
ついにTakは「ガメラ」を作った。
先日も書いた、折り紙の本でいちばん難しい作品だ。
「今日は、学校から帰ってきたら、まず部屋の片付けをしなさい、それから、KUMONの宿題をしろ。終わるまで寝かさないからね。」
と、今朝、学校に行く前に釘をさしておいたにもかかわらず、だらだらとし続け、部屋に篭って静かだなあ…と思ったら、「ガメラ」なのだ。
結局Takは、部屋の片付けも50%、KUMONはたぶんさっぱりやってない状態で、限界…ってことで寝てしまいました(-_-;)
たかが「折り紙」ですが、、、しかし、この「ガメラ」はホントにスゴすぎるのです。難しい! さっぱりわからない!!
この作品をみて、大ため息をつく母、、、


折り紙の設計図を読むことは、楽譜を読むことと同じなのかも。
Takは独りで、試行錯誤しながら、こんなところまで到達している。
ピアノ風にいうなら、小学4年生が、自力で「トルコ行進曲」を譜読みして、たどたどしいながらも弾けるようになった…ってなカンジ。
初めての「ガメラ」はくしゃくしゃですが、でも立派な「作品」だ。
心がある。
折り紙で折った作品に「心がある」なんて思ったのは初めてだ。
何重にも折り重ねてある、肩から甲羅の線や、手や首の角度、折り手は、無意識のうちにそこに自分の心を折り込んでいくんだろうなあ。

すごいぞTak。
ピアノの練習は、通常、先生のレッスンを受けながら譜面の読み方を教わっていくけれど、Takは独りで「図面」に取り組んでいるのだ。
男の子って頼もしいなあ。
図面をかたちに表現するのがわくわくするんだろうな。
そして、出来上がった作品には、全然執着しない。
創る過程を楽しむだけで、満足なのだ。
以前、苦心して作って、大事にしまくっていた「ベロキラプトル」も、会ったこともない、ブログの画像でしか見たことのない「そら」くんが、今お引越や、いろいろ大変なんだってといったら、「じゃあ、これをあげる」といって、あっさり手放した。
コレが私にはできないんだな~~~
さらに、その「ベロキラプトル」は、「そら」くんのところにはいろんな事情で届かなかったようなのですが、Takは、全然「残念」ともおもわず、「そらくん、元気でいるといいね」…と、、、
こんな少年に、「片付け!」「KUMONの勉強!」…とガミガミ叱りまくる私はいったいどーしたらいいんだい、、
でも、やっぱり片付けも勉強もやってほしい!!!!
しかも、朝はガツンと大声で叱りとばすまで起きない。
起きると、まるで、私のせいみたいに不機嫌に出てきて、当り散らすようにブツブツ言う。むりやり朝食を食べさせるけど、スープのみで、ゴハンは残す。そして、いつも集団登校に間に合わず、ゴハンをたべさせられたせいにして、不機嫌に家を出て、走って登校班を追いかけていく。
帰ってきたら、制服は脱ぎ散らかして、ランドセルも、リビング、廊下、ところかまわず散乱している。
たまに珍しく脱いで洗濯機に入れたかと思うと、ポケットティッシュが入ったままで、洗濯物がティッシュの繊維くずだらけにヾ(。`Д´。)ノ
ガメラは折りますが、こんなヤツなのです!!!!
大人だったらね、まあ、夫婦とかさ~…そんなだったら、ま~しょうがない、私はこーゆう人を選らんで一緒に暮らしているのだから……ってことになるのでしょうけれど、この、発展途上の少年を、私はどーやって扱ったらいいんだい??
ホントにホントに、考え込みます、、、、、、