました。)車道→「唐梅館古道」→「サクラの道」→「唐梅館址」
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頂上の館址の上り口に建てられている「舘址地区展望地点総合案内板」の近くに、「ミズキ(水木)」の木が花を咲かせていました。
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この説明板には次の通り書かれていました。
「唐梅館址 唐梅館は、平泉藤原氏滅亡後から天正18(1590)年まで約400年間にわたる長坂千葉氏歴代の居城で、四囲は険しく、見るからに天険んの山城である。ここ本丸は標高253mの唐梅館山の頂にあって、北側の縁(へり)から西側の縁にかけて土塁が回り、また本丸を中心に郭(くるわ)が壇築成されている。的場址(まとばあと)・馬場場址(うまどめばあと)・池なども残っており、規模・つくりなど他では容易に見ることのできない雄大な館である。
いま本丸の北側の土塁の上には、初代城主頼胤の供養碑が建っている。蓬清院殿前羽林次称頼山胤公大居士 千葉介頼胤 従四位下少将
なお、長坂千葉氏は葛西時代、磐井・江刺・胆沢・気仙・本吉など各地で勢威を誇った千葉を名乗る諸将の宗家といわれ、そしてまた、居城唐梅館は天正18年4月17日、葛西麾下(きか)の諸将が参集して、秀吉軍令の小田原参陣の是非を議した由緒ある館と伝えられる。昭和63年7月1日 東山町教育委員会」
ミズキ(水木)ミズキ科 ミズキ属 Cornus controversa
山地に生える落葉高木で、高さはふつう10~15m、大きいものは20mにもなる。樹皮は灰褐色。枝を水平に広げ、それが何段にもなって特徴のある樹形を作る。
樹皮は秋に赤く色づき、冬枯れの山ではよく目立つ。若木は繭玉飾りなどによく利用される。街路樹や公園樹、庭木にもされる。
和名は、樹液が豊富で、特に春先に枝を折ると水のように滴り落ちることによるという。
葉は枝先に集まって互生し、長さ5~15cmの広楕円形または広卵形で、先端は鋭く尖り、裏面は細かい毛が多くて白っぽい。
5~6月、枝先の散房花序に直径7~8mmの白色小花を密につける。花弁は4個あり平開する。果実は直径6~7mmの球形で10~11月に黒く熟す。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東南部
なお、良く似た仲間に「クマノミズキ(熊野水木)」というのがあるが、葉は対生し、対生の葉は有柄で、長さ6~15cmの卵状長楕円形、ミズキよりも幅が狭い。花期は6~7月でミズキよりも1カ月ほど遅い。ミズキによく似た花を枝先の散房花序に密集してつける。果実は直径5mmの球形で黒く熟す。分布:本州、四国、九州、アジア東南部