時事ネタはよほどでないと書かないことにしています。
今日は教会の礼拝で、牧師先生の宣教は、「集団的自衛権」の話から始まりました。
集団的自衛権という言葉の意味を初めて知ったのは、18年前。
当時、議員会館の代議士の秘書室に勤務するようになって、あちこちの部会に代議士の代理出席をしている頃、防衛関係の部会に代理出席をしたときでした。
ほんとにその頃は政治のことは殆どわからず、特に防衛問題など、恥ずかしながら考えたこともなかった。
約2年半ほどだったか、Takを産んで地元の事務所勤務になるまで、議員会館で、政治の最先端をたくさん勉強し、とても良い経験になりました。
96年「沖縄駐留軍用地特措法」の改正について議論していた中に出てきた「集団的自衛権」。
政策秘書の人に、何のこと?って聞いて、すごくわかりやすく説明していただいたのをよく覚えています。
でも、その当時は、「集団的自衛権」は認められていない、それが動かぬ現実でした。
当然だと私も感じました。
何のための憲法9条。
安部政権は、というより、総理ご本人にとっては、朝鮮半島、中国、台湾周辺有事のために、今から法整備をと考えておられるのだろうが、それより主にアメリカとの「お付き合い」を円滑にする為と思われます。
集団的自衛権を行使できるようになったら、周辺の法律は、どれほど変わる…というよりも覆されるだろうか。
あまりにもスゴすぎるのです。
それを閣議決定してしまったことは暴挙だけれど、こうなることは、自民党に投票した、または投票に行かなかった国民の民意でもあることを、改めて国民として自覚するべきだと思います。
本当に悔しい。
日本国民のデモはお行儀がよすぎて、暴動ともいえず、現状を変えることはできません。今更やって何になる!と、、正直思います。
私は、議員会館の往復で、デモや座り込みをしている人たちの前を何度も通りすぎていきました。心が痛む。こんなことしても何もならないよ、、、
まして総理の心に届くワケがない。一蹴されるのです。
さて。
今日の礼拝での宣教で、私は本当に悔しくて、めっちゃ泣きました。
涙と鼻水がとまらず、号泣しそうになるのを押さえるに精一杯だった。
今の日本は「自己責任」を強いる方向へと向かっている。
牧師先生は、ここ10年ほどのようなことを仰っていましたが、もっと以前からです。
日本新党、束の間の細川政権の時、いろんな規制緩和によって、ベンチャービジネスを支援する…など「ジャパニーズドリーム」を叶えよう、その流れで経済を活性化しようというところから既に「自己責任」の考え方が始まっていました。
ある女性が、夫のDVで離婚し、障がいを持つ子どもを抱え、保育園にも受け入れられず、働きたくても時間的制約があって、生活に貧窮し、生活保護を5回ほど申請したが、受け入れられず、
挙句「ソープで働け」と言われた。自己責任とは、そういうこと?
その言葉に憤りを感じたその女性は、弁護士を伴って申請に行ったところ、ようやく受理されたとのこと。
これ、敢えて書きますが、大阪市での出来事とのことです。
今でも開いていっている貧富の差。
貧困家庭に生まれた子どもは、塾にも行けず、学力の差も開いていく。(TAKAMI家もスレスレ)
真っ当な企業に就職できず、貧困は連鎖となっていく。
そして、その子どもたちを自衛隊が受け入れる。自衛隊が収入を保証する。
そして、貧困家庭で育った子どもたちが、紛争地、戦地へと送り込まれる…
という図式は、あまりにもリアルで、本当に近い将来こんな日がくるのか、若い世代の貧困が広がりつつある中、政治のトップはこんなことを考えているのか…と、、
私は議員会館時代、遷都構想についての部会にも行きました。
渋谷のややこしい駅をスッキリ整える構想などにも。
政治って、こんな夢のようなすてきなこともできるんだ、素晴らしいなと思ったこともあった。
政治主導でやれば、本当にこんなことが実現するんだなあ…と、当たり前だけど、国を動かし、国を変えるってこういうことなんだなと、たくさんのことを学びました。
…が、当時と今、たったの20年足らずの間なのに、国の借金は倍ぐらいに膨れ上がり、貧富の格差がじわじわと開いていることは、誰もが感じているところ。
雪だるまになって、雪崩になる寸前で、全然良くなっていってない。
本当に、当時から全然良くなっていなく、財政的には悪くなりまくっているのです。
それは、人間が私欲深く、自分の世代とまあ自分の子や孫の世代まではなんとかなればいい…と殆どの人がそう思っているからだと思う。
その後の社会のことなんかどうでもいい。
この連鎖でどんどん国の借金が膨らんで、もぉ、スゴイことになってるんだよ、もう政治家も、国会議員も、「自分の死んだあとのことは知らん」ってことよ。
そんな中で、私はTakに何を伝えていけばいいんだ?
ヤバくなっていく社会のなか、「天国」へ望みを繋ぐのか?
この世はもうむちゃくちゃだけど、「天国」があるよ…
って、ちゃうやろ。
貧困家庭の子どもを戦地に送るような自衛隊法改正しないように、ニッポン国民、できることはあると思う。
自分の子どもを…ではなく
お願いです。
一緒に考えましょう。