peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市厳美町真湯のルイヨウボタン(類葉牡丹)

2006年06月03日 | Weblog

5/21(日)、一関市厳美町真湯にある観察林(「巨木の森」)に、「ルイヨウボタン(類葉牡丹)」の花が咲いていました。黄緑色の花なので、ほとんど目立ちません。








ルイヨウボタン(類葉牡丹)メギ科 ルイヨウボタン属 Caulophyllum robustum
落葉樹林の中などに生える多年草で、高さは40~70cmになる。上部に2~3回3出複葉の葉が2個互生するが、葉柄がほとんどないので、3個の葉が輪生しているように見える。小葉は長さ4~8cmで、長楕円形のものや2~3つに切れ込むものがある。

 和名は、この葉の形がボタン(牡丹)の葉に似ていることによるという。

 花期は4~6月。花は直径8~10mmで、黄緑色の蕚片が6個あり、花弁はごく小さい。分布:北海道、本州、四国、九州

奈良県高取町のマルコ山古墳とコメツブツメクサ(米粒詰草)

2006年06月02日 | Weblog

5/12(金)、近鉄吉野線・飛鳥駅で降りたのが9:00頃で、奈良県高取町の「マルコ山古墳」まで歩くのだという。駅前の「レンタサイクル」店に道を教えて貰って出発。店の人とのやりとりを聞いていた男の人が、「途中まで案内してあげます。」と言うので、電車の踏切の所まで300mほど案内してもらう。


 ほどなく「マルコ山古墳」が見えてきた。「マルコ山」というのは、「まるっこい」山と思われていたのではないでしょうか?!

「マルコ山古墳」に行くには、この民家の脇の道を登って行かなければならない。たまたま外に出ていたご婦人に「こんにちわ」と声をかけたら、「どちらから来たのか?」と聞かれたので、「岩手県から来た」と応えたら、「それはそれは遠いところをご苦労さま」などと慰労された上、後でアイスキャンデーと八朔まで頂いてしまいました。ありがたくご馳走になりました。
 NHK-TVの「花へんろ」で見たような情景に感激してしまいました。







上の説明板には次の通り記述されていました。
「古墳は、真弓丘陵の一画にあり、ほぼ東西方向にのびる尾根(最高点157.8m)の南斜面中腹(標高120m)に位置する。墳丘は、傾斜面上方を岩盤までほぼ平坦に掘り下げて整地し、その上に直接版築で築く直径約15m、見かけの高さ約5.3mの二段築成の円墳と考えられる。
 墳丘の北側は二重の石敷を半円形にめぐらし、外側の石敷下に排水施設として幅0.34m(底部幅0.22m)深さ47~57cm版築し、その上に幅約1.35mの範囲に礫を敷く。二重の石敷部分を含めた墳丘の復原規模は直径約24mとなる。墓室は墳丘中央に位置し、凝灰岩切石を組み合わせる石棺式石室である。石室内は天井・四壁・床面とも全面に2~7mmの厚さに漆喰を塗る。」





コメツブツメクサ(米粒詰草)マメ科 シャジクソウ属 Trifolium dubium
ヨーロッパから西アジア原産の1年草で、草丈は20~40cmになる。日本には明治時代後期に渡来したらしい帰化植物で、今では中部地方以西の各地に野生化している。

 葉には3個の小葉があり、小葉は長さ5~10mm。花期は5~9月、花は黄色い蝶形花で長さ3~4mmしかなく、これが5~20個集まって、直径7mmほどの球状になる。和名は、花の1つ1つが米粒のように小さいことによる。

一関市花泉町老松「ぼたん見本園」のボタン(牡丹):その5

2006年06月02日 | Weblog


上の画像2枚は「主基殿(しゅきでん)」という品種のボタン


 上の画像2枚は「白妙(しろたえ)」という品種のボタン



 上の画像3枚は「紫光錦(しこうにしき)」という品種のボタン


 上の画像2枚は「麗玉(れいぎょく)」という品種のボタン



 上の画像3枚は「熊谷(くまがい)」という品種のボタン



 上の画像3枚は「織姫」という品種のボタン
ボタン(牡丹)ボタン科 ボタン属 Paeonia suffruticosa

奈良県明日香村「水落遺跡」とキングサリ(金鎖)

2006年06月01日 | Weblog


5/11(木)14:30頃、奈良県明日香村の「水落遺跡」に行く途中の民家の庭に、「キングサリ(金鎖)」が咲いていました。



上の説明盤には次の通り記されていました。
”斉明天皇6年(660年)5月、皇太子中大兄皇子(のちの天智天皇)は、日本で初めて水時計を作って人々に時刻を知らせた、と「日本書紀」に書かれています。「日本書紀」はその場所について何も語っていません。1981年、その水時計の遺跡がここ飛鳥水落遺跡で掘り出されたのです。ここでは、精密に、堅固に築いた水時計建物と、建物内の中央で黒漆塗りの木製水槽を使った水時計装置とが見つかりました。水時計建物を中心にして、水を利用したさまざまな施設があることもわかりました。
 当時の日本は、中国の先進文明を積極的にとりいれて、律令制に基づく中央集権的な国家体制を急速にととのえつつありました。中大皇子は、中国にならい政治や人々の社会生活を、明確な時刻制によって秩序づけようとしたのです。
 時計装置の製作と運用は、当時の、最新かつ最高の科学技術を結集した国家的な大事業であったことでしょう。その意味において、飛鳥水落遺跡は律令国家確立への記念碑といえるでしょう。”



キングサリ(金鎖)マメ科 キングサリ属 Laburnum anagyroides
ヨーロッパ南部原産の耐寒性落葉低木で、高さ5~8mになる。日本には明治初期に渡来したといわれており、ヨーロッパでは大木になるという。

 フジ(藤)のように長い花穂を垂れ下げ、甘い香りの黄花を沢山咲かせるので、「キバナフジ(黄花藤)」とも呼ばれる。英名は「ゴールデン・チェーン」。
 花の直径は約2cm、花期は5~6月。高温多湿が苦手で、夏の乾燥も嫌うので、日当たりと風通しの良い場所に、堆肥や腐葉土をよくすき込み、水はけのよい土にしてから苗木を植えつけるようにするとよい。

一関市花泉町「ぼたん園」のセイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)

2006年06月01日 | Weblog





5/29(月)、一関市花泉町老松にある「ぼたん園」に行ったとき、その一角に「セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)」が植えられてあり、花を咲かせていました。


















セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron