毎年のことなのだが、今年も庭ではナミテントウムシが発生した。確認すると(こういう場合ブログは便利)、時期的には去年とほぼ一緒だった。ただ、その数は大分少ない。原因は、餌となるアブラムシの数が少ないということと思われる。ざっと見て去年の四分の一くらいの感じだ。餌がない分共食いが多く見られたというのも今年の特徴。元々共食いの習性が強いというのは今回初めて知ったのだが、観察しているといろいろ面白い発見があるのはこの手のものの楽しみの一つである。
それにしても、毎年同じようなことをしていてよく飽きないものであるのだが、ここが大事で、同じようなことをしていると思われても実は同じではないということだ。自然は、一見同じように見えるのだが、常に変化している。同じことは二度とないのである(本当は自然に限らずだが)。だから、自然相手だとその変化している部分が見えるかどうかが重要となる。差異が楽しめれば、自然は楽しさの宝庫であるのだ。と、何だか教科書にも載ってそうな文章を書いてしまった。