ああー良かった、浦和が勝って。
それにしても相変わらずの凄い応援だ。
現場に行くと、はっきり言ってうるさくてたまらない
が、やってる連中はもうライヴ会場の観客と同じで、
始めから最後まで総立ちのトリップ状態みたいなもの
だから、快感であろう。
テレビで見るに限る。
まあ、今回はテレビ朝日でもよしとしよう。
急遽放映を決めたその姿勢は、評価できるわけだから。
いくら分数の計算が出来ない松木安太郎でも、今回に
限り我慢だ。
良い大人が何故分数の計算が出来ないのか、一応監督
まで務めた事もあるのに、その点は不思議を通り越し
て愕然であるが、それは関係なかった。
しかし、良く勝ち上がったものである。
攻められゴール前の必死のクリアー、最近の浦和の試
合の特徴だ。
最後の最後に点だけは入れさせない。
坪井のフィードの悪さ、スピードの衰えなど弱点が目
に付くが、不思議と点は入らない。
トゥーリオが最後の一足を出してセーフ、なんて光景
が何度も繰り返される。
ひやひやさせられる試合は、心臓に悪い。
ところで最近、NHKがプレミアの試合を放送するこ
とになった。
一応説明すると、プレミアというのはイギリスの一部
リーグのことで、世界3大リーグの一つ。
他の2つは、また殺人事件が起こったイタリアセリエA
とスペイン、リーガエスパニョーラの二つ。
もう一つ、高原のいるドイツブンデスリーガを入れ、4
大リーグと言うこともある。
そのプレミアの試合「リヴァプール対フラム(嘗て稲本
が所属)」を見たのだが、普段見慣れているJリーグの
試合とは明らかに違う。
まずパススピードの速さ。
兎に角早い。
普段からあのスピードでやってるから、トラップの技術
も上がるわけだ。
そして、体の強さ。
簡単に倒れない強さは、はっきり言って日本人には難し
い。
それと、運動量。
ジェラードなんかも、本当良く走る。
で、当然「浦和対セパハン」の試合も比較しながら見
てしまう。
そうなると、今回活躍の永井なんかでも、その運動量
のなさに不満を感じるようになる。
前線では、ポンテが一人走回っているイメージがある。
浦和はポンテがいて、本当助かっている。
伊達に「レーバークーゼン(ブンデスリーガ)」にいた
わけではないな、と思う。
結局、オシムが言ってる「走れ」は、基本中の基本な
んだと、今更ながら確認した次第だ。