西部劇の「ウエスタン」を見る。監督はセルジオ.レオーネ、音楽はエンリオ.モリコーネという黄金コンビ(夕陽のガンマンと同じ)の作品。それにしても、今、何故、と思うかもしれないが、例によってネットで発見して懐かしさのあまりについつい見てしまったのだ。懐かしいと言ってもいつ見たのかは思い出せない。そのくらい昔に映画館で見て、内容は殆ど覚えてないのだが音楽だけは未だに口ずさめるほど印象に残り、今回その中身も改めてじっくり見たいと思ったのだ。主な有名どころの出演者は大方覚えていた。チャールズ.ブロンソンン、ヘンリー.フォンダ、クラウディア.カルディナーレ、しかしジェースン.ロバーツは完全に忘れていた。見た後の当時の印象は、結構退屈だった、とそこまでは覚えている。
原題は「once upon a time in the west」。これは今回初めて知った。このタイトルを聞くと、同じレオーネのその後の映画「once upon a time in america」を直ぐに連想する。好きなフレーズなのだろう。ウエスタンの方は、原案にベルナルド.ベルトリッチが関わっていることも今回初めて知った。これはかなり意外であった。そして内容であるが、基本的にはチャールズ.ブロンソン演じる謎のハーモニカ吹きの、ヘンリー.フォンダ演じる企業家に付いた殺し屋に対する復讐譚である。お約束のクローズアップ多用、思わせぶりなハーモニカの演出と、如何にもマカロニウエスタン的雰囲気を漂わせていて、最近の映画タランティーノの「ジャンゴ繋がれざる者」と比較するとかなり面白いのではないか。
しかし、この映画も結構長く(140分)、冗長に感じる部分が多かった。当時退屈に感じた理由の一つは多分これだ。そして、当時はもっと派手なアクションを期待していたのだと思う。その割には、列車の外から窓越しに、ブーツに足ではな拳銃を持った手を忍ばせ撃つシーンははっきり覚えていた。このように、映画全体ではそれほどでもないのに、あるシーンやら音楽だけをよく覚えているというのはどういうことなのだろう。そういう意味では、印象的な映画であったことは事実なのである。音楽については、有名な「夕陽のガンマン」のものよりこちらの方がずっと印象的なのだ。それとこの監督の映画は、他のものも結構長いのが多い。特に「once upon a time in america」などはあまりに長すぎて(227分)最後は寝てしまった。「夕陽のガンマン」さえ長いという印象がある。長尺もこの監督の特徴なのだろう。