peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市江刺区稲瀬のサルビア・スプレンデンス 2014年8月23日(土)

2014年08月24日 | 植物図鑑

P1140947a

P1140945a

P1140987a

P1140943a

2014年8月23日(土)、奥州市江刺区稲瀬の14号線沿いにある民家の花壇に群植されたサルビア・スプレンデンスが燃えるような緋赤色の花を沢山咲かせていました。場所は「人首川」に架かる橋から200mほどの所で、ほかにもセンニトコウ(千日紅)やジニア・プロフュージョンなどが咲いていました。

A

P1140923a

P1140977a

P1140944a

P1140990a

P1140989a

P1140948a

P1140949a

P1140979a

P1140988a

シソ科 サルビア(アキギリ)属 Salvia :多くは熱帯から亜熱帯に分布し、900種以上に及ぶ大きな属で、わが国にも10種3変種が分布している。宿根性の種が多いが、ときに位一、二年草から木本性低木になるものまである。茎は直立もしくは斜上し、縦線と毛耳がある。葉は全縁、歯牙縁、または羽状全裂し、花苞葉は苞に変わることが多い。花は両性唇形花で群生し、穂状、総状、円錐花序をなすが、まれに腋生する。萼は卵形、円筒形、釣鐘状で2裂し、上唇は全縁または3歯をもち、下唇は2深裂する。花筒は萼に対して超出または内在し、縁辺は2唇裂する。雄ずいは花筒の喉部に着生し、完全雄ずいは2。痕跡雄ずいは花粉がなく、バネの役目をして、昆虫の運んできた花粉を受粉させる仕組みをしている。

サルビア・スプレンデンス シソ科 サルビア(アキギリ)属 Salvia splendens

ブラジル原産で、スカーレット・セージscarlet sageともいう。一、二年草で、草丈1m、直立性で、基部は木化する。葉は長さ7cm、1花穂の長さ20cm、2~6の小花をつける。小花柄は外花筒弁12mm、内花筒弁22mm、上唇13mm。この種から現在の園芸品種の多くがつくられている。花期:7~10月。

主な園芸品種:白色の’アルバ’cv.Alba、濃いバイオレットから紫色の’アトロパープレア’cv.Atropurpurea、濃い赤色の’アトロサングイネア’cv.Atrosanguinea、赤と白の2色’ビカラー’cv.Bicolor、矮性でコンパクトな多花性早生系統で白、ピンク、ローズ、パープルなどの花色がある種子系の’ドレスパレード’cv.dressparade、草丈が大きく、大輪花の’グランディフローラ’cv.Grandiflora、早生極矮性で密生し、スカーレット色で種子系の’スカーレット・ピグミー’cv.Scarlet Pygmy、四季咲き性の’センパフローレンス’cv.Semperflorens、矮性で密生し、多花性で開花期間がが長く、種子系の’セント・ジョンズ・ファイアー’cv.Saint John's Fire、また’ドレスパレード・若姿’cv.Dressparade Wakasugata、’スカーレット・シグナル’cv.scarlet Signal、’シズラー・ラベンダー’cv.Sizzler Lavender、’フェニックス・パープル’cv.Phoenix Purpleなど。

栽培管理:繁殖は種子。最低気温零下1.1~4.4℃。十分に気温が上がってからポットなどにタネを播き、本葉が7~8枚になったら日当たりと水はけの良い場所に定植する(4~5月)。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42917620&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市厳美町杭丁のサルビア・スプレンデンス/ヒゴロモソウ(緋衣草)2013年8月11日(日) ]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40721069&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市銅谷町のサルビア・スプレンデンス 2012年7月27日(金)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37989519&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市博物館前のサルビア・スプレンデンス’スカーレット・シグナル’ 2011年7月31日(日)]


奥州市江刺区稲瀬のセンニチコウ(千日紅) 2014年8月23日(土)

2014年08月23日 | 植物図鑑

P1140965a

P1140967a

P1140968a

P1140962a

A

2014年8月23日(土)、奥州市江刺区稲瀬の14号線沿いにある民家の花壇に群植されたセンニチコウ(千日紅)が沢山花を咲かせていました。場所は「人首川」に架かる橋から200mほどの所で、ほかにもサルビアやジニア’プロフュージョン’などが咲いていました。

P1140923a

P1140942a

P1140974a

P1140969a

P1140980a

P1140983a

P1140982a

P1140966a

センニチコウ(千日紅) ヒユ科 センニチコウ属 Gomphrena globosa

熱帯アメリカ原産の一年草。熱帯地方で広く栽培され、日本には江戸時代初期に入った。高さは普通20~50㎝になる。葉は対生し、長さ5~10㎝の長楕円形。夏から秋にかけて、小さな花が球状に集まった花穂をつける。紅紫色やピンク、白などに色づいているのは花を包んでいる小苞で、花が終わっても色や形が変わらない。長い期間鑑賞できるので、千日紅の和名がある。センニチソウ(千日草)ともいう。ドライフラワーにも利用され、庶民的な草花として親しまれている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=43240211&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:秋田県潟上市「ブルーメッセあきた」のセンニチコウ(千日紅)2013年10月5日(土)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41134587&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町清田「ふれあい花壇」のセンニチコウ(千日紅)紅紫 2012年10月6日(土)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35535494&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町のセンニチコウ(千日紅)/センニチソウ(千日草)2010年9月12日(日)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41141501&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町清田「ふれあい花壇」のセンニチコウ(千日紅)白 2012年10月6日(土)]


