新年のご挨拶もしないまま、もう1月後半に突入してます。
でもまあ一応
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
さて、いきなりですが
専門的なお話になります。悪しからず。
先日の配信LIVEの時、SYOさんのご紹介で、彼は超絶完全移動ドなのだとお話しさせていただきました。
その時にはピアノの鍵盤も全部「移動ドに見える」というお話しでした。
つまり、鍵盤のドは、黒鍵がふたつの左側と固定されてなくて、曲によってどんどん「ド」の位置が変わっていく。
「全部ドや」と彼は仰います。
ですので、ピアノ&ヴォーカルリハのときなど、SYOさんに「この実音なに?」と聞くと、彼は一瞬「えっ、、」となるのです。
私も最近音感が狂ってしまい、実音より長2度高く聞こえて混乱しております。「ド」が「レ」に聴こえるのです。超ヤバし。
彼はバッハインベンションなどなどについても当然すべて移動ド。
曲の中でどんどん転調するたびにその調の移動ドで聴こえてくる…ということで、まあそんな人はかなりいっぱいいるのではと思うのですが、
その都度鍵盤の「ド」が移動していくという人は今のところ私の知っている人ではSYOさんだけです。
私は今日、そんなことを考えながらバッハ初心者の生徒さんのレッスンで、バッハインベンションの転調について説明しました。
しかし生徒さんは、これまでドイツ音名ではなく、メジャー、マイナーで、アメリカのテキストで幼稚園の頃からやってきたので、(バスティンね)
今更ドイツ音名への変換はしません。
違和感あるけど、バッハでもCメジャーとかEマイナーでいきます。
しかしこの曲はこのように転調してこうやって解決に至る…という説明をしたんだけど、
実は私、子供の頃ピアノでそんなバッハの転調についてのレッスン受けたこと全然なかったよな~~
私は高校生半ばまでバッハが死ぬほど苦手だったんだけど、
こんな様式美について少しでも学んでいたらもっと子供の頃からバッハを好きになれただろうな~~~…と思った次第。
彼女には私のようになってほしくない。
彼女にはバッハを弾くにあたって、最初に「蟹のカノン」を紹介しました。まあ、私の心意気は伝わったかもしれない、、、
J.S. Bach - Crab Canon on a Möbius Strip←Stereo Sound→バッハ 蟹のカノン ステレオ版
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