ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

kiki dee

2007年12月01日 | 音楽


T君に、ついでのときにと「Tim Buckley」のcd「lorca」
を頼まれていたが、ついでを無理やり作るということ
で解決した。
こちらもほしいものがあったのだ。
それが「Kiki Dee」。
自分にとっては懐かしのメロディー的なもので、聴く
機会が殆どなく、つまりFMでも滅多にかからないので、
今回買う事にした。
この前お気に入りの「女性ボーカル」などという話を
したお陰で、無性にほしくなってしまったのだ。
それにしても、この「kiki dee」という歌手の知名度は
どれ程のものなのだろうか。
キキ.ディー、名前は印象的だと思うが(少なくと自
分にとっては)。
時代的にひょっとすると「オリビア.ニュートンジョン」
とかぶったのかも知れない。
今回改めて聴いてみると、声質はちょっと似ている。
しかし、「kiki dee」の方が断然良い。
あと考えられるのは、ビジュアルか。
アイドルとしての人気が「オリビア..」は凄かった
から。
本来、人気があるなしは聴くほうとしては全く関係な
く「kiki dee」がお気に入りなのだから、どうでも
良いと言えば良いのだが、もう少し人気があっても良
いのではないかという気持ちはやはりあるのだ。
これが、例えば「brian eno」であるならば、何の不
思議もないのだが、ポップス歌手の話だから、それな
りに人気というものにも関心が向いてしまう。

それにしても、向こうの歌手は総じて歌が上手い。
実力のある歌手がごろごろしているんだろうことは、
簡単に想像がつく。
日本で上手いとされている「ウタダ ヒカル」が太刀
打ちできないのも納得である。
実際どこが上手いのか分からないが、ことポップスに
関してはそのレベルの差はかなりのものだと思う。
「kiki dee」を聴いたら、ついついそんなことを考え
てしまった。

そして、もう一つのT君の「tim buckley」だが、こ
ちらは「kiki dee」どころではないマイナーな歌手で、
夭逝でもあるしで、極ごく一部の間では伝説となって
いるのではないか、と思わせる歌手だ。
「lorca」を聴かせてもらったが、「ドアーズ」のジム.
モリソンを髣髴とさせるヴォーカルで、これまたなか
なか良い。
T君が好きなのも、マイナーであるというのも納得で
ある。
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