昨日の「無用庇」と同じ壁に存在したのが、 今日の「純粋門」、いや門と言うよりは玄関、 いや位置的には裏口、ということは「純粋裏 口」か。これも「無用庇」の仲間に入れても 良いのだが、この場合、裏口としての存在感 が強いのでそちら側に光をあて「純粋裏口」 とすることにした。生成過程は「無用庇」と 全く同じ。何かの理由で使わなくなって、入 り口としての機能を奪うべく潰してしまった。 結果、遺跡のような構造物として残った。全 てに共通するのは、それらの構造物は最早何 の役にも立たないということである。しかし、 こんなところでちょっと注目される。少なく とも存在を認めた人間が一人はいたのである。 「純粋裏口」という名前まで貰って。それにし ても、サラ金の看板は一体誰が見るというの だろう。湿ったような狭い路地で、人はまず 通らない。
昨日の「無用庇」と同じ壁に存在したのが、 今日の「純粋門」、いや門と言うよりは玄関、 いや位置的には裏口、ということは「純粋裏 口」か。これも「無用庇」の仲間に入れても 良いのだが、この場合、裏口としての存在感 が強いのでそちら側に光をあて「純粋裏口」 とすることにした。生成過程は「無用庇」と 全く同じ。何かの理由で使わなくなって、入 り口としての機能を奪うべく潰してしまった。 結果、遺跡のような構造物として残った。全 てに共通するのは、それらの構造物は最早何 の役にも立たないということである。しかし、 こんなところでちょっと注目される。少なく とも存在を認めた人間が一人はいたのである。 「純粋裏口」という名前まで貰って。それにし ても、サラ金の看板は一体誰が見るというの だろう。湿ったような狭い路地で、人はまず 通らない。