対ACミラン、1-0で浦和は負けた訳だが、良く頑張っ
たとも言えるし、スコアー以上に差があるとも言えるし、
どちらにしろ浦和にとっては、良い経験になったこと
は間違いない。
パスのスピードとか、寄せの早さ、瞬間の判断の早さ、
一つ一つの差が、全体ではやはり大きく、この差は一
朝一夕で埋められるものではない。
一歩一歩改善するしかないということだろう。
万が一浦和が勝ったりしたら、世界的に見れば、あま
りに魅力がないカードとなるところだったので、1-0
というスコアーは、なかなか絶妙なスコアーだったとい
う気もする。
浦和にとっては、可能性を感じさせるものとなったし。
それとは関係ないところで、あのジーコ率いるトルコ
の「フェネルバフチェ」は、欧州チャンピオンズリーグで、
決勝トーナメント進出を決めた。
あのジーコが。
監督しての能力が上がったのか、とは素直に思えない
のは、彼のやり方を見ていたからだ。
考えられるのは、チームの核としてブラジル選手を入れ
たのが効果的だったということだ。
特に「ロベルトカルロス」が利いているのでは、と思
う。
彼なら、ゲーム全体のコントロールが出来、実質監督
のような役割を担うことが出来るのではないか。
と、どこまでもジーコの実力に疑問符なのだが、本当
に有能な監督であったなら、考え方を改めます。
このところ、ずっと休んでいる中村俊輔の「セルティック」
も進出を決めたが、最終試合が対ACミランで、スコアー
も浦和と同じで1-0。
だからなんだという話だが、言いたいことは、ACミラン
というチームは、1-0で勝つことは、2-0、3-0で
勝つのと同じく、余裕を持って試合をコントロールし
ての結果であったり、つまり必ずしも辛勝ではないと
いうことだ。
つまり、浦和が1-0で勝つのは、とても余裕を持っ
てなどと言えないが、ヨーロッパの強豪チームはそれ
ができるのだ。
この辺は、サッカーの歴史文化の違いというものだろ
う。
それにしても、今現在、中村俊輔はどうなってるんだ。
怪我なのか、調子そのものが上がらないのか、今ひと
つ正確な情報が伝わってこない。