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コスタリカの奇蹟、映画

2018-05-23 19:15:29 | 映画

ドキュメンタリー映画です。

何がコスタリカの奇蹟かというと、軍隊を廃止して70年もたっていながら、国が存在していますから、、、これは世界の七不思議みたいじゃないですか。

コスタリカは北米と南米をつなぐ陸続き回廊の中ほどに位置します。

軍事予算をゼロにして、教育、医療、福祉にお金を回した。

日本国憲法を実際に具現化した唯一の国家です。

その結果、「地球幸福度指数2016」で世界ランキング1位になった。

トップテンは、北欧の国々が多いが、唯一発展途上国といって良いコスタリカがはいっていた。

毎年の平均ではコスタリカは10番前後です。

上位の常連は北欧で高所得の国々です。


なぜ軍隊を廃止して70年も国を保っていけたのか。

おそらく中南米は小国が連なっていて、政情不安定なところですが、反対に巨大国家が周りになかったことが幸いしていると思う。

お隣のニカラグアに侵略されたときでも、国連と欧州連合の力を借りて、隣国との紛争を解決できた。

国連や欧州連合を無視する巨大勢力(国家)があったら、、、そうはいかない。

コスタリカが賢明だったのは、小国が軍隊を持って武装しても、予算が限られているので武力には最初から限りがある、、、ということに気が付いたこと。

日本の軍事費は予算の中では%こそ小さいが、金額的にはそれなりの大きさになる。

すると、良からぬ野心が沸き起こり、紛争解決を軍事に頼ろうとする。

コスタリカの賢かったのは、他国と対話、交渉を徹底的にやったことだ。

交渉をいとわずといったことが、戦争回避につながっていった。


日本がコスタリカを参考にするのは、まずそこじゃないかな。


この映画は5部構成になっていてた。

どこの解説を見ても書いていないが、なぜ軍隊を廃止したか、それがどうして実現できたか、各国との調整はどうしたか、その弊害をどう克服したか、侵略してきたニカラグワをどう追い返したかが、順を追ったドキュメンタリーになっていた。


興味深い国です。

映画館は満員(500人〜1000人)だったが観客の平均年齢がやたらと高かったのが印象的。若者は現実実生活に追いかけられて、目先でいっぱいなんでしょう。若者も遠い未来が考えられるようになれば、と常々思います。

 

タレントの井本さんが2016年7月に放送された「世界の果てまでイッテQ!」でコスタリカに行って発言した。

放送されたイッテQでは、南米コスタリカにて撮影されたVTRが流されました。コスタリカでいったい何をするのかというと、「新種」の発見です。コスタリカは自然の宝庫であり、一日約4種の新種が見つかっているといいます。

前回のコスタリカのロケでは新種らしきものを発見したものの、判断に時間がかかっているのでまだ結果が出ていないようです。それならばまた新種を探したほうが早いだろうということで今回の撮影が行われたそうです。

見事イモトは新種を発見することに成功しました。しかし、今回話題を呼んでいるのは別のことのなのです。

最も幸せに暮らせる国

イモトがコスタリカという国を紹介するにあたり、コスタリカが幸せに暮らせる国ランキングの第一位であることを知ります。しかし、そのランキングはいったいどのような基準でつけられているのでしょうか。

まず一つは、コスタリカが自然エネルギー先進国だということが理由だそうです。コスタリカの発電のほぼ99%は自然エネルギーで賄われています。

しかし、イモトは「自然エネルギーが使われているのが良いことっていうのは分かるけど、それがなんで幸せにつながるの?」と疑問を口にします。

そしてもうひとつの理由が、常備軍を撤廃したからということです。

軍備が無いと幸せなの?

イモトさんはここでも疑問を投げかけます。「なんで軍が無いと幸せなの?」と発言するイモトさんに対し、番組のスタッフが「戦争が起きないからじゃない?」と返します。

それを受けて発した意見に多くの人が反応を見せました。その内容は、、、

「でもこっちが仕掛けなかったとしても、もし向こうから襲ってきたときに、軍がないと『アチャー』ってなっちゃうんじゃない・・・?」とさらに疑問で返します。

番組内では、さらりと流されたシーンでしたが、この発言が多くの反響を呼びました。

ネットでは盛んに意見が噴出しました。

ネット上ではこのイモトさんの意見に賛同する意見が多いようです。

皆さんの意見はどうでしょうか。軍が無いから幸せなのか。それとも軍は必要なのか。日本の国防について考えるきっかけになるかもしれませんね。

 

コスタリカと日本とは同列に考えられません。国の地理的な位置や歴史が影響するでしょう。コスタリカのように、周りに悪意を持った「超大国」が見当たらない場合にのみ成り立つ政策です。コスタリカの周りが小国で、欧州連合のような強力な法治国家が保証してくれたから成り立った政策です。日本が第二次世界大戦で敗戦国家になって、その後はアメリカが日本の存在保証をしていた。コスタリカはその日本の時代と同じ状況です。日本を取り囲む現在の状況は、その当時よりも悪化している。中国のパワーが大きくなったし、北朝鮮や韓国のような日本に対して悪意のある国家が周りにひしめき合っています。だから、日本は今すぐに軍隊をなくすことはできない。だけど、コスタリカのように徹底的に対話や交渉をやることで、侵略される危険度数は下げられる。

安倍さんは同盟国とは対話をしているが、対峙国とは対話が無いに等しい。そこが外交で安倍さんの問題点です。内政では別の大きな問題があります。安倍さんに変わる人材を早く日本は作り出さなきゃいけません。

人材は作るのですよーーー!

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