この時期に雪か、こういうのもなごり雪にな るんだろうか、と春があまりに遠い日々だが、 何だか精神的にも鬱屈しそうな呪われた天気 である、とそこまで大袈裟ななものでもない が、これがアイスランドであれば、噴火を目 の当たりにして、大地の怒りによって噴出し た煙に覆われた憂鬱な世界、という表現もしっ くりくるかも知れない。 そんなどうにもスッキリしない世界に、一服 の清涼剤ともなるような一品を。この前の傑 作(パッチワークのような原爆タイプ)の向 かい側にあった同じような原爆タイプ。修正 を施してないので、むしろこれが純正の原爆 タイプと言えるのであるが、謎の図形の範 疇にも片足が入っているのが何とも魅力的。 形からすれば、明らかに家の形なのだが、問 題はその大きさなのだ。あまりに低い。一階 部分に二階まで収まったようなコンパクトさ のなのだ。そこが謎の図形たる所以なのだが、 よく見るとわざわざ描いたようにも見える。 そうなると立派な作品となってしまう。差し 詰めイブ.クラインといったところか。
この時期に雪か、こういうのもなごり雪にな るんだろうか、と春があまりに遠い日々だが、 何だか精神的にも鬱屈しそうな呪われた天気 である、とそこまで大袈裟ななものでもない が、これがアイスランドであれば、噴火を目 の当たりにして、大地の怒りによって噴出し た煙に覆われた憂鬱な世界、という表現もしっ くりくるかも知れない。 そんなどうにもスッキリしない世界に、一服 の清涼剤ともなるような一品を。この前の傑 作(パッチワークのような原爆タイプ)の向 かい側にあった同じような原爆タイプ。修正 を施してないので、むしろこれが純正の原爆 タイプと言えるのであるが、謎の図形の範 疇にも片足が入っているのが何とも魅力的。 形からすれば、明らかに家の形なのだが、問 題はその大きさなのだ。あまりに低い。一階 部分に二階まで収まったようなコンパクトさ のなのだ。そこが謎の図形たる所以なのだが、 よく見るとわざわざ描いたようにも見える。 そうなると立派な作品となってしまう。差し 詰めイブ.クラインといったところか。