WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

神さまのこと

2008-10-29 | キリスト教のこと



Takを先日から教会の日曜学校に通わせることにしました。

ここに至るまでには、まあいろんな経緯があったのですが、実は私、ずーーっと前からTakに神さまのことを伝えたいと思っていたのです。
私がいつも感じている神さまのことを、Takにも伝えたい。
私はクリスチャンではないし、何の宗教にも所属していません。
そんな私にも、神さまがいつも傍にいてくださる…というよりも、神さまに包まれているような感覚だろうか? 

Takにもそんな私の思い結構伝わっているようです。
このブログ内を「神さま」で検索してみたら、いろんな場面が出てきたよ。
私は、Takに神さまのことを、ことあるごとに伝えてきたんだなあ…


特に、Takの「いつも神さまと一緒にお食事をしている」発言は、感動ものだったな…

TAKAMI:お月見のときにお団子をお供えするのはね、神さまと一緒に食事をいただくっていう意味があるんだって 
Tak   :神さまは、宇宙を全部包み込んでいるんだから、お月見のときだけじゃなくて、ぼくたちはいつも神さまといっしょにお食事をしてるんだよ

コレです。
もぉ、Tak勉強ができなくても、忘れ物してもいいよ…ってなもんです(^_^;)

Takは家に帰ってきたら、必ず「ただいま」と、家に向かって言う。そして靴をきちんと揃える。「いただきます」と「ごちそうさまでした」を手を合わせて言う。
これだけ!はいつもちゃんとやるのでそれだけはエライと思うわ。それだけはね。


そんなTakに、「教会学校はどう?」と尋ねてみたら、「僕にはよくわんない難しい話もあるけど、とってもいいお話が聞けてすごくいい」んだってさ。
Takは、土日しかTVを見せてもらえないので、休日の午前中はTVに釘付けなのに、私が仕事の日曜日も、ちゃんとTVのスイッチを切って、遅刻せずひとりで教会に出かけていきます。徒歩50m。



「Tak君が、将来、『洗礼を受けたい』と言い出したらどうする?」ってお友達に聞かれました。
私もある時期、そんなことがありました。母に説得されて思いとどまりました。
母は私にこのように言いました。

「宗教に入信することは、簡単なことだし、素晴らしいことだ。でも、まだ若いあなたがここで自分の宗教を決めてしまったら、アタマでいろんなことを考える理屈っぽいあなたはこの先に悩むことがあるかもしれない。洗礼はいつでも受けられるのだから、もっといろんな人生経験をして、よく考えて、納得のいく答えを出してからにしても遅くはないと思う。」

私の母は天敵のような人ですが、たまにスゴイことを言います。

Takを妊娠して、「羊水検査」を受けるかどうかを決めなくてはいけないとき、夫の母には受けることを勧められました。私は高齢出産でしたので、、、
検査を受けて問題ありとなったら、その子供は中絶する…という前提なのです。
私もそのときは悩んで母に相談しました。母はこう言いました。
「子供にどんな問題があったとしても、自分の子供はかわいいもんだ。それでも産む覚悟をしているのなら、出産までの時間を穏やかに、生まれてくる子供は、元気で健康だと信じて過ごすのがいい。だから、受けなくていいのでは。」


そして、私がいちばんスゴイと思う母の名言は

「子供は親を超えていかなくてはいけない。そうやって、世界はよくなっていく。」


母も、特定の宗教を信仰していません。でもきっと母も神さまとともに生きてきたのでは。
お盆やお彼岸にお花を買ってお墓参りをして、手をあわせてご先祖さまに感謝をする。こんな気持ちに「正しい」とか「間違っている」なんてあるの?

