
いろいろ、記事にしたいことがいっぱいあるのですが、なかなかじっくりまとめる時間がなく、更新が滞りまくってます。
Takが最近またまた折り紙魂が復活しているあたりも、もぉ、雑に書いてアップしときます。すみませんm(_ _)m
「ゴジラ」をついにクリアーした。コレはすごい作品だ。
インターネットでは公開していない、本を買わないと折ることができない。
超絶難易度高い「ゴジラ」と「ガメラ」だけのために、本を買ってほしいとせがまれて、じゃあ、絶対、折れるようになれよ!といって買い与えて以来、挑戦と挫折を繰り返していたようだ。
私はもちろん、全然ついていけてないので、さっぱりワケわかってません。
「ベロキラプトル」も上手に折れるようになって、ちゃんと自力で立たせることができるようになった。

…な~んて、全然、一般の人にはわかんないと思うんだけど、折り紙の折り方って、「設計図」みたいなもんで、その複雑な図面を少しずつ理解できるようになっていってるってことなんです。
だから何??ソレがなんの役に立つのだ??…とは思うのです。
Takは、ちょっと「ゴジラ」をクリアーしたのが得意で、学校や教会や、いろんなところで自慢してるらしい。
そうすると、懐の広くあたたかい大人の方たちは、
「Takくん、手先が器用なんですね、スゴイですね~」と言ってくださる。
でも、それは、実はちょっと違うんだな。
彼は手先は器用ではないのです。むしろ不器用だと思う…
自分が創りたいという気持ちで、挑んでいるのだ。
先がぺしゃんこにつぶれた折り紙を、何度も挑戦しているうちに、「やっぱりちゃんと角は揃えなくてはいけない、折り目はきれいにつけなくてはいけない」
…っていうことを感じて、習得していっているように思う。
手先が器用だから折り紙が好きなんじゃないんだ、Takは。

先日、全盲のピアニストの、辻井伸行さんの、「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」の優勝までの経緯を取材した番組を見ました。
室内楽や、コンチェルト…などのアンサンブルの曲では、他の演奏者とのタイミングをはかることが当然ながら重大なことなのですが、演奏者は、通常、アイコンタクトでそれをやっている。
私たちのバンドも当然そうです。
コンクールの曲をサポートして一緒に演奏するメンバーたちは、目の見えない演奏者とどうやってタイミングをはかるかということに、リハーサルのかなりの時間を費やしてしまって、細かい打ち合わせができず、もどかしかったようだった。もちろん、それは、彼らプロの演奏家の、「ハンディキャップを持つピアニストをサポートし、フォローしたい」という愛情からのことなのだ。
ところが、辻井さんは、聴覚でタイミングをはかることに慣れている。
他の演奏者の息づかいや、空気、もしかしたらタクトを振り下ろすときの空気の動きさえも耳と肌で感じているのかもしれない。
彼はにこにこと微笑みながら、悠々と演奏して、優勝した。
そして、語る。
「自分は両親をはじめとする、周囲の人たちのサポートがなければここまで来ることはできなかった。両親に感謝します。」
彼は、人がひとりでは生きていけないことを、本当の意味で知っている。
それこそが、彼の強さであり、彼の音楽の核心なのでは…
自分を信じることはとても大事なことに違いないと思うけれど、
どれだけの人々に支えられているか、生かされているかを、本当に知っている人の謙虚さ、敬虔さというのは、演奏する姿に表れて、ストレートに人の心に届く。
大きく話が飛躍してますが…
わが息子、アーティスト魂、すくすく育て!
どんなジャンルに向かっていくのか、さっぱりわからないけれど、
自分の不器用さを、「創作意欲」で克服していくような、そして、「人々に支えられて生きていける」ことを世界に向かって感謝できるような、ホンモノになってほしいなあ。

…って、雑にむりやりまとめちゃいました(^_^;)
いろんなこと考え、思い巡らせている今日この頃なのです。
私自身の仕事やこれからのことも…
また、折々にご報告させていただきたいと思います。