/花巻市「宮沢賢治童話村」のハツユキソウ(初雪草)/ユーフォルビア・マルギナタ 2014年8月23日(土)

2014年08月23日 | 植物図鑑

P1140853a

P1140855a

P1140859a

P1140863a

A

2014年8月23日(土)、花巻市の「宮沢賢治童話村」の銀河ステーションを入って、花巻市博物館に行ってきました。その往復の道沿いに群植されているハツユキソウ(初雪草)/ユーフォルビア・マルギナタが、葉の縁が白く彩られて、まるで雪をかぶったような涼しげな色合いになっていました。

P1140798a

P1140803a

P1140866a

P1140846a_2

P1140847a_2

P1140861a_2

P1140857a_2

P1140856a

P1140862a

トウダイグサ科 ユーフォルビア(トウダイグサ)属 Euphorbia:世界に広く約2000種が分布し、落葉、常緑性の一年草、宿根草、低木、高木があり、多くの多肉植物を含め、形態の変化が非常に大きい属である。熱帯、亜熱帯に多く分布するが日本にも自生がある。耐寒性の無い種類が多いため日本では草本種を花壇に植え、常緑低木のポインセチアは温室で鉢植えにされる。

ハツユキソウ(初雪草)/ ユーフォルビア・マルギナタ トウダイグサ科 ユーフォルビア(トウダイグサ)属 Euphorbia marginata

北アメリカのミネソタ、コロラド、テキサス州に自生する一年草。草丈は分枝して1mほどになる。葉は丸味を帯びた長楕円形、無柄、淡黄緑色。普段は灰緑色をしている葉が夏から秋の頃になると、上部にある葉の縁が白く彩られる。まるで雪をかぶったような涼しげな色合いになる様子から「ハツユキソウ(初雪草)」の和名がある。花は目立たず葉を観賞する。品種名は’氷河’cv.Hyougaと名づけられている。蒴果。花壇用に栽培される。花期:7~9月。

栽培管理:ポインセチアの仲間だが、寒さに弱いので「一年草」として扱う。日当たりと風通しの良い場所で育てる。十分に暖かくなってから、移植を嫌うのでタネを直(じか)播きして間引きながら育てる。茎や葉を切ると白い汁が出る。肌につくとかぶれることがあるので注意が必要。繁殖は実生。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花に事典820種」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42927110&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市博物館前のハツユキソウ(初雪草)/ユーフォルビア・マルギナータ 2013年8月11日(日)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40993462&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市舞川「ふれあい花壇」のハツユキソウ(初雪草)/ユーフォルビア・マルギナタ 2012年9月12日(水)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38002176&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市博物館前のハツユキソウ(初雪草)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35228938&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市狐禅寺のハツユキソウ(初雪草)]


東山ふるさと歴史講座「今泉街道」現地探訪~長坂宿から摺沢宿へ(その9) 2014年8月7日(木)

2014年08月16日 | 町のイベント

2014年8月7日(木)、東山公民館(館長・鈴木勝市)、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:主催の「昭和26年度 東山ふるさと歴史講座」の第4回(一関市の研修バスと徒歩による現地学習)”歩いてみよう今泉街道~長坂宿から摺沢宿へ”(9:00~15:00時)が行われました。講師は東山支所教育文化課 畠山篤雄氏。

A

(その9)一関市大東町摺沢の国道456号線上にある「摺沢宿」から東側に分岐している旧・今泉街道に入ります。この道は250mほどで県道(現・135号線)に突き当ります。県道135号線が「旧・今泉街道」と重なっているそうで、そのまま北東進して「八幡前」交差点で国道343号線に合流します。(県道135号線からバスに乗って移動)。ここから国道343号線を横断して北側に100mほど進んだ所に「摺沢村」鎮守の「八幡神社」入口(登り口)があります。この日は「八幡神社」が最後でした。

(下)旧・今泉街道は、下の地図の赤い線のように通っていたそうです。

C

、①境界(長坂と摺沢)、②渡船碑、③雲南田の庚申碑、④雲南神社、⑤礼田の庚申碑、、⑥観音堂、⑦宿駅(摺沢駅)、⑧高建寺、⑨地蔵(高建寺)、⑩供養碑(高建寺)、⑪八丁館、⑫五輪塔、⑬但馬崎の古碑(群)、⑭八幡神社、⑮八幡神社境内の古碑(群)。