母は偉大です。

でっ、Takが「洗礼を受けたい」と言い出したら、私は、息子と、真剣に向き合って、人間同士として、「神さま」の話ができる、それは素晴らしいことだと思うのです。


私たち親子の間では、ほんとによく「神さま」の話題が出ます。
もうすぐクリスマス。
去年は、Takに、神さまとイエスさまとサンタさんの関係を聞かれて、考え込んだっけな~(^_^;)
スーパー「マルナカ」の駐車場で、クリスチャンのお友達にtelして、助け舟を出してもらったけ(*^_^*)
サンタさんは、神さまのお使いで、「この子にとっていちばんいいプレゼント」をもってきてくれると、心の底から信じているのです。
すごいわ~~
私がTakの歳には、もぉとっくに醒めてたもんね(^_^;)

今年はね、きっとTakの部屋に書棚が設置されて、そこに児童文学全集が並ぶんだよ。
これに関しては、Takのとーちゃんとも金銭的折り合いをつけるため、折衝しなくてはいけませんけれど(^_^;)




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11 Comments

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神様 (kaede)
2008-10-30 05:22:35
中高とキリスト教の学校だったので
土曜が学校休みだったかわりに
日曜日の教会は単位上必須でした。

私も特定の宗教は信仰していないけど、
キリスト教の考え方は嫌いではありません。

どの宗教でも良いと思いますが、最近の世の中の倫理観のなさからも
「神様が見てる」っていうのは意識した方がいいのでは、と思ったりします。


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感動した! (ちぇりぃ)
2008-10-30 14:11:14
TAKAMIさん!私この記事読んで感動しました。
TAKAMIさんの子育ては、もうお釣りがくるほど立派よ!

たとえ仕事や趣味で時間に余裕がないと嘆くことはあっても(ごめんね、勝手な解釈で)、人としての心の目指す方角へ、tak君をきちんと導いているんですもの。

親の、特に母親の影響力って子供にとって、ものすごく大きい。
今になってつくづく思います。
TAKAMIさんのお母様の芯のある言葉にも、ものすごく共感です。
見えない畏れるべき存在を敬う気持ちの尊さは、子供のときに環境によって身につくのだと思います。
それは、宗教やその関連施設ではなく、やっぱり家庭にこそ、その役割があると思っています。
うちの娘はプロテスタント系の幼稚園を経て、系列の日曜学校へよく遊びに行ってました。
季節の行事を楽しんだり、工作などのプログラムを楽しみにしてましたが、神様に纏わるお話も楽しかったようです。

人を敬う、親を敬う、目に見えない畏れるべき存在を敬う。
その気持ちが心の根っこにあれば、感情に任せた悲しい事件などは起こらないのではないか、と常々思います。

takくん、ほんまにええこやねぇ。
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母のことば (なべさん)
2008-10-30 16:26:28
長く生きているだけあって、いいこと言うんだよね。
ぼくの母の名言は「天知る、地知る、我知る」だな。
誰かから聞いたんだろうけど、だらし無い息子は
よく聞かされて大人になりました。
してはいけない事をした時、しなければいけない事を
しなかった時、決まって言われた「ことば」です。。。
今は僕が子供達に言ってますけどね♪


母親は、どうやったって父親には越えられない存在です。
遺伝子の半分は父親からだと力んでみても
生まれるまでの10ヶ月を一身同体で過ごし、
生まれてからの育てる苦労といったら・・・!
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 (おゆき)
2008-10-31 05:32:45
私も決まった宗教はないけど
(大学はクリスチャン系だったけどね・・)
自分の力だけでは、人の力だけでは
どうにもならないことがある・・
そんな時は神に祈る・・・

今も祈ってることが・・・・・・
どうかかないますように・・・2つとも・・
返信する
八百万の神 (o-kazu)
2008-10-31 12:48:46
全てのものに、いろいろな所に
神さまは宿っているんでしょうね

TAKAMIさんのお母様の言葉、グッと心に響きました
私も、私の思いをしっかりと娘に伝えられる、そんな母になりたいです
返信する
Unknown (TAKAMI)
2008-10-31 18:00:08
♪kaedeちゃん
子供の頃自然に「神さま」を近くに感じることができるっていいよね。
kaedeちゃんが、「天国でわらわらしていたい」みたいなこと言ってたのが、印象に残っています。
私もそれがいいわ(^_^;)
でも、私は、どちらかというと仏教系の家で育っているので、一期一会、輪廻転生系なので、死んだら2度と会えない…っていうような死生観をなんとなく持ってきたのです。
そんなことはないと信じたいけど、それくらいの気持ちで、今を生きることも大切かも…なんていう気もするんだよね。

