ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

初蜻蛉

2010年04月05日 | 生き物 自然


なかなかポカポカ陽気にならないと昨日書い
たら、その後日が差して結構暖かくなった。
というこで昨日はちょっと春らしい天気であっ
た。そんな陽気に誘われて、越冬していたト
ンボが陽を浴びに家の庭に飛んできた。今年
初のトンボである。全部で六匹ほど。種類は
成虫で越冬する「オツネントンボ」である。
時たま餌の蚊を捕るために飛立つが(それが
なかなかの狩人ぶり)、それ以外は日向ぼっ
こという風情。冬の間は殆ど絶食だろうから
その食欲は旺盛である。遠目には土色一色で、
まあ地味なイトトンボなのだが、あの体で(体
長4センチ)冬を越したと思えば、愛おしさ
も倍増というものである。それに今回接写し
てよく分かったが、土色一色に見えた体表は、
なかなか渋い模様が施されている。まるで蒔
絵のようではないか、と、オツネントンボを
見直してしまった。
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