P1130997a

(上)国道343号線の「八幡前」交差点の傍にある大きな民家。この家の東側(右)を走っている道路を進んで行くと「八幡神社」の脇参道があり、車で本殿のある所まで登ることができます。(下)「八幡前」交差点の東側にあるセレモールあおやぎ。(手前のコンビニから撮る)。

P1140155a

P1140005a

(上と下2つ)旧・今泉街道の摺沢宿の鎮守・八幡神社入口に到着しました。講師の畠山さんから文化財などの説明を受けます。

P1140012a

P1140007a

P1140034a

P1140011a

P1140035a

P1140040a

(上)いよいよ長い階段を登って摺沢八幡神社の本殿まで行きます。摺沢村の村鎮守であった「八幡神社」について、「安永風土記」には次のように記載されています。

1.村鎮守 八幡社  1.小名 矢引山 1.勧請 康平年中源頼義公東夷追討之御請願被相立、御勧請之由申伝候事 1.社地 竪拾五間、横廿一間、1.社 南向三間作 1.石段 長四十七級、幅六尺 1.鳥居 南向 1.額 鳥居竪額、八幡太神宮五字、但筆者相知不申候事 1.地主 当村本山派極楽院 1.祭日 ハ月十五日 御祭礼之節ハ為警護、一関様〇御足軽四人?小頭三人被相出候事

 この八幡神社の境内には、東里田辺希文撰・桃渓荒井盛従書の安永七年(1778)のong>八幡祠碑(高さ174㎝、幅82㎝)のほか、同九年の塩釜碑(高さ144㎝、幅130㎝)、文化□年の塩釜碑(高さ171㎝、幅34m)、天保五年(1834)の奉寄進石段碑(高さ74cm、幅45cm)、同一四年の庚申碑(高さ138cm、幅86cm)、年号不明の庚申塔(高さ105cm、幅61cm)、金華山碑(高さ146cm、幅81cm)などがある。何れも保存状態ハ良好である。

P1140042a

(上と下)摺沢八幡祠碑(一関市大東町摺沢字八幡前)高さ174㎝、幅82㎝。

P1140044a

(下3つ)東磐史学会発行「東磐史学」平成23年度第36号より

Aa

Ba

Ca

P1140052a

P1140058a

P1140060a

P1140067a

P1140075a

P1140076a

P1140077a

P1140079a_2

P1140086a

P1140088a

P1140089a

P1140094a

 

P1140090a

P1140107a

P1140108a

P1140113a

P1140115a

P1140125a

P1140109a

P1140121a

P1140128a

P1140130a

P1140119a

P1140120a

P1140134a

P1140146a

P1140153a


一関市東山町東本町のルドベキア・トリロバ’タカオ’/アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草) 2014年8月

2014年08月16日 | 植物図鑑

P1140414a

P1140420a

P1140417a

P1140410a

P1140408a

2014年8月9日(土)、一関市東山町長坂字東本町の猿沢川に架かる「本町橋(もとまちばし)」から30mほど東進した「さかなや」の向かい側に植栽されているルドベキア・トリロバ ’タカオ’が、濃黄色の花弁に花芯が黒褐色の小輪花を沢山咲かせていました。

P1140409a

P1140418a

P1140419a

P1140412a

P1140413a

P1140411a

キク科 ルドベキア(オオハンゴンソウ)属 Rudbeckia:

北アメリカに約15種が分布する多年草で、ごく一部が一、二年草である。次の幾つかの種で改良が行われ、多数の品種が育成されている。筒状花が円錐状または円柱状に盛り上がる。通常の一重咲きのほかに、蛇の目咲き、二重咲き、八重咲きなど。舌状花は黄、橙、褐色など、筒状花は黒褐色のものもある。花壇、鉢物、切り花用。

特徴:小さなヒマワリのような花が上向きに咲く。ヒルタ種とその園芸品種の多くは一年草として育てる。濃黄色の花弁に花芯が黒褐色の小輪花がにぎやかに咲く高性種の’タカオ’は多年草として育てる。花期:7~10月。管理:日当たりと水はけの良い場所で育てる。5~6月に摘芯すると、草丈が抑えられ、花数も多くなる。

ルドベキア・トリロバ ’タカオ’ キク科 ルドベキア(オオハンゴンソウ)属 Rudbeckia triloba

北アメリカ原産の耐寒性多年草(宿根草)。草丈:60~100㎝。花径:4~6㎝。開花期:7~10月。特徴:小輪多花性。辺花が黄、芯花が黒のコントラストが印象的。育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。過湿を嫌うが、暑さや寒さに強く丈夫で育てやすい。倒伏防止に支柱を立て、花がら摘みをする。花後に株元の芽を残して刈り取る。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」&講談社発行「花を調べる花を使う 四季の花色大図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40975361&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のルドベキア・トリロバ 2012年8月29日(水)]