Takが昨日、「アンサンブルコンテスト」に初出場にして、金賞受賞。県大会に行けることになりました。
Takの中学の吹奏楽部で、各セクションごとにグループに分かれて出演したけど、受賞してさらに県大会に出場できることになったのは、Takたちのサックス・カルテットだけだったそうです。
やったじゃん!スゴイじゃん!
嬉しい!!
正直いって、私は絶対に無理と思っていました。ナメてました。申し訳ない…
あんなぽへぽへな音でこんな難曲で入賞なんかできるワケがないと…
仕事だし、当然聴きにもいけなかったけど、昨日は振り替え休日なので、他のメンバーのお母さんたちは全員行ってたらしいわ( ̄_ ̄|||)
他のメンバー3人は全員2年生なのです。
Takは、ただひとりの1年生で、サックス初心者だし、譜面も読めないし、
「きっと、すごいプレッシャーだったことでしょう。
でも、そんな中で、Takくんはとても頑張っていると娘がいつも言っています…」
先日、先輩のお母さまと業務連絡でTELでお話したとき、そのように言われました。
女の子の先輩は、お母さんに部活のこと、日々、ものすごく話しまくっているらしい。
お母さんは、全く音楽系じゃないのに、すごくいろんなことよくご存じて、お嬢さんの部活を熱心に応援されていました。
私は恥ずかしい、、、、
本当に放ったらかしてたのに、私の知らないところでよく頑張ったよ。
土日や、冬休みの朝練は、1時間も早く行って個人練習してたしね。
家には全く楽器を持って帰ってこなかったので、どれほど上達したかは知りません。
でも、あの難しい~~曲を、早々に暗譜していたのにはちょっと感心したな。
Takの楽譜の読み方って、書いたっけ?
どっかに書いたような気がするけど、見当たらないので、再度書きます。
ふつー、楽譜を読むときって、ト音記号のドなどから、♪のタマで「ドレミ」を読むでしょ。
それから、それぞれの音符や休符の長さ、繰り返し記号など…と覚えていくけど、
Takの場合は、全く逆なのです。
まず、曲を聞きながら、インテンポで(テンポに乗って)、譜面を追うところから始める。
そのためには、まず、反復記号、コーダマーク、D.C.(ダカーポ) D.S.(ダルセーニョ) などなど、どこに戻るとか、ここへワープする…などの記号を覚えるのだ。
そして、譜面に書き込まれている「楽語」を覚える。
曲の途中でテンポがかわったり(Takたちの曲は変りまくる)、だんだんゆっくり、だんだん速くなどなど、「楽語」はとても重要。曲想を表すイタリア語もとっても大切。これがわからないと、譜面が追えない。
次に、音符の横棒(8分、16分、32分)をインテンポで追えるように覚える。
そして、最後の最後が音符のタマ。
これは、後に個人練習のときに、ゆっくり確認する。
…というワケです。アッパレ!! 彼はこれを自分で習得しました。
さすが、設計図が好きなだけあります。楽譜を設計図のように理解するのです。
音楽関係者のみなさまなら、さらに深くご理解いただき、感心していただけるかと思います。
私は、音楽講師として、こんな譜面の読み方で教えたことは一度もないです。
自分自身も、「ド」から順番に音符を読んて育ってきたし…
でも、ドラマーや、ベースの方、10代後半から音楽を始めた方は、好きなアーティストの曲を聴いて、バンドスコアーや、オーケストラのスコアーを買って、
こんなふうにして譜面に馴染んでいかれたことと思います。
「アンコン」(アンサンブルコンテスト)の曲、改めて聴いたけど、ほんとに初心者にとっては難し過ぎる。
私は、音楽講師として、「楽しく、末永く」ということを基本にしているけれど、大昔、Takの保育園で、和太鼓の先生がものすごく厳しい指導をされていたときにも、音楽の練習における「厳しさ」の必要性をひたひたと感じましたが、
今回もまた、それを目の前にどーん!と叩きつけられたような気がしました。
なんだか、超でかい本マグロを息子が担いで帰ってきて、「ほら、どうだ、俺なりに頑張って獲ってきたゼ」と言われた気分でございます。
ほんとに、すごく嬉しい…というよりも、私、Takのこと見くびってたな…と、とても反省しています。
他の3人の各パートの先輩たちの気持ちだって、殆ど考えたことなかった。
4人のアンサンブルのステージって、ものすごく緊張感漲りまくりだと、、そんなことも、考え及ばなかった。
日ごろからステージをやってる私としたら、当然寄り添ってあげるべきだった。
「頑張ってね」とは言ったけど、口先だけだった。心から応援してなかった。「勉強しろよ」とばかり思っていた。
仕事も忙しいし、私はいつも自分のことばっかりだ。
次はキャンドル礼拝や、クリスマスプレゼントのこと書きたい。
その次は、「受験塾」の講習のこと…
まだまだネタありまくりですが、追いつきません、、、、