ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

純粋裏口

2010年04月26日 | トマソン


昨日の「無用庇」と同じ壁に存在したのが、 今日の「純粋門」、いや門と言うよりは玄関、 いや位置的には裏口、ということは「純粋裏 口」か。これも「無用庇」の仲間に入れても 良いのだが、この場合、裏口としての存在感 が強いのでそちら側に光をあて「純粋裏口」 とすることにした。生成過程は「無用庇」と 全く同じ。何かの理由で使わなくなって、入 り口としての機能を奪うべく潰してしまった。 結果、遺跡のような構造物として残った。全 てに共通するのは、それらの構造物は最早何 の役にも立たないということである。しかし、 こんなところでちょっと注目される。少なく とも存在を認めた人間が一人はいたのである。 「純粋裏口」という名前まで貰って。それにし ても、サラ金の看板は一体誰が見るというの だろう。湿ったような狭い路地で、人はまず 通らない。
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