♪ちぇりぃさん
ありがとうございます。
「畏れ」の気持ちというのは、「恐れ」とは違いますよね。
私、コワイ神さま、罰を与える神さまではなく、
人の知恵を遥かに越えた全知全能の神さまが、いつも守ってくださっている…みたいな感覚をただ、Takにも感じてほしい、伝えたい、ただそれだけなんです。
仰るとおり、こういうことも、家庭が基本ですよね。
Takになにげに聞いて見たら、「神さま」なんかいないとか、さっぱりピンとこないお友達が殆どのようなのです。
子供の頃から「神さま」を感じて過ごせるって、その子の人生にとってとても幸せなことだと思います。
ちぇりぃさんのお嬢さんもそうですよね。
大人になってからでは、「理屈」が先走ってしまって、受け入れるのが少し難しくなると思うので、、、

♪なべさん
「天知る、地知る、我知る」
なべさんの座右の銘ですね。
私は母親には、まだ反発もあり、きっと彼女が生きている間は一生折り合いがつかない部分もあるような気がします。
もぉ~~これはしょうがない!!
…と諦めています。
女同士の反発もあります。
人生観の違いもあります。
母親と男の子…っていうのとは、やっぱり違うのではないかって気もしています。
でも、、、
不謹慎な言い方ですが、母が死んだときに初めて
どどどぉぉぉ~~っっっと、きっと、いろんなことを回想して、自分にとっての「母」について、答えをみつけられるのでは…っていう気がします。
今の私は、まだ母親に「産んでくれてありがとう!」といって抱きつくことができない未熟者であります、、、まだまだ葛藤は続いております。

♪おゆき
2つの願いか、、、
アレとアレかな、、、、

すみません、時間切れにつき続きはあした




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答え (おゆき)
2008-10-31 18:41:01
一個は自分の体ですが
一個はえみりんさんとこです。
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 (TAKAMI)
2008-11-02 15:14:45
♪おゆき
途中で放り出してしまってごめんね。
おゆきの祈りはきっと叶うと思います。
祈りって、神さまとの対話…みたいな感じかなあ。
こないだ教会にいったとき、
「神さまはあなたが祈る前にもうすでにあなたの祈りを知っておられる」みたいな聖書のことばを牧師先生が仰っていまいたが、私は、それをきいて、ぶわあぁぁ~~っっとこみあげるものがありました。
自分の中のふっかぁ~~いところにあるなにかが共鳴するんだよね。
聖書ばかりでなく、いろんなところに、そんな真理のことば…みたいなのってあると思います。

♪o-kazuちゃん
うんうん、八百万の神さまね、
香川は、日本一狭い県なので、「手付かずの自然」というのが全然ないのです。
雨が少ないので、ため池をつくって水を大切にするし、至るところに社や祠を作って神様をお祀りしています。
讃岐の人は、昔から特に神さまを身近に感じていたのでは…という気がします。
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わたしの神さま (ゆりあ)
2008-11-07 13:09:26
コメントとしては長すぎてまとめられなかったので(^_^;
ブログに記事をアップしました。

(でも、文章にしちゃうと
 まだまだなんだかウソ臭いなぁ…。)
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神様 (さざえ)
2008-11-07 17:00:03
松任谷由実さんの歌・・・その頃は荒井由実さんでしたか、で「やさしさに包まれたなら」と言う歌に「小さい頃は神様が居て不思議に夢を叶えてくれた」と「やさしさに包まれたなら目に映る全てのことはメッセージ」
っていうフレーズが渡しにとっての神様への対話ですかな・・・
昔、ミッション系の高校に進学していたさざえの聖書の時間の先生の一言が、わりとしっかり覚えています。
「神様というのは全ての人の心の中にあります。決して、自分ひとりのものではありませんが、他人のものでもありません。信じるということはとても強いことです。弱い自分が強く生きるために神様がそばにいるのです。あなたにとっての神様はもしかしたら、心そのものかも知れません。」と・・・
私の心にはまだ神様がいますかねぇ?
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