ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ナポリピザ

2008年02月07日 | 食べ物


久しぶりに「フォルマッジョ」。
本格的な「ナポリピザ」が食べたくなったのだ。
この時期、店の周囲は完全に雪で真っ白。
雪が無くても、こんなところに店があるのかと思うく
らいのところ。
その気配が、更に濃縮される。
店を中心に半径100メートルは、まるで北海道のよ
うだ。
最近、薪ストーブにして北海道色も増し、雰囲気的に
も今が一番かもしれない。

今日はACミランのユニフォームは来てなかったが、
シェフに迎えられ店内に。
と言っても、薪ストーブを導入したせいで、テーブル
一つ分少なくなって、唯でさえ3テーブルと少なかっ
た店内が、2テーブルとなってしまっていた。
BGMはいつものジャズではなく、オペラというより
オペレッタ、のようなものがかかっていた。
薪ストーブの柔らかい熱を感じながらの「ナポリピザ」、
なかなか役者は揃っている。

今日は「マルゲリータ」がある。
普通、ピザを売り物にしているところは、「マルゲリータ」
は定番で、一番基本的なピザであるのだが、ここは去
年から「マルゲリータ」は水牛のモッツァレラが入っ
た時しかやらないという方針を打ち出した。
そこまでこだわらなくても、と思ったが、そういうこ
とらしい。
個人的には、具は少ない方が好きなので、「マルゲリ
ータ」が無い時は選択肢が無くなってしまう。
まあ、今回は幸いにも水牛のモッツァレラがあって良
かった良かったである。
よく、チェーン店でナポリタイプのピザとか見かける
が、はっきり言って違う。
そっち方面ではあるが、ナポリには到達していないの
だ、それらは。
まず、根本的に粉が違う。
勿論、他の発酵の仕方捏ねかた焼き方全てが違うのは
言うまでもない。

で、久しぶりの「マルゲリータ」は、発酵具合もちょ
うどのかなり良い出来の「マルゲリータ」だった。
そして改めて水牛のモッツァレラを味わうと、今まで
はあまり感じなかったのだが、というのは、モッツァレラ
の印象は味が無いだったので、それが大分違っていた。
水牛の本物はこくもあり、香りも乳臭く、美味い。
シェフのこだわっていた味はこういうことかと、遅れ
ばせながら納得した。
これからは、「マルゲリータ」は水牛のモッツァレラ
に限るね、だ。
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