ビオトープを覗いていたら、オオシオカラトンボのヤゴが、ヤンマ系ヤゴ(未だ同定できてない)に近付いていった。オオシオカラの方はヤンマ系がいることには気付いていない。唯、ヤンマ系は大きさがおよそ2.5センチの細身なので、オオシオカラを食べるほどの力はない。オオシオカラは2センチほど。こちらはもう羽化してもいいような大きさとなっている。ガタイはいい。そしてオオシオカラが徐々に近付き殆ど触れるくらいに接近したとき、ヤンマ系は突然尻尾を振りオオシオカラを追い払ったのだ。びっくりしたオオシオカラは慌てて退散。なかなか面白い光景であった。
そんなビオトープだが、一昨日から水質が一気に悪化した。これは3年連続の症状だ。本当に一夜にして激変するのだ。底から気体が湧き、臭いは発酵臭と言うよりは酸っぱいような腐敗臭。水は当然濁る。これは、水温がある温度になると、底の泥の中の微生物の動きが活性化し、一気に腐敗(発酵でもメカニズムは同じ)が進行するからのことだと思う。気体は窒素ガスだろうか。去年までは、こういう状態になると水を入れ替えたりしたが、今年は放置してこの先どういう変化をするのかを観察してみたい。ヤゴは大丈夫だが、ヒメダカは酸素不足も考えられるので、その時は仮設ビオトープに移動だ。